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オンボロ車で東欧諸国横断の旅「Jalopy」レビュー

皆さんこんにちは。

皆さん旅は好きですか?私は大好きです。
旅は好きでも時間はないし、準備も大変…。家で旅を追体験できるゲームはないかなー。そんな欲望を満たしてくれるゲームが、steamにはありました。「Jalopy」をプレイした私の体験をここに残していこうと思います。

ちなみにsteamで1500円で配信中。自分は15時間くらいでクリアしました。
値段相応のボリュームという感じ。
コントローラー対応。日本語対応。

愛すべきオンボロ車を駆り諸国を横断しよう

まずはトレーラーを見てください。そこにすべてが詰まっています。

商品ページ紹介文引用

タイヤ交換、燃料消費、キャブレター故障、泥だらけのガタガタ道。昼でも夜でも、雨でも晴れでも、何千マイルにも及ぶ道のりを突き進め。次々と巻き起こるJalopyワールドの出来事にうまく対応しておんぼろ車を乗りこなせ。
愛車のLaika 601 Deluxeをアップグレードしたり、メンテナンスしよう。タイヤの状態からエンジンの調子、トランクのスペースに至るまで、常に細心の注意を払っておこう。変化し続けるこの世界を進んで行くには、おんぼろ愛車のどんな異常も対処してゴキゲンを整えてあげる必要がある。積み荷の重さからキャブレターの状態など、全てがこの広大な世界で走るパフォーマンスに影響する。
資本主義の勃興は経済における困難な状況をもたらせた。ガラクタをあさって小さな稼ぎを手にしたり、広大な世界の豪商となり国境警備隊の目を盗んで密輸品を取引し、大きな利益を得よう。

STEAM


jalopyとは、ゲーム内容紹介


あらすじ

ある日プレイヤーは、叔父からオンボロ車「Laika 601 Deluxe」を譲り受けます。その車はドアもなし、エンジンもなしと廃車寸前の有様です。叔父から修理の方法を教えてもらい車は何とか走れる状態に。
そして叔父に言われます、「旅に出よう」と。オンボロ車「Laika 601 Deluxe」に乗り、ベルリンから出発しはるか彼方のトルコを目指して旅が始まります。

ゲームシステム

このゲームはジャンルでいうとドライブシミュレーターに当たります。
最初の出発地点は叔父の家があるベルリン。途中のいくつかの国を経由し最終的にはトルコのイスタンブールを目指します。
まずは家から出発し、次の街のモーテルで一夜を明かす。そこで一区切り。泊まったモーテルから出発し、次の街のモーテルへ。その繰り返しで最終的にトルコを目指す流れとなっています。

ただしLaika 601 Deluxeはかなりのオンボロ。たびたび故障し、その都度車を降り修理をすることになるでしょう。かなり手のかかるやつですが、だんだんと愛着がわいて大切な相棒になっていきます。

ゲームの流れ

1.まずはアバウトすぎるマップを見て、目的地とルートを決めよう。

ざっくりと距離、ガソリンスタンドの有無、天候、路面状況などが書いてある。基本的には距離は短めで、晴れ、平坦な道が好ましい。
ちなみに?マークのあるルートでは車のパーツを拾える整備工場が出現することが多い。

あまりにも簡素すぎるマップ


2.これから起こるトラブルへの覚悟を決めたらいざ運転


手順が意外とリアル寄りで、まずキーを挿す、回してエンジン始動、ハンドブレーキを解除でやっと走り出せる。
エンジンをかけた時のサウンドが何とも言えない高揚感を煽る。

ライト、ラジオ、ワイパーなどの操作も実際の車と同じ箇所をクリックする


3.次の街を目指してひた走れ!


最初のうちはトラブルが起こらないことがない。
ガス欠、部品の故障、タイヤのパンク…。持てる資源と知識をフル活用し、何とか走り続けよう。
次の街に入ってモーテルで就寝すればひとまずゴール!

これがモーテル。自分は最初どの建物がモーテルかわからずさまよっていた。度重なるトラブルでたどり着いたのは深夜。やっと町の光が見えて安堵するっていうのはこういうことなんですね。

モーテルに泊まるにもガソリンを買うにもお金がかかる。必要なお金は道中拾える物資を売り捌いて賄おう。
jalopyの世界では道路に箱が定期的に落ちている。それを開ければ中からワインやらタバコやら薬が出てくるので、トランクに詰め込めば後でガソリンスタンドで換金できる。

4.次の目的地へ…


トルコにつくまで旅は続いてゆく。最初あった金はどんどん減っていき絶望してしまう時もあるだろう…。
でも大丈夫。詰んでしまってもメニューから最初の家からいつでもやり直せます。何度もチャレンジし、徐々に車をアップグレードしトルコを目指そう。


旅にはトラブルがつきもの!トラブルの紹介と解決法

ガス欠で自走不可


現実でも起こりうる定番のトラブルですね。ガソリンがなくなるともちろん車は動かないので、徒歩で最寄りのガソリンスタンドまで行く、もしくは車を押していくことになります。
ただどの地点にガソリンスタンドがあるかはわからないし、ルートによってはそもそもガソリンスタンドがないこともあります。
よほど近くにガソリンスタンドなければ、メニューからリスタート推奨です。

このトラブルの解決法としてはそもそもガス欠を起こさないことが重要ですね。最も長いルートでも450キロくらいなので、大体30Lくらいあれば次の街までもちます。
ガソリンタンクに10L、携行缶2個で20Lなので最初は忘れずに持っておくと安心です。

ちなみにパーツのキャブレターが壊れていると燃料消費が爆増するので、これだけでも修理するのがおすすめです。
エンジン以外のパーツもエンジン修理キットで修理できます。


タイヤがパンクして自走不可


これも現実でもあり得ますね。現実ではパンクは前触れなく起こることがありますが、このゲームではタイヤの耐久値が0になることでパンクします。
出発前に財布の許す限りタイヤのメンテナンスをしよう。
パンクするとスピンしてまともに走行できないというのもあるんですが、登坂性能が大幅に低下してちょっとした坂が登れなくなります。
坂が登れないということは結局進むことも戻ることもできなくなるので実質詰みですね。
これも近くにガソリンスタンドがない場合は、メニューからリスタートしましょう。

所持金ゼロで何もできない


所持金がない、それはつまりモーテルに宿泊することも燃料を買うことも故障を修理することもできなくなるということ...。
ゲーム的にモーテルに泊まることは必須なので、宿泊代金がないと完全に詰みです。この場合はリスタートしてもどうしようもないので、一回故郷の家に帰りましょう。
ちなみに最終手段としてモーテルの宿泊客のドアを叩くと、たまにスタッフと勘違いした客が宿泊代金を差し出してきます。完全に犯罪ですが背に腹は変えられないので何食わぬ顔で受け取りましょう。

シンプル犯罪


自分が最初わかんなかったシステム解説


リスタートとホームに帰るの違い

このゲームでは道中詰んでしまったとき用にリスタートとホームに帰るの二つの選択肢が用意されています。
まずリスタートですが、現在の車の損傷具合とトランクの中身はそのままで最後に宿泊したモーテルまで戻ります。
対してホームに帰るを選ぶとトランクの中身はそのままで、車は修理された状態で最初の出発地点(叔父の家)まで戻ります。
つまり道中詰んでしまったときに、まだ所持金に余裕があり町まで戻れば立て直せるならリスタート。もう所持金もゼロで何にもできないという状態ならホームに帰るを選択すればいいと思います。


バールとジャッキは店で借りれる

バールは鍵のかかった箱を開けるために、ジャッキはタイヤの交換のために使います。ただ結構高いので最初は購入が躊躇されます。
この2点ですが店で売ってるものを手に取って、使って返せば料金は発生しません。最初のうちは鍵付きの箱はそのままトランクに詰めてガソリンスタンドで開けるのもおすすめです。

何食わぬ顔で使ってそのまま返そう


手に持ったものは1キーと2キーで持ち替え可能

買い物には財布が必要なんですが、財布を持って行ってそのまま商品を持つと商品をレジに通せません。毎回商品をレジに通してから車に財布を取りに戻るという不可解な行動をとっていたのですが、これは1と2キーを押すことで持ち替え可能です。
皆さんは私のように不審者にならずにスマートにお買い物を楽しんでください。

必ず右手に持ったものをアクションするため永遠にタイヤが買えなかった


エンジン修理キットでなんでも修理可能

エンジン修理キットというくらいなので、エンジン用だと思ってましたがパーツなら何でも修理可能です。
自分は最初エアフィルターとキャブレターは使い捨てだと思ってました。
エアフィルターはまだしもキャブレター使い捨てっておかしいなあ、と思っていましたが皆さんは同じ轍を踏まないようにしてください。


持ち込み禁止品は検問所の前の看板でわかる

国ごとに持ち込み禁止品が決められているので、うっかりトランクに入れておくと高額の罰金が科されます。
自分はクリアしてから気づいたのですが、検問所の前の看板に禁制品は🚫マークがついてわかるようになってました。

ここではコーヒー豆を持ち込もうとすると捕まる


日本語設定でアップグレードパーツを買おうとするとバグる

本来カーショップでアップグレードパーツを購入できるのですが、日本語設定でプレイしていると文字化けしていて何が何だかわかりません。
ついでにページをめくっているとクラッシュしてしまうので、パーツを買うときは英語設定に変えるといいと思います。

まとめ

こういうドライブシミュレーションゲームは意外と数が少ない印象です。このゲームは「旅をしてる感」をかなり感じられるのでおススメです。
ガソリンスタンドに寄って、エンジンを止める。しばらくの静寂の後、またキーを回すと戻ってくる子気味のいいエンジン音。そういう地味な静と動を感じられるいい作品だと思います。
その反面起伏のあるストーリーとか、派手なアクションはないです。やってることは結構地味なので、その辺を許せる方なら楽しんでもらえるのではないかと思います。

steamで定価1500円くらいですが、プレアジとかだと半額くらいで売ってます。気になる方はチェックしてみてください。


以上です。
快適とは程遠いトルコへの旅をお楽しみください。

それでは。



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