自分が死んだら地球にやさしい方法で埋葬してほしい - Human Compost(人の堆肥化)について調べた話
この約6年、興味が広がりながらconnecting the dotsし続けている気がする。
経歴:環境問題に漠然と興味をもって始めたゼロウェイストにハマり東南アジアでフェムテック商材を売る→コンポスト(堆肥)を始める→帰国し国内の仕事環境になかなか馴染めず、心と体の健康のため有機農業をはじめる→農業にハマり長野移住→東京に戻る←今
そして昨年からすごく気になっているのがHuman Composting、つまり人の堆肥化。
環境問題や食への興味から始めた堆肥作りもそうだけど、最近はオンラインでカウンセリングを受けたり、仏教にも興味を持ったり、心が辛い状態を抜けるためにもがいていました。だからこそ、ここに巡ってきたような気がする。
埋葬方法は、日本はほとんどが火葬。私もつい近年までは火葬が場所も取らないし良いと思ってた(けど全然違うみたい。このことはまた書きます)。あと土葬も海外ではあると聞きます。
エコな埋葬方法だと、日本では樹木葬というのがあります。樹木葬をしているところは限られますが、木や草花の下に遺骨を埋葬し、自然へ還ることができるということで、こちらも興味あり。
ただ、日本の樹木葬は、火葬した後にその焼骨を骨瓶に入れずに木や草花の下に埋める、という方法のようで、これだと火葬における環境問題は相変わらずなので、やはりHuman COmpostingなどの「環境問題」から考えた方法とは違うのかな、と思ってしまう。
Human Compost(人の堆肥化)プロセス
Natural Organic Reduction(自然な方法で有機に還元する)とも呼ばれています。有益な微生物の力を借りて堆肥化するので、農家さんや私たちも家庭でやっている、野菜の切れ端や食べ残しを堆肥化するのと同じ感覚です。
火葬せずに遺体が30日で土に還る
Human Composting のスタートアップであるアメリカのRecomposeによると、"Each body creates one cubic yard of soil amendment, which
is removed from the vessel and allowed to cure for two to six
weeks."、つまり1遺体あたり1立方ヤード(約1㎡!)分のコンポスト(土壌改良質)を作り、30日後に容器から取り出して2週間から6週間かけて硬化させ、庭や森に還すことができるようになるそう。
ということは計約44~72日、日本でいう四十九日や七七日と近くないですか!? 偶然なのか。。何だか運命のようなものを感じたりもしてしまいます。
海外での取り組み
欧米では、キノコの菌を使ったりフリーズドライしたり、エコな葬儀方法がいくつか見つかりました。
今回ここで調べているHuman Compostは、正式にはNatural organic reductionというそうで、アメリカ発祥なのかな?
ワシントン州のスタートアップRecomposeのファウンダー/CEOのKatrina Spadeが、ワシントン州立大学などの研究チームと共同でリサーチを行い、2019年春にアメリカで初めてこの埋葬方法が合法化、あと現在はオレゴン州、コロラド州の3つの州でしか合法化されていません。
コンポストが合法化されたとはいえ、世界的にもまだ珍しいことで、特に宗教的な理由で伝統的な葬儀のスタイルを変えて、お墓をやめ、土に還すことに対しての抵抗はまだありありそうです。
これからも調査は続きます
自分だけでなく、ペットが死んだときにどうしたいかも考えています。
コンポストしてできた堆肥をどう使いたいのか、もし樹木葬のように木や草花を植えたら、遠くに引っ越した場合はどうなるのか、思い出として少し取っておくとしたら、遺灰じゃなくて堆肥になるのか、、
そして、思い出はどうやってデータで管理するのか。この辺りは埋葬の話とは違いますが、バーチャルでの葬儀や死後のメモリアル?についても興味があります。
これからも、環境にやさしい埋葬について調査したことを書いていきますので、興味を持ったらぜひまた読みに来てください!
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