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inagakijunya
改変期である
どうも山ぱんだくんです。標準時で言うとまだ七夕なんで、願います。人のお金で寿司が食いたーーーーーーーっ
さてさて、山ぱんだくんと月曜の理屈
第六十四回は「改変期である」
春と夏の間の改変期は面白い番組が意外と多い。
第六十四回 改変期である
この連載も六十四回まで来て初心に帰る、自己を省みる、初回を読み返しては穴を掘って永遠にその中に消えたくなる。
ようするに、この連載も改変期である。
書き始めて一年ちょっと、そもそも僕がここで何を書きたかったのか思い出そうとしても思い出せないところにまでやってきた。チューニングをする時だ。
たしか、もっと素朴なことが書きたかったはずだ。水曜どうでしょうが面白いとか、電車から見えるお店の壁の落書きが好きだったとか、そんな何気ないことを、つらつらと。
月曜日の朝に決まった時間に決まった場所にいるさり気ない存在になりたかった。気がする。喫茶店のBGMくらいにさり気なく、通学路のお地蔵さんくらいに変わりなく。
そんな存在が誰かの心を助けることもあると信じて、誰が読んでいるかも分からない文章を書いていた。気がする。
改変期、初心に帰り、チューニングをする。ここでもう一度、最初の意図の文脈に戻りたい。
眠れない夜、ただベッドに横たわってぼんやりしていて、けたたましい音で救急車が走り抜けた時。私が気怠い空気の底に沈殿している時も誰かが必死に誰かの命を運んでいるということに、たまらなく泣きたくなる。
そんな話を。