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それは現実逃避かあるいは

どうも山ぱんだくんです。入りたい、ではなく入れます、の意でシフトを出していたら全部働くことになるような人生やってます。今日も絶好調で人権がない。

さてさて山ぱんだくんと月曜の理屈
第五十五回は「それは現実逃避かあるいは」
現実逃避じゃ…ない…もんっ…!!

第五十五回 それは現実逃避かあるいは


さて、いよいよ本日である。文学フリマ東京@東京流通センター第一展示場(まずたどり着けるのかが心配)。以前の記事で軽く触れたが、今回の初出店を決めたのは代数系の授業中だった。環だか体だか群だかなんのこっちゃとなっていた時に何気なく見ていたどこかのページで文学フリマの存在を知ったのだ。

そして衝撃的なひらめきとともに東京の出店申し込みを済ませ、コンセプトを決め、メンバーを決めて原稿依頼を送った。全ては90分の間の出来事であった。

時に僕は就活生である。スーツは着ていないし髪も金髪混じってはいるが、一応、就職活動をしている。出店を決めるにあたって「いや、そんなことしてる暇あるのか…?」という思いがなかったわけではないというと嘘になるかもしれないが本当かもしれない。

でもそんな考えがよぎった30秒後くらいには出店を決めていたので大して悩んだわけでもないんだろう。善は急げ、鉄は熱いうちに打て、とかなんとやらだ。

今、僕が作りたいと思ったものを忙しいからと後でにしたらそれは別のものになると思った。今書きたいものを今書かなければ何も意味をなさないと思った。残しておきたい今があって、忘れたくない今があって、文学はそのホルマリン漬けであるといいと思う。

だから筆記試験の勉強そっちのけで小説を書いたし、ESそっちのけで製本と編集作業をした。それらの行為はもしかしたらただ就職活動という現実から逃げているわけではないと言えば嘘になるかもしれないが本当かもしれない。

それは現実逃避か、あるいは。