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日韓併合

 日韓併合は韓国の反日教育から日本が侵略したと思っている人は多いでしょうが、70年代までは大韓帝国が外国からの借金の肩代わりに日本に売り渡したとなってしまいました。韓国側は日本に罪悪感を持ってほしいのですが、日本側は戦前の朝鮮半島に対して罪悪感を持つ人は少ないでしょう。

 朝鮮半島の李王朝は中国の属国でしたが日清戦争後独立を宣言し大韓帝国を名乗りました。でも先進国に認められませんでした。バーグ条約で政治能力が無いが理由でした。大韓帝国は独立宣言をしましたが秀吉の朝鮮出兵で勝った時のままの政治経済でした。まだ中世で少なくとも先進国とは200年は離されていました。近代は商工業が発達して宗教の力が弱くなり中産階級が出現する事ですが、朝鮮半島はほぼ寒冷地帯に属するので冬になると流通が止まり秋に蓄えた食料で一冬を過ごす生活を強いられていました。外国に売る物もなく貧困国だけれども世界から取り残されたくは無いジレンマを抱えていました。政治は両班という朝鮮出兵の時に活躍した文官と武官の子孫が特権階級として支配していました。近代化の為に外国との貿易も不平等条約で借金は膨らみ併合の話が持ち上がりました。

 日本が侵略したのなら朝鮮側と武力衝突があったはずでが、あったのは大韓帝国士官学校の生徒との衝突で一日で鎮圧されました。あとは個人の両班が地元で抵抗を試みましたが誰も付いてこず尻つぼみに終わりました。これは特権階級の両班の地位を日本側が残したからです。それと大韓帝国の歩兵の標準装備が火縄銃だったからです。世界は機関銃で戦争する時代に入っているのに火縄銃で戦えと言われても勝敗は目に見えています。

 日本は明治維新の教訓を基に朝鮮半島の近代化を計ります。奴隷制度の廃止をし平等社会を目指しましたが特権階級の両班を残しました。地方行政には両班が必要だった事と日本は明治維新の時に特権階級の武士を廃止したため要人暗殺から西南戦争まで起こったからです。そして小学校の建築を進めます。1910年当時の朝鮮半島には義務教育は無く、科挙の試験の為の私塾が試験用の漢文を教えているくらいでした。併合時の識字率は6%~10%、1930年代の調査では日本語もハングル文字も漢文も読めない文盲率は80%で女性は93%が字を読めませんでした。戦争が始まると男女とも40%~50%になりました。

 ハングル文字自体は李王朝初期からありましたが、両班が漢字を使いハングル文字を軽んじていたので広がりませんでした。だが日本と朝鮮半島の知識人との共通の課題、近代化には読み書き能力が必要との事で一致し小学校でハングル文字を学ばせました。小学校で日本語だけ教える皇民化は戦争からです。小学校に入るには年齢が大事ですが、朝鮮半島では近代戸籍はなく奴隷制度で名前も無い人が存在していました。子供は労働力と言う考えは強く農民の抵抗もありましたが、義務教育事業は少しづつですが前に進んでいきました。労働力を作るもう一つの柱の軍隊ですが朝鮮半島には徴兵制度を実施しませんでした。朝鮮半島で徴兵制度を実施したのは1943年からです。富国強兵殖産興業で近代化を計りたいが朝鮮半島に基礎はありませんでした。




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