見出し画像

スクリーンヒー口ー杯 #スク口ー杯

2024/6/30を締め切りとして、今をときめくKADOKAWAグループの小説投稿サイト・カクヨムにて自主企画『スクリーンヒー口ーフェスタ』略して #スク口ー杯 を開催しておりました。参加してくださったみなさま、ありがとうございます。

https://kakuyomu.jp/user_events/16818093078561133009
自主企画ページはこちら!

このnoteでは、スク口ー杯の参加作品の感想文を載せていきます。あと、最もカッコイイヒーローに『ゴールドアクター賞』を、最も魅力的なヒロインに『ウインマリリン賞』を贈呈します。ゴールドアクターもウインマリリンもスクリーンヒーロー産駒です。

今回のテーマは『映画っぽい小説』でした。
自分の思う『映画っぽさ』は自作品の感想文の欄で書きます。

企画名は名馬スクリーンヒーローのもじりであり、カタカナのロではなく漢字の口となっています。カタカナのロのままでは企画に関する情報もしくは参加者さまの作品についてX(旧Twitter)でポスト(ツイート)した場合、競馬の情報が知りたかった人へのノイズになりかねないからです。この先ウ○娘にスクリーンヒーローが実装される可能性もありますしね。自分はスクリーンヒーローの関係者でもない一介の競馬ファンなので、想定できる範囲のトラブルを回避するために検索避けのような措置をとらせていただきました。わかりにくくて申し訳なかったです。次回以降気をつけます。

今回は高砂さんにも感想文を書いていただいています。高砂さんの経歴についてはこちらのnoteに掲載しているのでごらんください。各賞の選定もふたりの意見を合わせてのものとなります。

自分が過去に開催した自主企画では枠順抽選をして内枠から順番に感想文を書いていたのですが、今回は参加受付完了順とさせていただきます。作品の内容に触れていくので、ネタバレが気になるタイプの方は本編をお読みになってからご覧ください。力作が揃っていますので、こちらの感想文を読んでから本編に入っても絶対面白いです。

・感想文

エントリーナンバー1
作品名:TEAR
作者名:筆開紙閉さん

秋乃晃の感想:一番槍ですね。ご参加ありがとうございます。
スナッフビデオを撮影する兄弟(※血縁ではない)の日常と、その終わりまでを描いた作品。スナッフビデオ、自分は現物を見たことがないのですが、フィクションならば『SAW』が当てはまるんでしょうか。最前席で見ている殺人鬼。
途中で人間のへその緒を焼いて食べるシーンがあるんですが、動物は産後の栄養補給として胎盤を食べることがあるのでまあそういう感覚なのでしょう(衛生面については触れないこととします)。動物の肉を食べる動物は美味しくないので人肉は美味しくないと言われているようですがこちらも実際に食べたことはないのでわかりません。
兄がスナッフビデオを製作する動機として、冒頭のスナッフビデオに登場してくる少女と同じ年頃であろう少女が登場するわけなのですが、人間の命を天秤にかけてどちらが重いかといわれると知らない人(この人たちにも大事な家族はいるのですが、んなこたぁしらんよ)よりは愛する人のほうが重くなってしまうのは、きっとそういう物事のバランスの繰り返しで世界は成り立っているのだと思います。弟に兄をリスペクトする気持ちがあってよかったな……(兄を想うのならさっさともらったリボルバーで少女の頭をぶち抜けば、兄がやりたくもない犯罪から足を洗えてよかったのではと思わなくもないのですが倫理観が死んだ)。
ここまでやったのならこの娘には助かってほしいと観客も祈っています。確定ではないのは、ままならないっすね。

高砂の感想:スナッフムービー、というアンダーグラウンドなテーマを日本で大々的に扱った作品は数少ないが、コミックで『GUNSLINGER GIRL』(相田裕)はテーマの主軸にそれがある作品の代表例である。あちらにはスナッフムービーの撮影者と機械化人体を持つ少女を作る自分たちとの違いについて主人公たちに逡巡があるが、本作の主人公は迷いがない。著者の作風に一貫として主人公なりの正義(世では悪であっても)があるように思う。反社会的組織の常としての権力争いで劣勢側に立たされた末端組織のボスの自害、組織改編など話の展開は4千文字の中で躍動する。アンチヒーローとしてのドナルド・トランプの面の男の面の部分(〝の〟が重複しています!)についてはさておき、それなりの悪役(偽善者だろうか)と対峙して勝ち抜き、亡き兄貴分の意志を継いで忘れ形見の娘を救う意思を固める最終の展開まで含め、汚れ役のダークヒーローとしての立ち位置は崩れない。話に貫かれたものがある、つまり主役がぶれないというのはスクリーンの原則であり、ヒーローもよくキャラクターが立っていた。

エントリーナンバー2
作品名:「マダム・ヴィスタのティーパーティー事件」
作者名:秋乃晃さん

秋乃晃の感想:わしじゃよ。映画と一言で言ってもショートムービーからアニメーションや超大作までいろいろな作品があるわけですが、その『映画っぽさ』とは『キャラクターの見せ方』だと思っています。スクリーンの中で燦然と輝く主人公、いぶし銀の活躍を見せる名脇役、トリックスターにヒールなど。どのキャラクターも、たとえ出演時間が短くともその個性をアピールしてくれるわけです。
自分は『インファナル・アフェア』という香港映画が好きなのですが、どのキャラクターも(キャラクター名は思い出せないとしても)こういう人だったよな、こういうシーンがあったよな、がパッと思い浮かぶんですよ。屋上から落ちてくるシーンとか、エレベーターに挟まれ続けるシーンとか。それぞれのキャラが立っているからこそ、映画史に残る作品が完成するのだと思います。ここまで全部個人の意見です。
自作品の『あのときのリテイカー』から秋月千夏、異世界ファンタジー『破門ドラゴンの下克上』から新堂アサヒ、ものすごく遠い星からやってきた侵略者との一生一緒のラブコメディ『One-Sided Game』から参宮拓三で三人組を作りました。いろんな組み合わせを考えると楽しかったです。それぞれのスタンスを描けたのではないかと思いますが高砂さんどうですか?

高砂の感想:リードにある〝真実を見つけるまでは〟はミスリードに近い表現となっており、ゲームライクに言えばいわゆるお使いクエストではあるが、クリア報酬をうまく組み合わせさらに追加要素を利用しないと脱出ができない密室的な作品である。『8番出口』で言えばおじさんも利用しなければならない。そういった意味では主要登場人物3人も〝要素〟のひとつとしてティーパーティーに招待されたのであろう。持ち技の異なる〝ヒーロー〟が不偏に存在するスターシステムならではのクリア手法であるが、謎解きの過程の深掘りは浅く、その点においてはスクリーンライクではなかった。ヒーローに重きを置けばそれぞれの見せ場があり、作者評の〝特撮の春映画やOVAが近い〟という点には近しいものを感じた。ここまでを含めての〝真実を~〟なのであろう。

エントリーナンバー3
作品名:Daydream on Alizarin
作者名:鯛谷木さん

秋乃晃の感想:自分で自分のことを『カッコイイ』と評せる男キャラ、個人的には好きなんですけども自分で書こうとするとナルシストみが強くなりすぎてギャグ要員になってしまうので、その辺の塩梅が暁久居刃さんはとてもよかったです。自称で色男と言えて、作中での振る舞いも不自然なく女の子を振り回している感じがよい。絶対好きでしょ。好きって言っちゃえよ。
文章での『イケメン』の表現って難しいと思うんですよ。マンガや映像作品でならそこにイラストがあるので、そのイラストの中から自分の好みの要素のあるキャラクターが『イケメン』ってことになるわけじゃないですか。文章だと文字でしか表現できないわけなので、他のキャラクターからの反応であるとか、一人称だったら鏡やら水面やらを見せないと作中には描けない。というのに、その『イケメン』かどうかを判断する基準は人によってまちまちだから厄介ですよね。
手に汗握る戦闘シーンもかっこよかったですし、ちゃんと敵を敵と見破るロジックも、普段ともに生活しているからこその部分がにじみ出ていました。この二人組がこれからも依頼をクリアしつつ生活を続けていくシリーズが読みたいので書いてください。催眠殺人術師からのリベンジ・マッチ、期待しています。

高砂の感想:異能持ちの探偵が請けた、一風変わった依頼の顛末記。相手は催眠殺人術という異能持ちの怪人である。催眠のトリックを見破ってわざとそれにかかるシーンはもう少し整理できそうな展開であるが、その白昼夢の中で著しく場面転換が起こるのは、現実の夢にもありがちなもので、この中から探偵はトリックを見破る必要がある。人称の違和感から見破る嗅覚は探偵役として優れており、ヒーロー然としている。直接対決シーンも怪人の見せる幻覚の中で行われるので、何でもありだ。無限に錬成できる竹ものさしで怪人の長剣を跳ね返して追い詰めていく過程はほどよいスピード感で描かれるが、なぜ探偵はいつも隠しポッケに竹ものさしを持ち歩いているのかは、バックグラウンドが描写されないので正直なところよく分からなかった。だが勝ちは勝ちであり、ストーリーは無事に大団円を迎える。次への展開をチラ見させるのは連作映画作品っぽくもあり、これからの探偵役の活躍を予感させるエンドであった。

エントリーナンバー4
作品名:星屑のバディ
作者名:柏望さん

秋乃晃の感想:初にお目にかかります。ご参加ありがとうございました。宇宙空間というまさしく王道のサイエンスフィクションな舞台で繰り広げられる人外ミーツ地球人ボーイ。もちろん好きです。地球人ボーイのジュンイチの行動を笑いながらも、フォローを入れてくれるゼナリアが可愛らしいですね。ちょっぴりツンデレっぽいところも高得点です。恋愛感情というよりは相棒として信頼し合っている感じも、バディモノとしての含みがあっていいですね。宇宙服を着ているぶん、本来の姿はわかりませんが、ジュンイチの姿を注意深く観察しているところからするとだいぶ違うのかな。
仲間の危機を察知して戻っていくジュンイチ、主人公をしている。それを何が何でもで制止せずどう考えても危険な場所に戻っていこうとするゼナリアも、平時のジュンイチを知っているからこその信頼関係が見て取れるのでよいと思います。正解はここで教官に任せることなんでしょうけども、正解だけが物語の答えではないですからね。
ジュンイチのことを誰よりも理解しているからこそジュンイチの一番大事なものを捨てさせることができないゼナリアの人間味がすごい。そうだよなあ……そうなんだろうけどなあ……。ジュンイチがどう思っているのかが気になる。ゼナリアもジュンイチの大事な仲間の一人であることには変わりないから……。

高砂の感想:まず、企画レギュレーションの上限1万文字ぴったりという点は際立った特徴であるが、この星の銀河系から遠く離れた宇宙の果てで展開される、異星人と地球人のコミュニケーションがストーリーの主軸である。筆者曰く固有名詞を可能な限り意図的に排したとのことなので、広い宇宙のどこか(地球から半径100万光年先ほど!)の銀河系に〝学園〟があり、主人公たちはその〝学生〟である。2人ペアでバディを組み、実習用の宇宙船で銀河の中に通信衛星を敷設して回る船外実習がある。──といった、作品の基礎を読みながら理解していくところは、原作未読了で観る映画のようでもあり、スクリーンで観ている感は演出できている。淡い恋心を初期段階から予感させ、途中で起こるアクシデントやその後始末を乗り越えていく様子は一般に予想される展開として想定外なものではないが、恋心が確信に変わり、涙が星屑になっていくというラストシーンの情景描写は作中冒頭の描写に被せられており、美しかった。
なお、補足として校閲者的視点から言うと、作中にある〝放射能濃度〟は正しくは〝放射線濃度〟もしくは〝宇宙線濃度〟と思われる(放射能の〝能〟は物質の能動性のことであり濃度には直接的に関わらない)。

エントリーナンバー5
作品名:καρδιάーカルディアー
作者名:こむらさきさん

秋乃晃の感想:黒髪長髪の純血吸血鬼さんと吸血鬼になりたいさんによる異世界ファンタジー恋愛。こむらさきさんといえば異世界ファンタジー恋愛(というわけでもない。いろんなジャンルの作品を描かれていてすごいなと思っています)。ファンタジックな生物がたくさん出てくるのに、妙に人間味があるのも特徴。それと、よく知らなくても本文中にしれっと説明があるのが助かる。そして今回の不遇少女はなんだか強い。いやジュジちゃん(不死魔)も強いが?
メンタルがしたたかでよい。弱っているからといって「吸血鬼にさせて」「今は無理」「じゃあ死ね」ができるのはだいぶ強い。ばかにされたら弱点の銀のナイフで切り裂いてくる辺りもこわい。いやこわいなこの子。最怖系ヒロイン。
魅了チャーム能力というか、洗脳系の能力はやっぱり強いですわ。相手を意のままに操れるのは即ナーフしたほうがいい。自分が助かるためにいくらでも魅了を使っていくから、ロトスが現代にいなくてよかったぜ。というか、ロトスもつっこんでいるけどもエマひとりでも復讐できるんじゃないのかな(見た目がずたぼろすぎて門前払いされそうっていう話ならまあ、仕方ないね。できれば教皇だけ倒したいもんな)。
最後までエマがロトスを振り回していったな……力強くていいですね。最後まで力強いヒロインでした。復讐を果たして、願い通り吸血鬼にもなれたのでハッピーエンドってことでよし!

高砂の感想:吸血鬼譚は世に数多くあり本作もそのひとつであるが、心臓を奪われた純血種の吸血鬼と、吸血鬼になって親殺しの復讐を成し遂げたい少女という、ふたりの主人公の復讐劇であるという点はギミックとして面白い。心臓を奪った紛い物の吸血鬼と親殺しの教皇が同一人物であることから、共同作戦が進行していくのであるが、実は銀の魔女とケットシーの間に産まれた子であるという少女のパワーが強い。吸血鬼自身はほとんど魅了くらいしかしていないので、立役者であるとも言える。それどころか教皇を倒して復讐を成し遂げるための囮に使われたりしている。女は強いのである。無事に宿敵を倒したふたりは心臓を交換し、互いが吸血鬼となって街を出る。きっとよい恋仲になるのであろう。全作中で最もライトノベルライクで趣向が凝らされているが、そのぶんスクリーン感は薄く、ヒーローよりはヒロインのほうが際立つ(華がある)作品であった。

エントリーナンバー6
作品名:カムバックヒーロー
作者名:黒井咲夜さん

秋乃晃の感想:Vシネマだ! Vシネマだ! ……Vシネマって、思い出補正が強ければ強いほど喜んでいいのか悪いのかわからなくなりますね(思い出のままでじっとしていてくれ)。本編がきれいにハッピーエンドで終わっていればいるほど(特に、最終回で変身能力がなくなった場合とか、みんなの記憶が消えた場合とか。コレは悪口じゃないよ!)なんでわざわざオリジナルキャストを集めてでも撮らないといけなかったんだろうみたいになってしまう。もちろん嬉しいことには変わりないけれども(そりゃあみんな息災でいてほしいのですが、この地球のどこかで達者でいてくれたらいいなと思うわけで)複雑なヲタクの感情を吐露するところから始めます。
こういう裏話があるのかもしれない……と思いながら読みました。フィクションであるけれどもノンフィクションの味わい。オマエの思い出作りっていうワガママに付き合わされて有給使わされて、踏んだり蹴ったりですわ、というのは現場にいる人間だけがわかることであって。ファンとしては表側のキラキラした上澄みだけを見ていたいけれども、そういうキラキラを生み出している水面下の苦労を見過ごすわけにもいかないのかもしれない。
映画をテーマにとったスク口ー杯らしい作品でもあり、かみよもやいまむかの世界観の劇中作に触れることができてかみよもやいまむかのファンとしては嬉しい作品でもありました。ご参加ありがとうございます。作り込まれた世界観の一部になれるってなかなかない体験ですからね。いまむかの続きも楽しみにしています。

高砂の感想:特撮戦隊ヒーロー映画の撮影ドキュメンタリータッチという手法で描かれる、企画テーマから見ると切り口が異色とも言える本作。特撮ドラマの10周年企画作品で10年ぶりに再会したヒーロー/ヒロイン役たちの現実パートと、映画の脚本風に描かれる撮影パートが交錯してストーリーが展開されていくが、〝スクリーンの中のヒーロー〟と〝その現実〟が話の主軸であることは一貫している。特撮作品にありがちな、仮の名のまま発売されてしまう玩具や脚本が分割されていてメインキャスト以外にはラストが分からないところなど、小ネタが散りばめられていて分かる人にはクスリとくるポイントである。切り口が異色との評を最初に記したが、映画を作っている話であり、その情景描写はまさにスクリーンであり、ヒーローの話でもある。その華々しさと現実パートとの乖離が、これまた現実にあり得そうな話であり、芸能の世界の厳しさに思わず思いを馳せてしまう。

エントリーナンバー7
作品名:マウンテン・ドッグと天使の湖畔
作者名:フカさん

秋乃晃の感想:犬になった片翼の天使と魂の片割れであるアレックスとの交流を描いた作品。マンハッタンのくすんだ人々を救済しながら歩いて行く一人と一匹。あるときはゴールデン・レトリバーだったり、あるときはポメラニアンだったり、またあるときはバーニーズ・マウンテンドッグだったり、ロットワイラーだったり。バリエーション豊かな犬種でいいですね(死ぬたびに新しい犬を飼っているなこの銀行員、って思われているんだろうか、周りの人からは)。
ラム肉のくだりが可愛くてよかった。アレックスは料理上手でいいなあ。アレックスもきっと一人でさみしかったんだろうけれども、喋る犬が来てくれて楽しかったんだろうなあと思うと、じんわりとよかったです。ピエタが入ってきてからも家族が増えたなぐらいの感じで、賑やかになって楽しかったんだろうな。
一本の感動映画としてまとまっていて、その、まとまりすぎていて上手いこと言おうと思っていたのに上手いこと言えなかったのですが、こういうおとなしく(絵面はにぎやかなんですが)やるべきことをしながら過ぎていく日々を描いていくのもまた『映画っぽい』作品で、最後にこの作品が来てくれてよかったなと思いました。

高砂の感想:主要登場人物の4人(3人?)の周囲で、めまぐるしく情景が移り変わっていく様はスクリーンっぽさがある。ヒーロー観というのは様々な様態が存在する中、このヒーローは終始地味で画一的な作業で人々の魂を救済していく。ヒーローとして決して派手ではないが、その長きに渡る作業の時間経過の速さをタイトルにもある犬の寿命で示しているギミックは面白い。最後のシーンで主人公たちが天界へ還れたのかどうか、判断を見る者に任す余地を残してのエンドロールである。最初はスピード感が分からなかったものの、流れるような表現は映像表現らしさを感じさせ、テーマによく沿った作品であった。

・受賞者発表

ベストヒーロー、ゴールドアクター賞
作品名:Daydream on Alizarin
キャラ名:暁久居刃
選評:かっこよかった。アンリミテッドバンブーワークス。ヒロインのキャラが立ってくれるとよりいっそう輝きを増しそう。
次点に『TEAR』の俺(ダークヒーロー的なポジショニングでよかったです)。『カムバックヒーロー』の火神依満(業を背負って闇に落ちる、これもまたヒーローの生き様よ)。

ベストヒロイン、ウインマリリン賞
作品名:καρδιάーカルディアー
キャラ名:エマ
選評:強いヒロインはいいぞ。ふとした瞬間に見せるか弱さもよかった。
次点に『星屑のバディ』のゼナリア(ラストが、たとえば種族の掟など愛の前では紙屑よ! ぐらいに振り切ってくれていたらベストにしていた……かもしれません)。『マウンテン・ドッグと天使の湖畔』のアレックス(男性キャラクターですが、主人公を献身的に支える姿に好感を持てました)。

とさせていただきます!
おめでとうございます!

・まとめ


毎度、思い立ったが吉日の精神で自主企画を開催しています。毎回いろんな作品に出会えてとても嬉しいです。みなさん文章が上手い……! 自分もこのぐらい書かねばなあと思うのですが、どうしても自分の自主企画なので「自分のやりたいことをめいっぱいやっちゃうぞ✨」になっちゃいますね。楽しかったです!
これからも突然思い立ったら自主企画を立てていきたいので、もしよかったら参加していただけたらと思います。ありがとうございました。川のあとぐらいにやるかもしれないですね。

よろしければサポートお願いします!