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好きな服

私が好む衣服や服飾雑貨に傾向があることがわかりつつあるので書いてみる~。好きな服たちの中にある特徴と、特徴がわかりやすいブランドや、その雑記を綴ります。

好みはそのうち変わるので、2021年5月時点での記録。以下は全て画像をタップでサイトに飛びます。

・構築的なデザイン

ファッションでいう「構築的」は、体の線に沿う、いわゆるピタッとした服の対極で、ただ単に骨格を衣服の支持体とみるデザインです。

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構築的な感じ、分かりますかね。どれも、体のラインを強調しておらず、ダボっとしていたり、肩の骨から布を吊るしているだけのような感じがすると思います。
ピタッとした服も着たいけれど、骨格ナチュラルの私にタイトな服は鬼門なので。。

画像はいずれもsacai 2021ssです。(sacaiというブランドの2021年のspring/summer collection、つまり春夏ということです。秋冬はawと表記します)。

sacaiデザイナーの阿部千登勢さんはCOMME des GARÇONSパタンナーをされていた方で、異素材を組み合わせた構築的なデザインのお洋服を多く作られています。

夫の阿部潤一さんのブランド、kolorのお洋服も、「再構築(rebuild)」「脱構築(deconstruction)」的で、複数の洋服を組み合わせたような、洋服への既成概念を壊される不安定な感覚を得られるサイコ~お洋服です。
脱構築の意味で、建築物におけるデザインにも近い所があるかもしれません。

脱構築:ある対象を解体し、それらのうち有用な要素を用いて、新たな、別の何かを建設的に再構築すること。


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この、複数の服を継ぎ接ぎしてるような感じ。脱構築的ってこういうことだと思います。多分。


・不安定さ

上で紹介したsacaiやkolorの服にも共通しているのですが、アシンメトリーな、安定でない感覚があったり、見る角度によって見せる表情が異なる服が好きみたいです。先ほど服を紹介したので、ここではアシンメトリーなデザインの帽子を紹介します。

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か、かわえ~~~~~!!!!!!

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存在感があってこれだけでコーディネートの主役ですね。無地のTシャツとジーンズと合わせたい~~~~!!!!

どちらもCA4LAの帽子です。一つ一つ国産かつ手作りで、デザイン性が高く、頭に不思議なくらいフィットし、職人技を感じられる、帽子専門セレクトショップです。(私の頭の形に合うだけかもしれないので、確かなことは言えない。)

MARNIの、アシンメトリーなデザインの配色ウォレットも紹介しておきます。ミニマルなころんとした感じが溜息出るくらいかわいい。

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・ディテールの繊細さ

こまかい刺繍だとか、明らかに細部に「手が込んでいるなあ」というお洋服も好きになりがちです。

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こちらはmiu miuLevi'sのコラボデニムです。繊細なビーズ刺繍など、細部に拘りがある衣服は、作り手の魂が感じられちゃって大好きです。

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このハットもすごく繊細ですよね~~~枝やどこかに引っ掛けたら即終了です。でもひとたび被ると、繊細で、クラシカルで、モダンで、絶妙なバランスでカジュアルな普段着にも溶け込んで、コーディネートを格上げしてくれます!!!CA4LAのハット最高~~~~!!!!


・シルエットの美しさ

服は人間がそれを纏って生活するので、お店に陳列してあるように「静」の状態であることはほぼなく、常に動的です。
なので、立体の人間が服を着た時の形や、動作をした時のなびき方など、服はシルエットが命です。マジで!その点で、以下のENFOLDのお洋服はシルエットが美しいです。よくポートレートの被写体の方が着るようなお洋服も、シルエットが美しい服が多いように思います。

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うっとりしちゃいますね~~。スカートはシルエットが命です。。。

ヒールやパンプスも、素材とシルエットが本当に重要です。ルブタンのヒールとかね。美しすぎる。この曲線が脚をとってもきれいに見せてくれるんです!!!!!!

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・素材感


好きになる服の必須条件として、素材感が好みかどうかがあります。が、素材の高級感は、「触った感じ」としか言えない。。。

MaxMaraのコートなんかは素材の良さの代表でしょうか。カシミヤをふんだんに使っていて、驚くほど軽く、暖かいです。一生もののコートです。

自分は骨格的に、リネン素材など、天然素材の生地が得意です。

また、構築的、や、不安定さ(アシンメトリー)と密接ですが、異素材の組み合わせも大好きです。


・自分の体を生かしている


服に着られる、という言葉がありますが、服に着られる現象を回避する一番の方法は、自分の元の体を生かすコーディネートをすることだと思っています。体のラインを生かしたり、自分の体の中で特徴的な部分を上手に強調したり隠したりして、緩急をつけることが大事です。

私の場合は、身長が比較的高いので、足を出してみたりとか、骨格的にウエストが細いので(≠痩せている)ウエストが絞られた服を選んでみたり、逆に、コンプレックスな部分をうまく隠すようにしています。(コンプレックスは書かない。言ったらそこが目に付くようになっちゃうから。)

コンプレックスをわざと強調するスタイルもかっこよくて憧れですが、ランウェイモデルではない一般人が街中でやると、好奇の目で見られるんではないかなあと敬遠しています。でも、服で何かを隠すのではなくて、むしろ目立たせて解放させるのいいなあ。いつかはやりたい。


好きになる服の特徴として挙げられるのは以上かな。好きなブランドや服はほかにもたーーーーーーくさんある。これは一部。おわり~