母が癌で亡くなってから数年になるが、時々母は夢にでてくる。 決まって、少ししんどい時期に。 今回ははじめて、母が料理を作ってくれていた。 麻婆豆腐丼と茄子の味噌汁 麻婆豆腐は市販の混ぜる調味料のものなので思い出すのは容易だけれど、夢なのに味噌汁の味がした。味を思い出した感覚が近いか。 我が家の味噌汁は少し作り方が独特だった。 「美味しい」という感覚と、「母と一緒に食べられて嬉しい」という感覚がした。 夢占いでは吉夢とでている。 これまでの母の夢も全てが吉夢だったが、
1.看護師と子育て 看護師という仕事は、夜勤や土日祝勤務ができることが正社員の条件であることが、多いですよね。 しかし、子供を産んでみてわかった事実は、世の中は日祝夜間に預かってくれる託児所はない！ あったとしても超高額。 シッター雇ったらもちろん超高額。 院内託児所や施設内託児所を併設している職場も結構増えましたが、それも未就学児のみの対応。 噂によく聞く、小一の壁に嘆く先輩をたくさん見てきましたが、もはや小一になれば正社員は諦めるしか道はないといっても過言では無
2019年母の癌が発覚。 私が離婚して地元に戻り、一年が経つ頃の事でした。最初は血尿から始まり、私は近くの泌尿器科クリニックを受診するよう勧めました。 膀胱炎どころか腎盂腎炎をおこしていた母。 寛解しても繰り返す炎症に医師が何かおかしいと気が付き、総合病院を紹介されました。 総合病院でPETCTを撮り、原因は膀胱でも腎臓でもなく癌の可能性があることが発覚。すぐに大学病院へ転院することになりました。 ところが、大学病院で精密検査をしてみても、癌の姿が見えないのです。 しかし、
私が夜勤のある病院で、正社員として働いたのは合わせて5年ほどです。 夜勤のあるフルタイムは、プライベートも自分のことで精一杯。料理もしないし、空いた時間は図書館。部屋はただ寝に帰るだけの場所。 （もちろん遊ぶ時は遊んでましたけど） 結婚願望が強かった私は、この生活では誰かと暮らすのは無理だな…と思い、結婚したら夜勤のない仕事をしようと決めていました。 【結婚と同時に退職】 結婚後は横浜で暮らすことに。夜勤をしていた職場はさっさと退職しました。 日勤常勤の仕事はすぐに見つか
医者は神様ではないし医療は魔法でもない。 医療は命をのばしたり縮めたりすることができてしまう仕事です。 そんなこと、本来は人間がやっていいことではないんだと思うんです。 施設や在宅を経験して思うことは、医療は命をいかに延ばすかよりも、いかにその人らしく生きられるかのお手伝いをする仕事なんだということです。 本人が意思決定できずに家族が意思決定する場合も多くあります。 その時に｢なんて自己中な家族、そんな事したって意味ない。｣そう言ってしまう医療者もいます。 堂々と家族に
看護師は患者さんが元気に退院するためのお手伝いをする仕事！！！ そんな夢と希望に溢れた新人さわこの配属先は「消化器外科病棟」 元気になるどころか月に何人も死んでいくじゃないか...看護師って...無力... そんなリアリティショックに撃沈した私の看護師人生を支えてくれたのは、患者さん達でした。 新人の頃に出会った患者さん3名のお話を是非紹介させてください。 1.胃癌の高齢男性 彼からは術後、退院間近の頃に手紙を渡されました。「あなたがいてくれたから頑張れた、私はもう
やっと国家資格を取得して働き出したものの、リアリティショックから退職する看護師が後を絶ちません。 それは単純に、命の重さと責任に耐えられないからだけではなくて、劣悪な教育環境の問題もあります。 横行するハラスメント…この令和の時代でもあるあるです。 ただ、私が後輩に言っているのは「資格は強み」だということ。 あなたは本当に、看護師をやめたいんでしょうか？ 今嫌だと感じてることを全て書き出してみてください。 1番もやっとするのはどの言葉ですか？ 「お局にいじめられている
恩師から「家族でもできるケアを看護師がやる意味はなんだと思う？」と、投げかけられたことがありました。 その答えは…忘れました笑 しかし、恩師の言葉と大学病院での経験を通して、私はケアに「意味」を持つことの大切さを学びました。 『誰でもできる行為 それを看護師が行う意味とはなんだろうか』 例えばのお話… A子:爪切りをやるだけの処置婦 B子:疾患により爪が長いことでのリスクを把握した上でのケアが行える看護師 こんな2人の看護師がいたとします。 どちらの看護師が信用さ
