見出し画像

育児しながらの資格勉強の気づき

はじめに

こんにちは、@encry1024 です。最近note を更新していなかったので更新しようと思います。娘は、1歳4ヶ月になりスタスタ歩き回り保育園でも元気に過ごしています。今回は、Certified Kubernetes Administrator(通称CKA )と呼ばれるIT技術系の資格試験に合格した経験を通して育児をしながらの資格勉強に関する気づきを共有したいと思います。おそらく、この記事を読んでいる人はITエンジニアでもないと思うのでなるべく資格自体に関わる部分は割愛して、一般的な資格試験に当てはめられるような気づきをまとめていきます。

CKA とは

とは、言っても軽く資格内容について触れないと資格勉強などの話がイメージしづらいと思うので今回私が受験し合格したCKA という資格について簡単にまとめます。

Kubernetes という最近のトレンド技術のソフトウェアのインストールやアップグレード方法、利用方法に関する実技試験(パソコンで操作する)
・受験場所は、自宅の部屋やホテルの部屋など他人がおらず声がしない場所
・受験日時は、ある程度自分で選ぶことができる
・試験時間は、2時間
・特定のWeb サイトのみ試験時間に閲覧可能

上記のように、自宅で受験したり特定のWeb サイトのみ閲覧可能などいわゆる普通の資格試験とは異なる部分がありますが、IT 系の資格だとこのような試験は多かったりします。

育児をしながらの資格勉強の気づき

さて、資格概要を紹介したところで、この記事の本題に入っていきたいと思います。私の娘は1歳4ヶ月で平日は保育園に行っていますが、家にいるときは基本的に目が離せない存在です(つい先日も卓上の熱いスープに手を伸ばしてこぼしてしまい中指が2倍ぐらいに腫れてしまって今も痛そうにしています。。。)。

1. 試験計画を念入りに建てる

私は、今まであまり試験計画というものをしっかり立てて試験勉強したことがありませんでした。これはおそらく多くの人は意識しているが私自身が意識していなかったというだけの話な気はしますが、一番合格に貢献した話題なので記載します。通常資格試験を受験するにあたっては、様々なフェーズがあると思います。育児をしながらの資格勉強は、なかなかまとまった時間をとることや集中がしにくいという実情があるため、なるべくタスクを細かく分割していくことが望ましいと考えています。そこで、今回は資格試験のためにWBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)を作成しました。WBS に関しては、IT エンジニアではないと少し馴染みないのかもしれませんが、ある目的を達成するために必要な作業ステップをすべて洗い出したもののことを言います。私が実際に作成したWBS は以下です。ちなみにこれを作るにあたって利用しているのは、Notion という高機能なドキュメンテーションツールを利用しています。無料で利用できるのでおすすめです。

画像1

ここでは、受験までの全体的なスケジュールにおけるWBS を作成しています。通常資格試験を受講する場合には、申し込んで勉強して受験するぐらいに思えますが実際に洗い出してみると、試験要項を読んだり、他の受験体験記を読んだり、勉強材料を決めたりと細々なタスクが実際にはあることに気づきました。育児をしているとインタラプトが多く挟まるため、こういったレベルまで細かくタスクを落とし込んでいないと、考えていることがぼんやりしてしまい忘れてしまったり抜けが出てしまう気がしました。子育てしていると、ぼんやりと進めていくことがかなりきついと感じて、より進捗が明確になるようにしたほうがいいと思いました。

また、今回の資格試験では、Udemy というオンラインの動画学習サービスで、試験教材として定番のものが存在していたので、それを勉強材料として利用しました。実は過去に本教材を買っていて途中までやっていたようでした。また、少しだけ本資格の内容に関して知見があったため、その部分は省略する形でより詳細な勉強内容のWBS を作成しました。上記の図の中項目「勉強実施」の詳細内容になります。実際はもっと長いので、スクリーンショットを短くしています。

画像2

今回は、基本的にコース動画の各章ごとに区切って計画を立てました。本での学習でも同様に章ごとや単元ごとといった形で分割していくのが良いと思われます。このようにして、全体スケジュールと勉強内容の詳細なスケジュールを建てて挑みました。これがあることで日々の進捗が明確になりモチベーションもあがりました。

2. 資格勉強に当てられる時間を考える

スケジュールを構築したら、次はそのスケジュールをこなすための時間をどう捻出するかを検討します。基本的に私の自由時間は、日によって前後しますが20:30 あたりから寝るまでの時間になります。毎朝5:30には娘が起きてしまうため7時間程度の睡眠を取るために22:30から23:00ぐらいには寝ています。そうすると実際毎日取れる勉強時間は、2時間程度です(途中娘が起きてしまったら再度寝かしつけしたり家の家事もやるため少ない日もあります)。また、土日は妻が仕事なため朝6時ぐらいから夕方の6時ぐらいまでずっとワンオペをしています。娘が朝寝したりお昼寝したりしてくれたタイミングは使えるため土日は多いときで4時間ほど勉強時間を確保できました(しかしながら、ほとんど娘とおでかけしてしまったのでトータルで見ると4時間取れた土日は多くありません。)。そのため、この平日約2時間/土日約4時間をもとに勉強内容のスケジュールを作成していきました。

3. 精神的なこと

勉強時間の確保もできたことで、実際に勉強していきますが、よく知られた事実としてスケジュール通りに物事は進みません。子供が夜起きてしまったり、ゲームや動画といった娯楽の誘惑により時間を浪費、急な両親の襲来、要因は様々です。そこで、日にち単位で見ると予定どおり行かないことがあるので、週単位で勉強内容の進捗を見ていくことにしました。また、その見返すタイミングでスケジュールを少しずつ修正していきます。予定通りにいかないことが多いですが、気をたしかに持って合格に近づいていると自分に言い聞かせて淡々とWBS をこなしていくことに専念します。もちろん、人にもよると思いますが、自分にとっては資格試験より育児のほうが大切だったし、妻に負担をかけるわけにはいかないので、基本的に資格勉強より育児の緊急性を優先しました。幸い私が今回受験した資格は、これを取得したからといって昇給・昇格するわけでもない、個人的な興味とスキルアップのためでした。子供と遊ぶタイミングは、しっかり勉強のことは忘れて全力で遊び、全力で遊んで疲れて寝てくれたときはしっかり勉強する。そのオンオフをつけることが大事だと思います。

おわりに

育児をしながらの資格取得に関して、実際に自分が挑んでの気づきや事例を共有しました。やはり、育児や家事しながらの資格勉強においては、タスクが明確でなくてぼんやりしている状態というのは一番相性が悪いと感じました。しつこいぐらいにタスクを分割して洗い出して、やることを明確にして、空いた時間があればさくっとそのタスクをこなしていく。それを積み重ねていくことが、必勝法な気がしました。至極一般的な話ではありますが、改めて重要性を再認識しました。私のように今まであまり明確に資格試験のスケジュールを作成したことがない人がいたらぜひやってみてください。一般的な資格試験に比べて少し特殊な要件がある試験で、非ITエンジニアの方などには参考にしづらい部分もあるかもしれませんが、なにかの参考にしてくださったら幸いです。

また、自宅での試験ということもあり、試験時間に雨だったのにも関わらず抱っこして2時間家を空けてくれた妻といい子にしててくれた娘には感謝しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?