モンテッソーリ教育本を読んだ

 あけましておめでとうございます。昨年は記事を読んでくださりありがとうございました。完全に自己満足なブログですが楽しんでいただけたら幸いです。相変わらず書くのは子育て関係が多いかなぁ。

はじめに

 最近、教育系の本を読み始めて目からウロコな話がいろいろあったので備忘録がてらまとめていきます。自分の娘は今月で1歳になります。0歳からやっておけばよかったなぁって思ったこともいくつかありますが、今からでも間に合うと思うのでやってみようと思っています。
 今回読んだ本は、モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方です。モンテッソーリ教育というワードは最近よく聞くようになりましたね。簡単に言ってしまうと「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」教育のことのようです。本を読んで熱心なモンテッソーリ教育信者(笑)になったわけではないですが、この手の本を1冊も読んだことなかった自分にとってはすごく勉強になることが書いてありましたのでご紹介していきます。また、この本には月年齢に合わせた遊びの例が複数掲載されているので参考になりました。私のような育児初心者にはおすすめです。

敏感期

子供には成長の過程で、この時期にはこの能力が発達するといった旬の時期があるそうです。モンテッソーリ教育ではこの旬を「敏感期」と呼ぶらしい。年齢的に6歳までが敏感期とされて、特に3歳までの時期はより重要な人格や人生の土台が育つ時期らしい。つまるところ、この時期に適切に能力を伸ばす経験をさせてあげるのが良いらしい。

子供のイタズラ

子供は本当によくイタズラをします。高速ハイハイができてつかまり立ちできる弊家の娘は扉などが開くとすかさず高速ハイハイ決めてやってきたり、バッグの中身やティッシュを全部出したり・・・とにかくイタズラが大好きです。私自身はこのイタズラ行為は、純粋にイタズラという概念で終わっていたのですがモンテッソーリ教育の観点だと違うようです。子供にとってイタズラとは成長の場らしいです。これは、敏感期において子供自身が伸ばしたい能力があると言っているようなものです。そのため、子供のイタズラを無闇に止めてしまうのは成長の機会を奪ってしまうことに値します。これを知ってから私は子供のイタズラを基本的に許容してあげるようになりました。これによって子供はのびのびとイタズラができて、親に受け入れてもらえたという安心感から成長しても周りの人との関係性が良好になるそうです。また、この理屈を知ってるだけで親自身も、「どうしてこんなイタズラばっかするの・・・」と精神的に疲労せずに済むので良いなと思いました。

子供の邪魔をしない

 子供にとってフロー状態に入ることはとても重要のようです。フロー状態とは、もともと心理学者ミハイ・チクセントミハイによって提唱された「完全にのめり込んでいる状態」を表す言葉です。娘を見ててもなにかずっと集中して1つのことをやっている姿をたまに見ます。フロー状態は敏感期に多く見られるそうです。子供はフロー状態に入ることで、その遊びを満足行くまでおこなうことができて、それがやりきったという自信になり、新しいことをやるときなどに活きてくるそうです。フロー状態を多く経験しておくと、大人になっても集中のON/OFFの切り替えが上手なようです(自分は苦手なのでしっかり集中のON/OFF切り替えできるようになったら羨ましいなぁ)。よく子供を褒めると良いと目にしますが、このフロー状態に入っているときにそれは逆効果のようです。大人の声でその集中が途切れてしまうからです。集中して何かをやりきったり、違う遊びにシフトしたぐらいで褒めて上げるのが良いそうです。ただひたすら褒めるのは親の自己満足にすぎない。これを知ってから、ついつい話しがけがちだった私は様子を見て話しかけるようにしています。

子供の能力を引き出す8つの心得

子供の能力を引き出すための心得として以下の8つが挙げられていました。

1. 子供のすべてを受け入れる
2. いつも子供と「楽しい!」を作る
3. 子供が満足するまでやらせる
4. 子供に選ばせる
5. 子供のやっていることを待つ
6. 自然の中で子供と遊ぶ
7. 子供に解決させる
8. 間違いを訂正しない

 自分があまり意識していなかったのは、特に4,7,8でした。これはおそらく自分自身がそう育てられていなかったんだろうなという気がしています。小さな赤ちゃんでも自分で遊びたいおもちゃを選んで遊びます。それを親が「この年齢にはこの玩具」のように強制的に渡しても子供は楽しくない可能性があります。小さいときでも自分で選ぶということを阻害してはいけないなと感じました。また選択するということを学ばせるためにも親自身が意見が違っていても選択して人生を楽しんでいる様子を見せることも大事だと思いました。こうやっていろんな価値観があることを気づかせてあげて、選択することの大切さを伝えていきたいです。
 7番の子供が解決できることは、子供に解決させる。ついつい手を出しがちなので耳が痛かったです。まだ保育園にも行っていないので喧嘩とかはないですが、喧嘩したときも介入せず見守ることが大事そうなので意識しておきたいです。
 また、8番の間違いを訂正しない。これもついつい言っちゃいがちだなぁと思いました。大人もそうですが失敗はとても良い経験だと思います。特に子供にとっては初めてのことが多く失敗率が高いです。そのため、失敗から学ぶことのほうが多いように思います。子供が間違っていてもそれを自分で気づいて対処する。それが大事なので過度に間違いを訂正しないように意識しようと思いました。間違いを訂正することで自尊心が傷つけられた気分になってしまうそうです。
 どれも共通して、子供を信じて待つという行為につながるので今の自分にとってはそこを耐えて頑張ることが大事だなと学ぶことができました。

おわりに

簡単にですが、本を読んで学んだことをアウトプットしてみました。書きながら再度読み直したりして勉強になりました。本の内容をまとめるというのは、労力いるが結構身になるなぁと思いました。この本にはもっと勉強になることがてんこ盛りなのでぜひ読んでみてください。子育てする上でとても大事なことを教えてくれた気がします。少なくとも本を読む前と読んだ後では娘の接し方がガラッと変わっています。娘の自立のために、娘の自発的な行動を受け入れてあげて、見守ってあげるような子育てスタンスをしていきたいなと思いました。自分はあまりそういう育てられ方ではなかったので、反面教師として娘には様々な選択をさせてあげたいし、選んだ選択が実現できるように金銭面や環境面などを整えてあげたいと強く思いました。

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