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こんにちは!

この記事は

○非常勤や臨時的任用で教員しながら本採用を目指している
○一旦民間企業などに就いたが、教員になろうと思っている

そんな方に、採用試験に受かり、そして受かった後も教員として楽しくやっていけるノウハウをお伝えしていくものです。

前回からのテーマは「教師は何のプロか?」

このテーマに迫るために、医者と教師の専門性の違いを比較しました。

東京大学名誉教授 秋田喜代美さんの言うように
教師は「子供から学ぶ専門家」なんです。

もっと言うと、「こんな方法がいいって本で知って、やってみたけど、〇〇君、△△さんにとってはこうだったな〜、そこがまずかったな〜。次は本に書いてあった方法を少し変えてこうしてみよう!」という振り返りをし、日々経験値を貯めていく。

そして、経験値が貯まった教師は授業中の子どもの状況に瞬間的に反応できるようになる。
(職人的勘に近い世界です)

つまり、目の前の子どもたちに即した、いい意味でのアドリブの授業ができるようになる。

これが教師のプロフェッショナルです。

プロの料理人が素材の状況を見極めて調理方法を変えるみたいなものです。

間違っても、教育理論やテクニックをどれだけ知っていて計画通りに実行できるかが教師のプロフェッショナルだと思ってはいけません。

つまり、教師として成長するためには次の3つが大切です。

1  理論や技術を学ぶ
2  やってみる
3  子どもの様子を観察し、目の前の子どもに合わせ1を改良する、合わせていく

特に3が大切です。
1 2 だけでは成長しません。

3こそが教師の経験値として蓄積されていきます。

現在、臨時的任用や非常勤で現場に立っている先生!
1はもちろんですが、
3やってますか?

一旦民間企業などに勤めれている方!
3に近い経験、つまり模擬授業をどれくらいやったかが大切です。

「子どもの調子が乗らなかったな〜」
「子どもが落ち着かなかったな〜」
「子どもの基礎学力が・・・」
「昨日家で何かあったんだろうな〜」
などなど

授業の終わった後に、どうしても子どものせいにしてしまいたくなりますが
大体にして、3が原因のことが多いです。

1→2→3ができている教師の授業は、子どもが生き生きしているので見ればすぐにわかります。

つまり、採用試験でも

「この人は理論もありつつ、子どもとコミュニケーションとりながら、子どもたちに合わせた授業にしていけるな」

と見られるということです。

まとめると
理論を知っているだけでは教師ではありません。
子供とうまくやれるだけでも教師ではありません。
両方できて、子どもの生き生きとした姿を引き出せるから教師なのです。

この見方が自分にあるかないかで教師の成長速度が格段に違ってきます。
意識してくださいね!

ではまた次回!

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