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引っ越しと、断捨離と、モノの価値と。

引っ越しには、荷物整理がつきもの。荷物整理には、断捨離がつきもの。
モノを選別する中で、思ったことを書いてみようと思う。

結婚してから引っ越しが増えた

結婚してから(特にここ1年)、色んなことが起きすぎて「引っ越し」が多い。いま全部書くと収拾がつかなくなるので、詳細は別途少しずつ分けて書こうと思う。
結婚して(=家を出て)2年半、3回目(実家を出る回を含めると4回目)の荷物整理が現在進行中。いまは数ヶ月限定で実家に戻っているものだから、今度こそ残したものを片付けろと親に迫られている。

もう着ない服、もう読まない本などは容赦なく断捨離する予定だが、中高時代、中には小学校の頃から「これだけは」と保存してきたものが思ったより多い。

「タイムカプセル」と化した木箱

小学校の図工の授業で断裁〜組み上げ〜塗装して作った木箱が特に「タイムカプセル」と化していて捨てられない。ひっそり避難させるスペースがありそうなのは救い…。
映画の半券や色々な入場券(動物園、水族館、神社仏閣などなど)、中高時代にいくつも作って人にもあげたフェルトのぬいぐるみの第1号……それこそ「自分史」が詰まっている。
物持ちが良い母の影響もあるとは思うが、「時を超えて価値があるもの」と検索したら出てきた、

「モノを所持することで自分を形成する」という感覚

HUG haru.さん

という言葉がやけに刺さった。
時を経る中で何度も中身を見直し、「これは時を越えさせたい」というモノだけを厳選してきたが「行った場所」「体験したこと」の “カケラ” を残している感覚はずっとあった。

モノを選ぶことで自分が作られていくようで、それが楽しい

HUG haru.さん

という表現があったが、自分の場合はその「モノを選んだ自分の足跡」や「作品とそれを作った当時の自分」、「体験をした記憶」を残しているんだろうな、と思う。中高6年間(一貫校)での課外学習の記録類も新たに箱を設けた。
同じ理由で、写真を撮るのが好きだし、その整理にも苦労しているわけだが…。

時を飛び越えた「絵本」

整理しないといけない、もうひとつの大ハードルは絵本。これは完全に母のおかげだが、自分の赤ちゃん時代から幼少時代に読んでいた絵本がまるっと保管されている。
進行性の難病を患い、実家の実権が父に渡ったいま、ここにも容赦なく断捨離の波が押し寄せている。
とはいえ、思い入れのある絵本も多い!見た瞬間に幼少当時のときめきが蘇ってくるものがいくつもある。
それらは迷う隙もなく保管Box行きだが、問題はこのあとだ。状態がよろしくないもの(黄ばみ、シミ…)はサヨナラするとして、何を残すのか。(「時を超えて価値があるもの」なんて検索したのはこれのせい。)
「自分を形成した記憶」を残したい、という目的とともに「子どもが(今度こそ: この話は別途。)生まれたときに、読んであげられるように」という基準で残そうと思う。そうなると

  • 情報が更新されているもの(⚫︎⚫︎図鑑の類)

  • 当時放送されていたテレビ番組の派生品

  • 長く愛されるキャラクターでも、現在はタッチが変わっているもの(代表例はミッキーマウス!)

はサヨナラした方が良さそうだ。無論、

  • 思い入れがなく、読み返してもときめかないもの

は、この機会に断捨離。それでも残るものの共通点は?
整理していくうちに思ったのは、時代が違っても通用する

  • ことばや生活の基礎的な知識や能力

  • 人として知っておきたい考え方

が描かれているということ。結局、少々状態が怪しめの「はらぺこあおむし」は残してしまったが、きっとこんなところだろう。

あとがきとご参考

今回これを書くきっかけになった記事は以下。
全く縁もゆかりもなかった方の記事だが、感謝してこの記事の末尾としたい。

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