ノートとかいうのをはじめてみるぜ!!!!!!!!!(このNoteについて)
このノートを書いているのは誰か
はじめまして、Enbosです。知っている人は知っており知らない人は知らないというごく当たり前のことを書きますが、その程度の人間です。おおむね人としては破綻していますがその代わり物語とかを書けるためその面をそれなりに活かすことで何かを作り生活をしています。
オープンに出来る実績がそれなりに少ないためしょんぼりしていますが、例えばSEGA様から出ているチェインクロニクルというゲームのナンバリングが2から3になった際の世界観全般、及び主人公たちの初期設定や役回り、さらにその周りのたくさんいるキャラクターの原案とかをいっぱい作った人間で、公式ノベライズも担当していました。なつかしいですね。
それ以外だと、大昔に「嵯峨崎怪奇事件簿」とかいうホラー系の動画作品群(※1)や、その原作となる「嵯峨崎地域新聞」とかいう文字ベースのフリー素材集(※2)を作っていたりしました。※の注釈は一番下に解説があるのでクロール読みをしてください。
そんなわけで、なるほどShiftとEnterを同時押しして本文中で改行をするのかとNoteの使い方を確認しながらこの文章を書いているわけですが、前述したように物語とか世界観とかを作る仕事だったりその手触りとか舌触りとか喉ごしを整えたりしたり、まあそういうのが技能の中心にある人間が、その技能の核心に近い部分の内容をつらつら書き連ねるなにかだと思っていただいて構いません。
そういうことです、あとはたまに料理のネタが挟まります。元シェフなので。
noteをはじめる理由
「面倒かもしれんがお前の作風とか作るに於いて気をつけているところとかを明文化して残しておいたら多分それで助かる人がそれなりにおるから文章にしてどっかで発表しろ」と40億回ほど言われ続け、ハイハイと僕自身は生返事をしていたんですが、ついに今年になって怒られたので、わかりましたとなった結果がこのnoteです。
実際のところ創作論というざっくりとしたジャンルの内の一つになり、この点に於いては多くの方々が記し発表しているとは思われますが、ちょっとだけリサーチをした結果僕の発信するであろう創作論は他の方が発されているシナリオ系創作論とは多少違ったものになるっぽい予定です。
ではどういった点が違うのか? そのへんを特に考慮せず列挙しながらその内容について記します。
このnoteが他の物語の創作指針を示すnoteとちょっと違う点
精神論をだいたい撤廃
「読者を感動させるためには」とか「ユーザーの心を動かすには」とかそういうやつを大体廃します。基本的に心を動かすとか感動させるという言葉自体は巨大すぎる領域を持つ心理的な反射をあらわしており、その内には悲喜こもごも様々な感情が存在する上、その感動とか心を動かすとかいう作用に当てはまらない人も多くいることから、基本的に僕は「これこれこういう仕掛けや準備を行った物語は○○といった感情を想起させる」、「これこれこういう要素を持つ物語であれば◎◎という条件を満たすため特定の感情に受け手の心理を促しやすい」という感じのそういうアレになります。
簡単にまとめると「ふわふわした論をやりません」となります。
古臭い話ばっかりする
僕は何の実績もないところからゲーム業界に入ったため「どういった物語やったら価値を持つねん」と問い続けた結果「古典って昔から今まで価値を持ち続けてんじゃん」という発見に至り、それを分解・解剖・分析してモダナイズすることで現在まで書いた物語はだいたい売れています。
正味この手法を使えば誰でもうまくいくわけで、とはいえ古典は古典であるがゆえに人類の文学系の歴史とだいたい同じ厚みを持っているので、自分に合った古典作品及び古典的手法の検索・参照・発掘がバチクソに面倒くさいというデメリットがあります。
根性論者であれば「いや自分に合ったものくらい自分で探せや」となるかもしれませんが、僕はやさしいので「それなりにいい感じにこれ見ときゃいいんじゃね」程度の指針を斜め読み程度の知識でペラペラと書いていくことにしています。
読み方の作法として正しい/正しくないとかじゃなく創作に於いて使える/使えないで話をするため文学警察から脳をハジかれる可能性は多々ありますが、そんなもんはまあ別に知ったこっちゃないし重要でもないので気にしないことにします。
そういうわけで「古臭い話ばっかりする」んですが、多くの読者の方々にとってその内容はおそらく目新しいものが多くなると思われます。
正解を書かない
「こうするとうまくいきますよ!」とかを基本的に書きません。
世界はおおむね複雑であり、ひとつの手法であらゆる事象がうまく行けば人生や物事は画一的であるはずで、そうでない世界に於いて様々な手法や手段、あるいは考え方があると示すのがこのnoteの目的です。
そのため、僕がこのような方法がありますよと示した上でそれを皆さんは疑う必要が出てきます。これは本当にうまくいくのかなぁ〜〜〜〜という疑いではなく、この手法に何をどう加えいじくればあなたにとってより良い形になるのかという意味での「疑う」ですので、まあガッツリ僕が示した手法をそのままやるんじゃなくて色々カスタマイズしてねっていうそういうやつです。そのままやってもそれなりの結果は出ると思いますが、あなたにはあなたの物語があるはずで、それにフィットする道具は自ら削り出すほうが良いのは間違い無いはずだからです。
まあそういう感じのnoteになると思います。
多分難しい話が多くなると思いますが、物語を作る、あるいは物語を作る界隈にいる方々はそれなりに楽しめる手法/文章になると思いますので、どうかお楽しみに。
だいたい週1回更新を目標としています。
がんばりましょう。
これで多分怒られないはず……おこらないで……書くからグーでたたかないで……
(※1)
嵯峨崎地域新聞を原作としたホラー系動画作品。TRPGのプレイ動画でもあったが、Enbosがゲーム業界に入るにあたって「オリジナルの物語であればこのくらいのものがつくれます」というサンプルでもあり、かつ嵯峨崎地域新聞のプロモーションでもあったが、ゲーム業界に入ってしばらくしたらディレクターとかをやる羽目になっていき多忙になっていき現在は更新が止まったり止まらなかったりしている。
(※2)
ホラーの題材にするのにちょうどいい架空のインサニティタウンで発行されている新聞という体の短いシナリオフックが大量にあるサイトが「嵯峨崎地域新聞」となる。これはほぼ著作権を放棄しておるためみんなが使えるものになっている。現在はログイン用の2段階認証の電話番号を別のものに変えてしまったためログインができないとかいうやらかしをしており新しく作るか〜となっている。
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