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「離れる」

絹彦(犬)がカードを引いた。
それだけでもびっくりなのに、
彼が引いたカードは「離れる」

上:絹彦がひいた「離れる」 下:わたしがひいた「諦める」

ギョ!っとした。こわっ!
ずっと欲しいと思ってたカード「Key of Action」をやっと手に入れて、嬉しくて。
早速1枚引いてみよう。と、床で混ぜ混ぜしてたら、
絹彦が様子を見に来て、匂いを嗅ぎにきた。
わたしはカードに絹彦の鼻水が付くのが嫌で、
攻防戦を繰り広げること2分。

1枚だけ、くるっぴた。と裏返った。
「離れる」
…こわ!!!!!!!!!
序盤からずーっと怖がってるけど、
何がそんなにこわいわけ?って感じかもしれないけれど、、

(Key of Actionについて、詳しくはインスタアカウント↓にて。このリンクは「離れる」の投稿に飛びます。)

(↑これ、見てもらったら分かるけど、
カードのインパクトも去ることながら、
投稿本文に書かれている、メッセージブックの文章がまためちゃくちゃ深い。)


実は絹彦、1ヶ月以上前から、急に毎朝5:30に起きて
夜鳴き(朝鳴き)するようになった。
この男、とんでもなくしつこいので、放っておいたって関係なく、
1時間でも2時間でも鳴き続ける。
諦めるということを知らない。
本当は、犬のしつけとしては、無視するのがベターではあるが、
わたしはとにかく睡眠を邪魔されるのがストレスなので、
近所迷惑でもあるし、色んなことをぐるぐる考えて胃が痛くもなってきたので、、

5:30に鳴き始めたら一度起きて、階下のリビングで過ごす絹彦の元へ。
わたしが居たらそれで安心して、満足して、静かに眠るので、
わたしもリビングで絹彦と二度寝。
という生活スタイルを送っていた。

わたしの膝枕で寝る絹彦🐶

ただ、5:30起きが少しずつ、5:00起きになり、
ある日突然、2:30にも鳴くようになり、
ついには、0:30と2:30と3:30と……と、
どんどん鳴く時間が多くなってきた。
(てかなんでどの時間帯も30分に鳴くねん)

そりゃそうやんね。
賢い犬だから、鳴けば要求(=えなちゃんに降りて来て欲しい)が適うと学習してしまった。
そしてどんどん欲がエスカレートして、
わたしはどんどんそれに流されて、リビングの床で寝る時間が増える。
リビングの床は、かたい。
起きたらわたしの背中もバキバキ。悲しいな。
でも、わたしが降りないと絹彦は鳴くし、
そしたら寝てられへんし…。
もう、リビングに布団敷いて寝ようかな、とも考え始めたところだった。

では、そもそもなぜわたしが犬の近くで寝てないかというと、
寝床が犬の毛だらけになって、顔に犬の毛が付くのがとっても嫌だったから。
わたし、触覚が過敏なので、顔に毛が付く感覚がたぶん人より不快なんやと思う。

生後2ヶ月で絹彦を引き取ってから、
最初の数日だけは絹彦の近くで寝て、少しずつ寝床を離していって、
わたしが2階の寝室で寝ても鳴かないようにトレーニングしたのに。
夜中に絹彦が鳴くたび、とても悲しかった。
今日はもう疲れたから絶対にベッドで寝たい!って日も、
夜中鳴くやろうな…と思いながら眠りにつく。
2時間ほどで案の定絹彦の鳴き声で目が覚める。
はあ…今日もまた床か…。の連続だった。

絹彦を自分に依存させている、という自覚があった。
本当にこれでいいのか?よくないよな?
と自問自答もしてた。けど、自力では依存を断ち切る踏ん切りがつかなかった。
そんなところに、絹彦が「離れる」をひいた。
ギョ!グサッ!こわっ!!!

(これ、「絹彦がひいた」というのがポイントで、
わたしがひいてたら多分また全然違う感じ方やったと思う。
基本的にわたしは、絹彦の肉体はあまり思考せず、なんのこっちゃ分かってないと感じてるけど、
絹彦の魂みたいなものは、結構ものごとの本質を見抜いていて、
たまにわたしの甘いところを鋭く指摘してくる。と、感じている。
逆も然りでわたしが傷ついた時には寄り添ってもくれる。
魂レベルでのコミュニケーションになると、わたしたちは本当に素晴らしパートナーシップを結んでいる。)

「離れる」、
一瞬、偶然のせいにして見なかったことにしようか、という思考も浮上したが、
もう、気づいてしまったからには仕方ない。
「気づき」のヒントをもらうためにこのカードを手に入れたんやもん。ちゃんと従おう。

今日から、わたしはまた、2階の寝室で寝る。
と決めて、絹彦に宣言して、2階に上がる。
珍しく寝つけず、呼吸法をやってみたりするも、うつらうつらする程度の浅い睡眠。
0:30、やはり絹彦の鳴き声でハッと起きる。
また一瞬、諦めようかとも思うが、
いや、この機会にまたきちんと距離を置いた方がお互いのためになる。と、我慢。
30分ほど鳴き続け、静かになる。
「勝った…!」と思った瞬間また鳴く。えーん。わたしも泣きたい。
絹彦にテレパシーを送る。
(…えなちゃんは、これからはもう2階で寝ます。安心して。ちゃんと居るよ。隣にいなくても、大丈夫。愛してるよ。)
そこから10分くらい鳴き続け、やっと静かになる。

犬の脳へ、人間の声の情報が届くまで、ちょっとタイムラグがあるので、
テレパシーならなおこと、いつもより時間がかかったのかもしれないな、と思っている。

いや〜でも、よかった。
え、いけるやん。よかった。と一安心。

でもまあ、依然寝れず。
また、カードのことをぐるぐる考えだして、
頭が冴えて、更に眠れる気配がない。
そういうわけで、これをnoteに書こう!と思い立って、むくりと起きて、いま書いている。

これを書いている間にも、2:00前にまた20分ほど鳴き、
まさに今も、わたしのくしゃみの音で起きたのか、色んな声で鳴いている。
鳴き声が、自信満々の ワンワンワン!!から、
ゥヮーンワキュンキュワオワンヮって感じに迷いだしてるので、
要求に答えない(=降りない)ことの成果が少しずつ感じられる。

あとは、これを数日間続けられさえすれば、
賢い絹彦は、鳴いても無駄だということを思い出すはず。

信じて頑張るしかない。お互いに。ね。

賢いという言葉とは程遠い絹彦


わたしがひいた「諦める」についても、また、書きます。そっちは、恋愛のことやな、と思っている。

🐶追記🐶
書いたよ!「諦める」

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