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あるpodcastの配信をハシゴしたら、フランス語を学ぶモチベが爆上がりした話

「母国語は特に努力もせず、少なくとも努力した記憶はなく操れるようになったのに、外国語はなんでこんなに難しいんだろう」外国語を習得しようとしたことのある人の多くは、一度はこう考えたことがあるんじゃないだろうか。

私は今フランス語を勉強している。本格的に学び始めてからは1年と少し経ったが、全然綺麗に発音はできないし、そもそもちゃんと音を聞き取れていると自信を持って言えないし、単語は覚えられないし文法は間違えるし散々だ。まともに操れるようになれる気がしないし、いっそ子どもに戻ってイチからフランス語を習得したい。

そんなことをツイートしたわたしに、フォロワーさんが教えてくれたのは「ゆる言語学ラジオ」の赤ちゃんの言語習得編だった。

詳細はポッドキャストを聴いていただきたいが、赤ちゃんの言語習得には、まずコミュニケーションという概念を知る必要がある。そしてそこから、音がポイントであることを知る、人間が発する音のなかでくしゃみや咳のようなものではなくて“ことば”が重要であることに気づく、文法と単語それぞれに別の規則があることを知るなど、いくつもの工程を経なければならないそうだ。

聞けば聞くほど、赤ちゃんやばすぎるし、わたしも周りの人もこれをやってのけて生きてるの天才じゃない……?と思えてくる話だった。パーソナリティの水野さんも冒頭におっしゃっていたけど、赤ちゃんに戻ったとして全然できる気がしない。ライターになるどころか最低限レベルでの言語習得すらできる自信ない。気軽に赤ちゃんになりたいとか言うべきではなかった。ごめんなさい。

ちなみにこのあと、わたしの大好きなポッドキャスト「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」で、ヘレン・ケラーの話を聞いて、彼女のことをこれまで以上にめちゃくちゃ尊敬した。人間ってすごいと思った。

耳が聴こえてて目が見えてても赤ちゃんの言語習得ってめちゃくちゃムズいなと思ったのに、耳が聴こえないからその言葉が持つ音もわからないし、目が見えないから物体のイメージを掴むのもきっと難しいなかで言語習得して、それだけにとどまらずハーバードまで行ったのすごすぎる……特に「音と結びつけないと単語って全然覚えられないな〜」と自分自身がフランス語の学習を通じて感じたからよりすごさを感じた。彼女こそ人類のキセキでは。

「コテンラジオ」のヘレン・ケラー編は一度聴いたことがあったのだけど、「ゆる言語学ラジオ」を聴いた後に聴くと一度目の10倍くらい面白かった。こうして学びがつながっていくの、最高にたのしい。

ふたつ併せて聴くと相乗効果で最高に面白いし感動するので、ぜひ「ゆる言語学ラジオ」の赤ちゃんの言語習得編を聴いた後には、「コテンラジオ」のヘレン・ケラー編を聴いてみてほしい。

ヘレン・ケラーはもうエベレスト100回連続で登ったくらいすごすぎると思うけど、一般的な幼児だって十分にすごい。脳科学的には母語以外をスムーズに習得できるのは7歳までらしい。

でも、それだけすごいことを一度やれたのだし、しかも赤ちゃんの言語習得に比べたら第二言語の方がきっと簡単だ。だからもう一度できると信じて、今日もフランス語と向き合おうと思う。

ところで最近、0歳、2歳、3歳とまさに言語習得真っ最中のいとこの子どもたちに会うと、「この子たちこんな小さいのに脳内でめちゃくちゃ高度な処理しててえらすぎ……世界一えらい」と思って、めちゃくちゃおもちゃとか貢ぎたくなるようになった。

これは「赤ちゃんめちゃくちゃすごい!」と知った故の敬意の表れなのか、いとこ伯母としての愛情なのかどっちだろうな〜とぼんやり考える今日この頃なのであった。

12月からフランスに行きます!せっかくフランスに行くのでできればPCの前にはあまり座らずフランスを楽しみたいので、0.1円でもサポートいただけるとうれしいです!少しでも文章を面白いと思っていただけたらぜひ🙏🏻