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息子と向き合う56日間

先日、自宅で赤ちゃんを出産した。
13週6日。ママのお腹の外では
まだ息をすることができない週数。
死産だった。



ある程度の週数になると
流産や死産であっても産休を取れるということは
知識として知っていたが
それが12週以上であることも
''産休を取らなければならない''ことも
知らなかった。

私は会社員で
法律上、産後56日間は就労できないそうだ。
これは正直想定外だった。

死産をしたのはとても悲しいし
今まで生きてきた中で最も辛い出来事の一つであることは間違いない。
それでも、1〜2週間もすれば仕事に復帰するつもりでいたし
プロジェクトの重要な時期に長期間離脱するなど、考えてもみなかった。

これといった趣味も無いし
コロナで遠出もできない。
2ヶ月近く、何をして過ごせば良いのだろう。

途方に暮れたが
会社員でいる以上、こんなに長く休める機会はなかなか無いし
自分の悲しみを真正面から受け止めて、息子と向き合うために必要な期間なのかもしれない。
そう思うと、少しだけ納得できた。

これは、私の56日間の記録。
56日間の産後休暇を終えた時、一体どんな気持ちでいるのか。
自分の気持ちを正直に綴っていこうと思う。



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