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鎌田真悟の栗人(くりうど)ジャーナル

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㈱恵那川上屋 代表取締役 鎌田真悟が、お菓子、農業、ふるさとについて綴るマガジンです。
運営しているクリエイター

#栗

「産地間競争」から「産地間共創」へのシフト

「地域の農業と食文化を発展させるために感性を磨く」というテーマを掲げ、私達は学び、行動し…

恵那川上屋
5か月前
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60周年。地域のお客様に支えられてここまで来ることができました

2024年、恵那川上屋は60周年を迎えました。 栗を栽培を行い、栗のお菓子に集中してこれまで製…

恵那川上屋
7か月前
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規格外品は美味しいもので溢れています

恵那川上屋でご紹介している「栗の渋皮煮」に使用している品種には強くこだわりがあります。 …

恵那川上屋
8か月前
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日本の産地には世界に負けない食材で溢れている

30年程前。 モンブランというケーキを作る際、フランスで学んだ職人はフランス産を使い、国内…

恵那川上屋
9か月前
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あらゆる角度から見つめ、見いだしていく新たな可能性と価値

栗の収穫が落ち着き、生産者は来年に向けて早くも動き出しました。 畑に感謝を込めてお礼肥を…

恵那川上屋
10か月前

恵那川上屋のミッションと、この考えに至った「気づき」

今回は恵那川上屋のミッションと、この考えに至った「気づき」についてお話いたします。 23歳…

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差異化は新たな市場を作り、新たなブランドを作ることにつながっていくものと考えます。

今まで恵那川上屋は「らしさ」「話題性」「三つの風を吹かす(農業、食文化、芸術=感性)」という3本柱を意識しながら運営してきました。 今年はそこに「差異化」をプラスして4つの軸をもっての運営が始まりました。 『お菓子屋に野菜が並ぶ』 『お菓子屋でワインの販売が始まる』 『お菓子屋にビールが並ぶ』 『和の茶房メニューにカレーが加わる』 実はこれらすべてに関連する「お菓子屋ならでは」の考えが詰まっています。 「お菓子のように甘いトマト」、「スペインホセポサーダ社のマロン

2022年作り上げた資源をさらにグレードアップさせ、お客様に幸せを感じていただけるよ…

2022年は皆さんにとって、どんな年でしたでしょうか? 恵那川上屋は2024年、60周年を迎えます…

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『甘い野菜』を通じて生産者の方々と共に地域の活性化を食で表現していきます

今季の栗の収穫もまもなく終盤を迎えます。 超特選栗の生産者には本当に感謝申し上げます。 …

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おかしなトマトへのたくさんのご愛顧、心より感謝申し上げます

昨年8月に新植し11月後半から収穫が始まった「おかしなトマト」はそろそろ今シーズンの役割を…

地域の伝統を守り、お菓子作りに加え文化創造を行ってまいります

恵那川上屋の自信作で「くり壱」という朴葉で包んだ栗きんとん蒸羊羹があります。 岐阜県東…

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超特選栗の技術伝承から誕生した「信州里の菓工房」

南信州の飯島町に株式会社信州里の菓工房というお店があります。 恵那川上屋のノウハウと「超…

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年間を通じて栗とトマトでの農業の確立を目指して

恵那川上屋では千葉の和郷園様の指導の下、昨年からトマトの栽培に取り組んでいます。 今年…

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春の栗きんとん「里長閑」に表現した私の思い描く故郷の風景

恵那の自然薯を水戸屋というレストランの社長がオリジナルで作り上げ、冬の生産物として確立してきました。 この自然薯の栽培法を恵那川上屋の農業法人 恵那栗で習い、生産を始めて2年になります。 『くちどけが良く、粘りも強い、そして白く美しい色』 この自然薯を春の栗きんとんに使えないかと考えを巡らせ、“練り切り”という和菓子の素材に活用することにしました。 通常“練り切り”は求肥で作るのが一般的ですが、くちどけの良い自然薯を使うことで、栗と相性の良い「春の栗きんとん 里