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こころままに綴る

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こころままに綴る日常、想い、詩。
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#詩

遠くへ行きたい日

舞い降る光に祈りたい 遠く 遠く 遠く 永遠より遠く 果てまで 星の息 ひそひそ話し声 抗えない…

神縁

この時この場所を待っていた 見えない光に呼ばれて 虹を放つ太陽に染められて 大地から湧き出…

取り留めもない

穏やかで優しい 包み込む透き通るみどり ただそこに在る 静かで穏やかな佇まい 心に流れる川…

オレンジ

透明なオレンジと澄んだ青が ちいさな天使たちと戯れて 羽が躍るたびにキラキラとした光が 頭…

心のどこかで見た 黄色い花が咲き乱れる広大な景色 希望に溢れたその景色が 風に揺れる金色の…

口から零れた白い本音 聖母の囁きに耳を澄まし 誰かのぬくもりを感じた 幾度となく立ち止まり…

一瞬のゆらめき

宇宙船 果てしなく続く暗黒に 音もなく消えていく夢をみていた 船はゆっくり進み続け 煌めく星たちの間をくぐり抜ける 書きかけの日記を閉じて立ち上がる だんだん意識が薄れ 体は軽やかになって 遠くなる時計の音に 鮮やかになる惑星の音色 微かに見えた魂の正体に 小さく震える 僕がリュックに詰めてきたものは ただの石ころになっていた  目が眩むほどの光の中で 僕は僕を見つけた

宇宙の棘

チクチク チクチク はやくこっちに来いよ そっちは何もないじゃないか 蝶だって飛ばないさ チ…

夜の鼓動

天使が音静まる あたりが黒く染まる それは柔らかくて 暖かくて 優しく覆い被さってくる …

夢の芽

私が私であることで 生み出される光たちは 透明な甘い香りになって あなたの心を通り抜け …

空気

甘くない透明 青く鈍い温度 灰色の水槽 霞む視界の中で微かに聞こえた 誰かの愛の歌 まず…

Dear

重力が消えて 宇宙に沈む 光に包まれた魂は 次元の狭間へ導かれ ゆっくりと沈んでゆく

ここが海だった頃の記憶

日が暮れて世界が心を取り戻す かつてここが海だったというように あたりを海の色に染める …

忘れた

どうしてだろう なんでだろう ここはどこだろう 何しに来たの? 何をして欲しいの? 何を望んでいるの? どうすれば帰れるの? 私はただ 花を届けに来ただけなの 帰り道はどこだっけ?