大河ドラマ「光る君へ」感想 (18)
ここまで見守ってきた大河ドラマ「光る君へ」ですが。
(しかしあらためて見返すとこのタイトル、ちょっと意味わからんな(^^;))
藤原道隆こと、中関白家のターンになってから各所で批判というか、不満の声が増えてきたように感じますね。
やはり枕草子はじめ中関白家の人気の高さがうかがえるな、と。
かくいう私も中関白家推しですので、主役サイドの道長をクリーンに&まひろを賢く美しく(?)描くために
他を落とすやり方にはいまだ馴染めず。
せめてストーリーがおもしろければ良いんだけどなぁ(ド直球悪口)
とはいえ、まだ折り返しにもきてないので。ので。
こ、今後に期待してます!!
以下、前回感想。
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*道隆の死により、一気に波立つ朝廷(&まひろや宣孝ら世間の人々)
伊周のひと、役者さん変わりました??(^_^;)
あせって別人のように妹・定子に絡み、「人望を得られませ」言われる始末(ド正論)
逆に、すっかりつきものが落ちた(漂白されすぎ?)道兼。だけどあからさまに足取りあやしい道兼……
どたーん!!っと、宮中でダイナミックに倒れてしまった!!
(玉置さん、見事な七日関白っぷりです!涙)
疫病に薙ぎ払われる朝廷……(この年は本当にパンデミック。公卿の半数以上がバタバタと亡くなります)
そんななか、次こそは僕の番だとばかり、祝いのお食事中の貴子・伊周・隆家(人の心ないんか)
ご機嫌の伊周に集められ、しーーーん…とした公卿たちの集まりウケr……き、緊迫ですね (^^;
*さてさて、近頃は朝廷サイドが騒がしくてちょっと影が薄い主人公・まひろ。
ここで出ました、『白居易』の『新楽府』!
(これ、テストに出ます、覚えておきましょう!)
紫式部日記……というより絵詞でかなり有名な『新楽府進講』の伏線でしょうかね。
*このドラマ、基本的に大鏡(栄花物語)寄りなんですかね。道長の株爆上げ路線だし。
帝の母・詮子が涙ながらに道長を推すシーンも大鏡で見たやつだぁって感じ。
(しかしこうしてあらためて詮子の口から道長の“ヒーロー像”を語られると誰おま感がスゴイ)
対する伊周もますます誰おま感が強く!
(妹相手に“みこうめハラスメント”はやめてくれ~( ;∀;))
*ところで最後のシーン……すみません、ワタクシ解釈能力が低くて…………
ソウルメイトの二人、荒屋に何しにいったん???
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~ 今週の小ネタ ~
*七日関白……大鏡に描かれる道兼の代名詞。厳密には関白任命から10日ほどで死去している。
*御堂関白記……『長徳元年5月11日内覧宣旨を賜った』から始まる道長の日記。
道長が自身の成仏のために作った九体阿弥陀堂・無量寿院。後に法成寺と呼ばれる寺院は京極御堂とも呼ばれており、道長の通称はここから御堂殿または御堂関白になった。関白には結局ならなかったのに……っていうのは、まあご愛嬌かな (^^;
時代考証の倉本先生によると、もともと筆マメじゃない道長は政権トップに立ったからまじめに記録をつけ始めたと考えられるそう。
(そもそも『関白』というのは奏上を「関(あずか)り白(もう)す」ことから。ちなみに『摂政』は「政務を摂る」。
さて次回!
あ~矢が放たれてしまう~~!
さがな者&お久しぶりの花山院も登場!!
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