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たかだか「五感」ですら、理解しあえない。

昔、家族でドライブしていた時のこと。

運転は母で、
私と、弟2人が同乗していて、
私は、後部座席に座っていました。
(後で、助手席に乗っていればよかったと後悔した)


車がトンネルに入ったとき、
いきなり、排気ガスの匂いが車内に入ってきて、

車のエアコンを見たら、
「外気」モードになっていたので、

助手席に乗っている弟に、

「ごめん、排気ガス入ってきて臭いから、
エアコンを、外気導入から内気循環に切り替えてくれない?」

とお願いしたところ、


(助手席の弟)
「え?俺、全然臭くないし」

(後部座席の弟)
「俺も。
姉ちゃんそうやって、
自分は特別に鼻がいいんだぞアピールすんなって」



おい待て。

なぜ、多数決が正しいことになってるんだ。


エアコンが外気モードで、排気ガス入ってきて臭くて、
臭いで車酔いする人間が一人車内にいて、
実際にエアコンが外気モードになっているっていうのに、

「俺たちは臭くないから外気は入ってきてない」

「というかそもそも、、エアコンの外気/内気って、ウソだろあれ。
 繊細ちゃんが特別アピールするための飾りボタンに過ぎないんだろ」

的な話になっとるんだ。
自動車メーカーに謝れ。


その後、どんなに喧嘩しても平行線で、
結局ずっと外気モードのままトンネルから抜け、

あまりにも納得いかなかった

「車内エアコン内気/外気事件」

だったのですが、


この事件から、

みんなが共通して持っている【五感】レベルでこれなら、

いわゆる第六感と呼ばれるものとか、
霊感と呼ばれるものとかを持っている人達、


この世界で、
相当生きづらいんだろうな、と思いました。


どんだけ、
「いやあの、あそこにヤバいのいるから、そっち近づかない方がいいよ」
と言ったところで、

「外気モードだと外気入ってきて苦しいから、
 内気モードに切り替えてほしい」
を、

「俺たちは臭くないから、臭いって言ってるお前が異常」
と理解してもらえなかった私並みに、


「は?何言ってんの?俺には見えないし。キモ」

と言われる理不尽さを体験しまくっているんだろなー。

と思ったです。


人に感知できないものを感知できちゃう人って大変ですね。


【外気/内気事件から得た教訓】

「人と人とが相互理解しあうことは容易ではない。
 人類が共通して持っている【五感】レベルですら、
 鋭い鈍いがあると、理解の難易度高くなる」

「多数派が全員間違うこともある。(多数決の限界)」

「自分に感知できないものでも、他人は感知できているのかもしれない。
 自分に感知できないからと言って、感知できてる人を否定するのはやめよう」


心に止めおきたいと思います。

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