抽象度を上げる
LITALICOさんのこの記事、個人的にとても面白かったです。
お子さんが、せっかく入った学校を、「定食屋を開きたいから学校変えたい」と言い出した。
親なら、ちょっと「うっ」と思う場面と思います。
精神科医の、三木先生の助言が、素敵だな、と思いました。
「抽象度を上げる」。
人と理解しあうのに、大切になってくるスキルだと思います。
定食屋を、なぜ開きたいのか。
定食屋になって、何を実現したいのか。
定食屋の、どんなところに魅力を感じたのか。
「一人で黙々と作業をしたい」
「人を笑顔にさせたい」
「食材管理に萌える」
「包丁を使う作業がこよなく好き」
「盛り付けに美学を感じる」
「常連さんの集う場にしたい」
「地域の食材を使い、地域を応援するビジネスをしたい」
などなど。
とにかく、子どもの話を聴いて、理解した上で、
話の抽象度を上げ、
「それは、飲食業じゃなくてはできないことか?」
「もっと、他の、本質的にやりたいことがやれる業種はないか?」
などを考えるお手伝いをしてあげると、
冷静に、視座を高く、視野を広くして、自分の職業選択について考えることができるかもしれません。
「抽象度を上げる」ことと、「具体に落とす」こと、
どちらも、相手の話を理解したり、
自分の話を理解してもらったりするのに、
あると便利な力だな、と思います。
講座でやっていることも、具体(絵画)から抽象度をあげることの練習、な面もあります😊
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