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描いて書くアクセサリー①
シンプルな形。
こっくりとしたアースカラー。
自然なやわらかさを帯びている頂点。
威嚇するような尖り方でもなければ、子供っぽい幼い丸みでもない。
少し小ぶりで手のひらの上でころころ転がしてしまう。
着ける角度をほんの少し変えるだけでもいたずらっぽいアレンジもできてしまうのが、シンプルなデザインかつ、ゆらゆらと揺れないこのアクセサリーの面白さ。
小さいのにしっかり耳たぶをぱくりと
描いて書くアクセサリー②
丸いチューインガム、金色の包み紙のチョコレート、カラフルな飴。
量り売りのお菓子たちが整列したみたいな楽しさ。
少しだけまろやかで深い赤は、全体を落ち着いた雰囲気にするポイント。
ピンクゴールドやオレンジ、白、紫も混じっていて、実は大人な色合わせ。
動くたびにかちゃかちゃとパーツが軸周りを回転するのが楽しい
耳元で小さな主張の音を聞きながら、ああちゃんと着いてるな、と確認して、触っ
描いて書くアクセサリー③
ぽろぽろぽろんと聞こえそうな横並びの雫も、耳に着けると右へ左へ思い思いの方向へ向いてしまう
自我があるみたいでいいなと思う。
軽くて着けている感じがしないし音も小さいので、時々手を耳にやってほっとしている
風が髪を攫ったり、髪を耳に掛けたりしてちらりと見えるその瞬間がこのアクセサリーの一番光る時。
目が離せなくなる。
繊細で華奢で儚い雫たちの持つ不思議な力がそこにある。
アク
描いて書くアクセサリー④
なんとなく元気が出ない日がある。
しょんぼりした昨日を思い出す朝とか、
億劫なあれしなきゃこれしなきゃとか、
その他諸々。
そんな日はこの子を選ぶ。
ドレスの裾を持ち上げて勢いよく踊るようなうねりが好きだ。
耳に着ける前にはいつも決まって人差し指でビーズのスカートをくるっと回す。
ちょっとしたルーティーン。
きゃらきゃらと笑う女の子が自由に踊っているみたいで顔が綻ぶから。
きっ
描いて書くアクセサリー⑤
つるつるとさらさら。
横から見ると実は所々厚みに差があるアクセサリー。
実際に手に取って分かる発見が良い。
偶然と計算と閃きが円となり左右に分かれるのだという。
それが by chance 。
同じデザインは二度と出来ない。
一期一会だからこそ簡単に選ぶことができない。
ああでもないこうでもないと唸ってしまうけれど、それでも悩む時間も含めて楽しい。
おしゃれの醍醐味の一つと言ってもいい
描いて書くアクセサリー⑥
海辺に転がる貝殻のよう。
オーロラともビロードともつかない揺らめきが詰まったパーツに惚れ惚れする。
美しくて、見ていて飽きない。
よく見ると正方形ではない右上がりのシマウマ模様の四角は、型にはまらないおしゃれを楽しみたい気持ちを後押ししてくれる。
こっくりとしたグレーの振り子は、ただぶら下がっているだけではつまらない。
穏やかな白い豆型の後ろでちろちろと揺れるのが良いのだ。
シマウマ模様