「セクシー田中さん」 小学館に対する不買運動に関するニュースを読みながら
20日の記事
『森川ジョージ氏、小学館に対する不買運動に「円満にやっている人達まで巻き込むなよ」』
私は森川ジョージ氏をエニアグラムのタイプ6だと見ているので、
混沌を嫌うところはタイプ6らしいと思いながらこの記事を読みました。
混沌の大小を見て手軽に簡単におさえられるところに文句を言っています。今回はそれが不買運動をしている一般人となっています。
これが(芦原さんとの約束を脚本家の相沢友子氏に伝えなった)日テレ・プロデューサー三上絵里子氏に文句を言わない小学館に対して、「小学館のほうも作家を守っていない」と両方に言うのであればよいのですが、記事からはそこが読み取れませんでした。
「自分は今回のことで出版社や局をかばうつもりはないけれど」と自分の安心・安全のための保険を言いつつ
本心は
「円満にやっている人達まで巻き込むなよ(安心・安全を壊すなよ)」
なのでしょう。
ヤフコメ
私は不買運動は大きくはならないと見ています。
ヤフコメを見ても積極的不買運動支持者は見当たりません。
(企業イメージに傷がついた話については後述します)
たしかに
「わざわざ僕に『不買運動に参加しているから買いません』とか『Amazonキャンセルしました』とか直接伝えるのやめてほしいです。結構キツイ」
という人の気持ちは分かります。
その上で、これをやっている人はごくわずかだとも思っています。
日本人そのものの国民性はタイプ6です。
ならば、その日本人の多くは、森川ジョージ氏のほうに賛同しているはずです。
このヤフコメも一番多い「共感した」が4800程度です。
始めのころのヤフコメが私の知る一番多いもので「共感した」が18万で、これは脚本家と日テレに対してのコメントでした。それに比べれば賛同者が少ないことが分かります。
今は、日テレが小学館と一緒に時間稼ぎして、
さらには情報も錯綜気味になってきて、
混沌が長引くことに日本人の多くがストレスを感じて、この話から離れ始めています。
不買運動を否定的に見る人はかなりいるようです。コメントへの「うーん」の数が多いことからもそれが分かります。
日本では、デモをする人が少ないです。
つまり、積極的内発的に動く人は少なく、また動く人も否定的に見られていることは、この「うーん」の数が多いことと関連しています。
安心・安全を崩す者、混沌を起こす者として、嫌っているわけです。
なので、不買運動の実質的な効果は無い、あっても小さいと見ています。
ただしもしも小学館というものの企業イメージ(ブランドイメージ)が傷ついたことによる消費者離れが起きているとしたら、これは不買運動よりも効果が大きいものだとも見ています。
もしもそういったものが起きていたら
それはつまり一過性ではなく持続力のある嫌悪感が生まれているということですから。
出版社は何も小学館だけではありません。消費者は出版社を選択できます。小学館というイメージに、ブラックなものが今回の対応で付いてしまえば、ダメージは持続すると思われます。
ヤフコメにはこういうのがありました。
そう、ここで日テレと比べると小学館への依存度はあまり高くない事実が重要になってきます。
小学館は避けられやすい立場にあるということです。
依存度があまり高くないという点では、アメフト部で問題になった日大と近い立場になったと言えるかも知れません。
代わりとなる選択肢はいくらでもあります。
ブラックというイメージがついて嫌われた「ワタミ」と言ったほうがよいかも知れません。
あるヤフコメには、こういったものがありました。
ただし、この影響は今すぐには分からないものなので、本当に企業イメージ(ブランドイメージ)が傷がついたかどうかは、想像の域を超えません。
今後
問題に対応しない小学館自体が
安心・安全を損なうブラックを連想させるものとなってくると(作家との契約を無視したプロデューサーに文句を言っていないのは事実です。「作家を守った講談社と比べるとブラックな印象」「作家を大切にしない小学館」「ブラック小学館」というイメージが付く可能性)、サイレントクレーマーな感じで静かに消費者(もしかしたら作家も)が離れる可能性はあります。
あとそうなってきたときに
わが身可愛さで不買運動に苦言を呈した人が
人の死をなんとも思わない人として記憶されていく可能性も残ります。
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