日本人におけるタイプの割合について
表題のような質問をいただいたのですけど、
これ私も分からないのですよね。
これを調べるには公立小学校の生徒を見る必要があると考えます。
また地域も複数にまたがって調べる必要があります。
以前読んだnoteの文章に、「東大にはMBTIのINTPが多い」のようなものがあって、
エニアグラムも、学校によってタイプの分布も違ってくると思います。なので、受験で分かれる前の小学校で調べるほうが良いと考えています。
それでも、地域によって違いが出る可能性があります。
地域で言えば、大阪は『援助者』タイプ2文化です。
ある東京の作家のかたが大阪でのできごとをエッセイに書いていたのですけど、大阪で道に迷うと2通りの対応にあうそうです。
1つは目的地までわざわざ案内をしてくれる人が出てくる。
もう1つは「たまたま」同じ目的地へ行くという人がなぜか現れて案内してくれる。作家のかたは、「そんな都合の良いことが何度も起こるはずがない」「私のために道案内をしてくれているのは明白だ」という意味のことを書いています。
あるとき大阪において、バス停でバス待っていたそうです。するとバスが来たのに止まらずに通り過ぎて行ってしまったそうです。なぜ止まってくれないのだろうと思っていると後ろから「あんな、バスには特急というのがあってな」と知らない人が説明をし始めたそうです。それで心の中で「え? 私何も言っていないのに。なぜ考えていることが分かって説明してくれるの? エスパー?」なんて思ったそうです。
こういうことをしそうなのはエニアグラムでいえば『援助者』タイプ2となります。
ならば大阪の人はすべて「親切な人助け」タイプ2かというと、そうではないように思え、ならばタイプ2の人数が多いのかといえば、その可能性は高いとは思うものの、確証が無いんですよね。
西原理恵子さんのエッセイを読むと高知はタイプ8文化です。
「男は、クジラが来たときだけしっかりと働ければいい」なんて意味のことが書いてあったと記憶しています。それがタイプ8とつながっているように思っています。
なので複数の文化圏で調べる必要があると思っています。一部の地域をサンプルとして調べただけでは日本人の国民性を誤って理解することになると考えています。
それと
同じ地域でも、さらに小さい地域ごとに割合が変わっている可能性もあります。
先程の高知で言えば、場所によってはのどかみたいですし。
なのでタイプの構成を知るのは難しいと思っています。
それと企業や公務員となると、意図的に採用しているので、タイプの構成はかなり偏っている可能性があると見ています。
その上でやはり文化というものはあるのではないか? というのが私の考えです。
ほら、タイプ6文化の日本人だって、アメリカに行ってアメリカかぶれして帰ってくるじゃないですか。文化に染まるということはあると思っています。
「でも、その染まり易いのがタイプ6なのでは?」と言われたら反論は難しいですね。
そもそもタイプの判別が難しいという問題もあるんですよね。