お前の人生はお前の為のもの[夏への扉ーキミのいる未来へー 感想]
あまり期待はしていなかった。
山崎賢人くんには申し訳ないが、キングダム2で私は痛い目を見ているからそのイメージが強くて、、、
だがよく考えればキングダム2でも彼の演技力はドンズバで素晴らしかった。
事実、今回も素晴らしかった。清原果那ちゃんもとても良かった。
だが、その2人を差し置いて、演技において引き込まれたのは、原田泰造である。
結果として原田泰造演じる佐藤太郎は宗一郎と璃子を救った恩人なのだが、彼の満面の笑みの奥に潜む狂気が終始見え隠れしている様な気がして、いつ宗一郎を裏切るのか、それとも殺すのかと怯えながら見ていた(笑)
ストーリーなのだが、タイムリープもので、マルチバース論を否定し、時間軸は一つしかないとし、1995年の時点で冷凍睡眠が既に出来上がっているという設定。
タイムリープものなので、どう物語が進んでも矛盾が生じるもの。多少疑問点はあったが、後半から丁寧に伏線回収を行う構成がシンプルで大変見やすかった。
疑問点に関しては恐らく原作を読めば良いのだろう。
全てを失い絶望する宗一郎。しかし、未来から見たその一点は成功する未来(璃子と再開した最高の未来)で必要な場面であった。もちろん未来から見た結果論とも言える。
だがしかし、未来は如何様にも変えることができるということでもあるのだ。過去を、つまり今を、行動一つ変える事により未来はどんな色にも彩られていくのだ。
己の人生は常に己の掌の中にあるのだ。
最後に、私の好きなuverworldのENという曲から引用させて頂く。
忘れるな。お前の人生は、お前の為のもの
以上。
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