毒親というのは 4

年を取った親達もそれぞれ病気して
周りの手が必要になってきた

福祉の力も借りながら私も出来る範囲で
親達の通院や買い物に付き合う

確かに色々面倒かけられて
良い思い出の方が少ない親だけど
やはり多少の情もある
恩着せがましいけど、育てられたのは事実で
年取った親の姿を見ていたら哀れで、
って言うのが、絶縁一歩手前を保っている

そう、思っているのに
前言撤回したくなる母親の言葉

「娘産んで良かった」
「女の子は気が利く」

とやたら言う
そうでなくても、周りの人も
「宝娘が迎えに来た」とか
「娘なんだから、アレもコレもしてもらえ」
といった、娘という存在を何だと思ってるのか
「娘なんだから当たり前」を出してくる

親達の事をより近くで世話するようになってから
聞くことが増え、辟易していた

言いたい
男性だろうが女性だろうが
こまやかな人もいて、きちんと出来る人もいる
たまたま、そういう人が近くに居ないのだろう

そして、娘というのは
ただの介護要員で、無条件に可愛いと思う存在ではないと、親を見て良く分かった

ちなみに、私にも娘はいるが
確かに、心強くはある
だけど、自分達にとって得する為に産んだわけではない
性に関わらず、可愛いのは同じなのだ

母親はその場で思いついたまま喋る
それが誰かを傷つけようが
自分は正義を語るから関係ない、という感じ
親ながら引いてしまう

私には、障害のある子どもがいるが
母親は言った
「こんな子どもが産まれるの分かってたら諦めれば良かった」

兄が家をかき回し、居なくなってからも
「こんな目に遭うなら持たねば良かった」
持たねば、というのは
産まねば良かったという事
これも自分の思い通りに育たなかった為に吐いた言葉だろう

「良いことが1つもない」も良く言っている
私がそばで何かと動いているのは目に入らないのだろうか
母親にとって、良いこととはなんだろう?

他にも、人の気持ちを乱す言葉を良く吐くが
聞いていると、行いの果てに上手く行かなかった事に対して「悲劇のヒロイン」ぶってるだけなんだろうなと思う


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?