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はじめまして!

みなさん、はじめまして!私は現在、ロンドンで応用ポジティブ心理学の修士課程に留学しています。

ポジティブ心理学という、まだ(日本では)あまり知られていない分野に「応用」がついていていますよね。私は長年マーケターとして仕事をする中で、ポジティブ心理学に出会い、まさにマーケティングの領域に「応用したい!(できる!)」と思って現在地に立っています。

実はマーケティングでは常に人間心理の探求を行っています。なにせ、モノを選ぶのも、使うのも、主体は人間ですから。そして、経済は何と言っても、そんな人間が行う消費活動によって支えられていますからね。本質的に企業は人間心理を知らないとけないわけです。

例えば、ブランドの戦略を立てる際に行う定性調査の一つであるデプスインタビューでは、Why(どうしてそれを選んだの?どんな気持ちになる?それがあると何がいいの?etc.)を重ねることで、いち生活者の感情や価値観を深掘りして、商品開発やブランディングに役立てます。私自身もたくさん経験してきました。

一方、この10年間は科学技術が加速度的に進化して、これまでわからなかったことが証明できるようにもなり、一気にデータサイエンスな時代になりました。心理学にも科学が重視される動きが生まれています。いわゆるevidence-basedであることです。ポジティブ心理学は、従来の心理学を補完する立ち位置をとり、科学に基づいているというのが一つの特徴でもあります。

変化といえば、もちろん人々を取りまく環境も劇的に変わっています。地球環境、デジタル化、多様性、働き方など……。みなさんも自分の価値観にまで変化を与えているな~と実感することが日々あるのではないでしょうか。

私も同様に、"変化"のただ中に身を置くマーケターとして、こんな時代だからこそHuman centricな視点が必要だと強く感じるようになりました。「人間心理の普遍性」の「社会へのポジティブな波及」、そのメカニズムを考えられる視点を持ちたいと考えるようになりました。
多様性の時代だからとミクロに最適解を求めるのではなく、鳥の目視点を忘れずに。個人と社会の境目でダイナミズムが生まれる"歯車"みたいなところにとても可能性を感じ、探求したいな~と思うようになったのです。

そして、そんな私のquestionに、ポジティブ心理学(私が在籍する正確なコースの名称は、Masters in Applied Positive Psychology and Coaching Psychologyなので、コーチングの領域も入ります)でアプローチしてみたい!というところです。

たった1年でバシッと答えにたどり着けるのかはわかりませんが、とにかく自身の視野を広げ、思考を深めるために、この時間を大切にしていきたいと思います。Think outside the boxは主たるポジティブ感情の成せる技でもありますから。

そして、何よりも。ポジティブ心理学ではWeの視点が欠かせません!学ぶ過程で「これは使えるな!」「なんか気になる…」と思うことが出てくると思いますので、それをみなさんにもシェアしていければと思っています。

興味のある方はちょくちょく覗いてみて下さい。これから、どうぞよろしくお願いします!





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