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余生の生贄について思う時。

自分は他人がいる状態で仕事やら作業やら何やらすることさえも根本的に苦手である。集中出来ないのもあるけど、苦痛に近かったりする。大昔に比べたらマシにはなったけど、それって単純に人がいる状態で仕事しなきゃいけないってことをやめているからでしかない。PC作業の時、特に。外で、現場で何かする時は別にいいっちゃいいというかなんだけども、マジで苦痛。この感覚は高校生くらいが一番強くて、美術作品作ってる時でも結局持ち帰って作り直すなどやって、「場に独り」でいるようにしないと無理だった。

まぁさ、そんなこと言っても色恋沙汰やら何やらならば平気なんでしょ?と突っ込む奇特な人がいるんだけども、それも無理よ?どんなに好きだろうとなんだろうと、一緒にいたいという感覚がほぼない。出来ればいたくないし、出かけたくもないし、たまに会えばいい感じで、それが生活空間に…とかなりますと、もっと無理です。

これ、同性でも無理…友人関係でも無理。

要するにほんとに他人と一緒にいるの辛いんだけど、なんか書いてると変な生き物だと思い知るんだけど、神経質というより、羞恥心とのバランスが悪いんだと思う。完全なる身内しか無理とも言う。

結果、結婚何それ?なんだけども。妙にポジティブな人に言わせたら「本気になる人に出会ってないからだよ」とか言われますが、「いやいや違うから、それ」でピシゃる。拗らせている年期がちゃうわ、場数がちゃうわ。これでもいろいろ試した結果が、こうなんだからしゃーないんだよ。

それはそれでいいんですけども、ここ一年がっつりなんか作業場といえば作業場なんだけども、くそ狭い居住空間に合計月の半分くらいいる物体がいて、当初嫌だったんだけど、うちで作業することになって来ている。寝食共にしていたりするんだが、ふと何で平気なんだろうなぁと考える。相手がどうこうというより、自分の心理みたいな方を考える。

仕事だからか…と思いつつ、いやもう仕事せずにダラダラしに来られている率の方が多い。かといって別に色恋沙汰でもない。

何となく拗らせ方が似ているんだろうなぁという気はしている。年齢差があるから「あーそれははるか昔に通り過ぎた道」とか思うんだけども、何となくその物体が拗らせまくっていることやらなんやら聞いてると内容は違っても「そういう話聞いてくれる人」って自分の当時にはいなかったよなと思い返しつつ、聞いてくれる人がいるってことは救われるんだろうなぁと。

実際、そうらしいんですけどね、基本話せる相手がいなかったと。この謎の通いがなければ一年前に死んでたとかほざかれたが、んなん深刻に受け止めないというか「( ´_ゝ`)フーン…(゚∀゚)…щ(゚Д゚щ)カモーン」みたいにふざけるから言いやすいらしいけども。

自分は別に今更悩みを聞いて欲しかったりとかそういうのまったくないんだけども、ってか、ぽつーん命だからもともとないんだけどさ、ある部分の代理にしていることは自覚しているから、ちょうど良かったのかもしれない。

身内というか、家族というか、そういう世話焼き対象が無くなっている状態の穴埋めをしているんだなと。しかもそこにめんどくさい感情の波がなくていいというか。色恋沙汰だとそういう落ち着いた状態がベースになるのって時間かかるから、そういうのすっ飛ばして「ここにこの物体を収めた」と。

っても母親の気分でもないし、姉の気分でもない、永遠の乙女。

微妙なところ他人に遠慮する性質の物体だからかもしれないが、姉貴と誕生日と血液型がどん被りなのもあるかもしれないが、扱い的に楽っちゃ楽なんだよね。「お前は姉貴と同類か!」とマジで思う。依存しきらないし、仕切れない性質だが、放置というか、ほんとおかしいマイペース貫いているし。それだからこっちもマイペースにいられるのもあるんだろう。

このご時世だから良かったと言えば良かったんだろうなぁとは思う。でもぶっちゃけ、別に自分はぽつーんと引きこもりでも大差なかったと思いますが、あの物体は違ったんだろうなぁ。

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