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まじすと10回目決勝大会YAZAWA VS けみこ

AブロックBブロック共にシードが勝ち上がった準決勝。
ナヤオーラ対ラクドスミッドレンジ。お互いにデッキタイプを口にするとありふれた名前になるがその中身は独特過ぎる構成となっている。

YAZAWA

爆発力が売りのオーラデッキ!
除去と継戦能力が不足しているという弱点を《軍団の天使/Legion Angel(ZNR)》と《双弾の狙撃手/Twinshot Sniper(NEO)》でカバーしている。


けみこ

けみこのラクドスミッドレンジは《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》+《血に飢えた敵対者/Bloodthirsty Adversary(MID)》コンボを主軸にアドバンテージを獲得できるカードが詰め込まれている。

G1


先行はYAZAWA。お互いに満足いく手札だったようで7枚のまま開始。

ナヤオーラ最高の動きである《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》を1ターン目に着地させ、自己紹介が終了。
除去をされることなくターンが返ってくると「おおー! 強い強い」と洩らす。
すでに初手で十分強いのだが、今より強くなるのだろうか?

2ターン目に《無常の神/Kami of Transience(NEO)》を並べる。1~2ターンにおける理想的な動きだ。
手札にエンチャントがあるためこの先の動きも保証されている。

けみこは《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》を引き込み、《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》並べて迎撃態勢を取る。
全ての手札が事実上の除去として機能する。

続く3ターン目。YAZAWAは《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》をキャスト。それぞれ+1/+1カウンターを置き、フルアタック。
《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》と《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》の交換となる。

けみこのドローは《不憫な悲哀の行進/March of Wretched Sorrow(NEO)》。《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》を再びキャスト。

4マナに到達し、ここで独自採用カードである《双弾の狙撃手/Twinshot Sniper(NEO)》で《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》を始末するとゴブリントークンと《無常の神/Kami of Transience(NEO)》で、けみこのライフを11まで減らす。

けみこの4ターン目、YAZAWAの手札が2枚であるため《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》を手札破壊モードでキャスト。《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》と《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》を奪い去る。

あとは盤面さえどうにか処理出来れば逆転できそうだ。《無常の神/Kami of Transience(NEO)》が3/3のままであれば次のターン《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre(MID)》で処理が出来る。

しかしYAZAWAのドローは《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》。追加のアタッカーと+1/+1カウンターを場に追加する。
アタックでけみこのライフは3。

YAZAWA「《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre(MID)》で死ぬけど……おっと!言っちゃったな。でも4/4は残るか」

楽しそうに状況を説明するYAZAWA。どんなときでも平常心でプレイできるのがYAZAWAの強みだ。

けみこは《火遊び/Play with Fire(MID)》で《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》を処理するのみでターンを返す。

なにも無ければリーサルとなるYAZAWAのアタック。けみこは血トークンを起動するが解決策引けず投了。

YAZAWA「よし合格! サイドボード♪」(うるさい)

GAME1 YAZAWA WIN

G2

先手はけみこ。双方7枚スタート。

けみこ→《マラキールのぬかるみ/Malakir Mire(ZNR)》
YAZAWA→《枝重なる小道/Branchloft Pathway(ZNR)》→《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》

今回もロケットスタートを決めるYAZAWA。だが先手と後手ではまるで意味が異なる。

2ターン目にタップインランドを処理せざるを得ないため《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》をキャストできない。
1/1のままの《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》は《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre(MID)》X=1で除去。
けみこはこれで除去をするたびに1点のライフを得ることができる。

YAZAWAは3ターン目《ルーン鍛えの勇者/Runeforge Champion(KHM)》を出し《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》を手札に加える。
けみこは4マナを立てたままターンを返す。

YAZAWA「これは《放浪皇/The Wandering Emperor(NEO)》の構え!」

白マナは無いが取り敢えず《放浪皇/The Wandering Emperor(NEO)》を警戒するつもりでいるらしい。
《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》を場に送りだし、2マナに軽減された《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》を送り込む。

《ルーン鍛えの勇者/Runeforge Champion(KHM)》でアタックしてエンド。けみこはエンド時に《不憫な悲哀の行進/March of Wretched Sorrow(NEO)》で《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》を始末する。

そのまま自ターンで《強迫/Duress(XLN)》でYAZAWAの手札からアドバンテージ源兼ダメージ源である《スカルドの決戦/Showdown of the Skalds(KHM)》を抜き取る。

YAZAWAの手札は《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》《持続のルーン/Rune of Sustenance(KHM)》《無常の神/Kami of Transience(NEO)》。
インスタント除去が無いけみこは意を決して《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》をキャスト。

タップアウトされこの状況。《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》を引いたらもうやりたい放題だが……。

けみこ「ルーティングそんな出来ないでしょ。そのハンドだと」
YAZAWA「おっとぉ、ルーティングはしないけどちょっといいの引いたぞ」


《無常の神/Kami of Transience(NEO)》

《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》

《持続のルーン/Rune of Sustenance(KHM)》

《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》
と矢継ぎ早に動く。オーラの対象は全て《ルーン鍛えの勇者/Runeforge Champion(KHM)》。

ゴブリントークンと《ルーン鍛えの勇者/Runeforge Champion(KHM)》のアタック。ゴブリントークン同士での相打ちとなり、けみこのライフは21。まだまだ先は長い。

けみこは《蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen(AFR)》をドローすると、《絶望招来/Invoke Despair(NEO)》で《持続のルーン/Rune of Sustenance(KHM)》と《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》を除去。
《血の長の渇き/Bloodchief's Thirst(ZNR)》でいったん《無常の神/Kami of Transience(NEO)》を除去。
エンチャントが墓地に落ちているため《無常の神/Kami of Transience(NEO)》は手札に戻っていく。

YAZAWAは《無常の神/Kami of Transience(NEO)》と《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》を場に出して攻撃の準備を進める。相手の手札が1枚であることも強気の姿勢を後押しする。

けみこのドローは《冥府の掌握/Infernal Grasp(MID)》。《蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen(AFR)》をキャストすると蜘蛛トークンを場に出しターンを返す。

そしてYAZAWAはドローステップで急に含み笑いを始める。

《スカルドの決戦/Showdown of the Skalds(KHM)》が降臨すると、ガス欠となっていたYAZAWAを潤す。

《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》と《速度のルーン/Rune of Speed(KHM)》に併せて《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》の誘発能力で《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》のパワーを6とすると、3体のトランプルクリーチャーでアタック。

どうブロックしても《蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen(AFR)》を守ることは出来ない。これでけみこのライフは9。
これが爆発したナヤオーラだ。

次のターン、けみこのドローは《炎血の発想/Igneous Inspiration(STX)》。《タミヨウの保管/Tamiyo's Safekeeping(NEO)》が見えているため除去のターゲットを吟味しなければならない。

やむを得ず本体に《炎血の発想/Igneous Inspiration(STX)》をキャスト。履修の効果で《壊死放出法/Necrotic Fumes(STX)》を手札に加えるが状況を打破出来るカードではない。

やむを得ずターンを返す。

YAZAWAは再度トランプルを持つクリーチャー3体でアタック。
けみこは最後の抵抗とばかりに《冥府の掌握/Infernal Grasp(MID)》を《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》にキャストするも、それには見えている《タミヨウの保管/Tamiyo's Safekeeping(NEO)》が突き刺さる。

蜘蛛トークン×2、《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》のブロックするがトランプルは止まらず残りのライフを削り切った。

GAME2 YAZAWA WIN

YAZAWAは宿命のライバルであるルルークの待つ決勝へ。

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