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まじすと10回目決勝大会 FINAL YAZAWA VS ルルーク

2週間に渡り開催されたまじすとも決勝戦。
因縁のある二人による戦いがついにはじまる。

決勝に進んだ2人はそれぞれ大会中誰に対しても積極的に話しかけて明るい雰囲気でゲームをし続けてきた。
配信者として、競技者として楽しくフェアな勝負を心掛けてきた2人が決勝でまみえるのは必然だったのかもしれない。

YAZAWA「周りがライバルって言ってるけど本人はそんなに別に意識してないよね?」(意訳)

と因縁などどこ吹く風のYAZAWA。
ここにきてそれはちょっとないんじゃないでしょうか?

ルルーク「でも連敗してるしそろそろ勝ちたい」(意訳)

対するルルーク、こちらは意気軒昂だ。
因縁があろうがなかろうがここまできたら優勝したいのはどちらも同じ。あとはカードで語ってもらおう。

YAZAWA

ヤラセちゃんねる - YouTube

ルルーク

G1

YAZAWA「取り敢えず先行はくれ!」
お互いに先行が欲しい。YAZAWAが叫ぶが、残念ながら先行はルルーク。

お互いに7枚でキープ。過不足無く毎ターン動ける手札だ。

《バグベアの居住地/Den of the Bugbear(AFR)》を置くのみのルルークに対してYAZAWAは《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》でロケットスタートを決める。
《速度のルーン/Rune of Speed(KHM)》と《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》を抱えており盤石に見えるが、白マナが無い。

右になにやら面白いカードが?

ルルークは《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw(KHM)》をキャスト。
手札に除去を抱えているので1~2回ほどは仕事をしてくれそうに見えるが、YAZAWA2ターン目のドローは《無常の神/Kami of Transience(NEO)》。
1マナの差が勝負をわけるため万全を期して、2体をブロッカーとして立たせる。
続くルルーク《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》をキャストエンド。
YAZAWAも3ターン目に《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》をで応える。
《無常の神/Kami of Transience(NEO)》と《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》それぞれの上に+1/+1カウンターが乗る。
一見するとYAZAWAが優勢にみえるが、なんとここまで3枚ドローを行い白マナが1つも出ていない。
これがこの先どのように影響していくのだろうか?

ここは我慢と高らかに宣言してターンを返すYAZAWA。

ルルーク「無理やり行くか」

《ドラゴンの火/Dragon's Fire(AFR)》で《無常の神/Kami of Transience(NEO)》を焼き払うと《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw(KHM)》+ゴブリントークンでアタック。
自陣に2つの宝物トークンを生み出す。

さらに生み出した宝物トークンを利用してYAZAWAのゴブリントークンを始末する。
宝物を生成し続けるクリーチャーを止めるには《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》を差し出さなくてはならない。

マナ差が生まれたことを飲み込むと、このゲームの勝負所はここでは無いと判断したYAZAWA。ダメージを受ける。

通算4枚目のドローと《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》の第二章を経てなお白マナが無い。
仕方なくルーンでドローを進めるかと、《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》を《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》にキャストするも………そこに3枚目の《ドラゴンの火/Dragon's Fire(AFR)》が突き刺さる!

今日のルルークは持っている

何もできずターンを返すYAZAWAを尻目にに《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》が《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》へ変貌する。
《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw(KHM)》+ゴブリントークンのアタックでYAZAWAのライフを12まで減らすと更なる《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》を盤面に追加。

YAZAWAの5ターン目。またしても土地を引くことが出来ない。
このターンに登場したばかりの《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》をターゲットに《速度のルーン/Rune of Speed(KHM)》を唱えるが、なんとここで4枚目の《ドラゴンの火/Dragon's Fire(AFR)》!!


YAZAWA「ヤバすぎ!」

自ターンに入りルルークは《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw(KHM)》+ゴブリントークン3体(1体は《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》で生んだコピー)でアタックし、YAZAWAのライフを4とする。
逆転の可能性を思い描くYAZAWAの前に満を持して登場する《月の帳の執政/Moonveil Regent(MID)》。

最後のドローでついに白マナを引き当てるが、時すでに遅し。
投了ボタンをクリックした。

GAME1 ルルーク WIN

G2

ルルークは「よーしよしよし!」とガッツポーズが目に浮かばんばかりの喜びようだ。
テンションは最高潮だが、歯を見せるにはまだ早い。次は鬼門の後手番だ。



初手を6枚としたYAZAWAに対してルルークは《ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel(KHM)》+《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw(KHM)》を内包するかなり強い手札を抱え込むことになった。

1ターン目。タップインランドを置くのみのYAZAWAに対して、《ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel(KHM)》でロケットスタートを予感させる。

YAZAWAはドロー後もクリーチャーに恵まれず、やむを得ず《フロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragon(AFR)》に《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》を貼りデッキを掘り進める。

対するルルークはやはりロケットスタートだった。《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw(KHM)》を置くと《ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel(KHM)》を即起動。
宝物トークンを置きながら追加の《ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel(KHM)》を送り込む。

YAZAWAの第三ターン。
《双弾の狙撃手/Twinshot Sniper(NEO)》、《スカルドの決戦/Showdown of the Skalds(KHM)》と強力なカードを引けているものの大事な軽量クリーチャーが引けていない。
《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》を置くのみでターンを返す。

ルルークはこのデッキの力を見せ付けるように《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon(KHM)》を走らせると今しがた生み出した2つの宝物から4マナを生み出し《エシカの戦車/Esika's Chariot(KHM)》を置きターンを返す。

YAZAWA「ってもう出んの!? 猫戦車ヤバ」

ドロー+《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》第二章でもデッキは加速せず。
《スカルドの決戦/Showdown of the Skalds(KHM)》を置き、次のターンに望みをつなぐ。
実際めくれたカードは非常に強力であり、ライフが十分に残っていれば逆転も出来そうだが、ブロッカーであるゴブリントークンに《炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt(VOW)》の稲妻が突き刺さる。

十分なライフあるときに活かせれば、あるいは…

先を遮るものが無くなったルルークはフルアタックによりYAZAWAのライフを4とする。
これで地上に巨大な絆魂クリーチャーが用意されても《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon(KHM)》で勝ち切れる計算だ。

そして逆転を期待されるYAZAWAの5ターン目。
ひとまず《スカルドの決戦/Showdown of the Skalds(KHM)》が第二章に、《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》が第三章となり《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki(NEO)》が登場する。

《気前のいい訪問者/Generous Visitor(NEO)》をキャスト。

出来ることなら《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》→《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》とキャストして山の上から《速度のルーン/Rune of Speed(KHM)》を引き当てたい……カーソルを《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》に移動させたときに嘆息する。
なんと緑マナが2つしかない。マナカーブに沿って動けていれば何の問題も無いマナベースがアクションを連鎖させようとした瞬間牙をむく。
第一ゲームに引き続きこのゲームもまた土地に泣かされたYAZAWAは何もせずターンを返す。
《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist(NEO)》も《強力のルーン/Rune of Might(KHM)》もそのまま除外領域の海へ消えて行ってしまった。

ルルーク視点ではこのアクションが怪しすぎるように映っただろう。
相手が《放浪皇/The Wandering Emperor(NEO)》を変に警戒してくれれば儲けものだが、もうここまでくるとしてもしなくても変わらない。

《ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel(KHM)》を×2 + 《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw(KHM)》で《エシカの戦車/Esika's Chariot(KHM)》を起動すると全力でアタック!

YAZAWAはエモートで応える。

YAZAWA「おめでとうルルークさん」
ルルーク「無かったー!」

GAME2 ルルーク WIN


様々なデッキを研究し、チームの思いを乗せたルルーク。
積み重ねた練習と勝ちたいという純粋な願いにデッキが応えた。疾風迅雷の勝利! 優勝おめでとう!!



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