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高知の朝どれカツオから始まる感謝の宴!スタッフとの飲み会

コロナウイルスが広がるとは想像もしなかったある夜、施設のスタッフさん達と飲み会を開いたことがある。
あの時はマスクも感染もない、今となっては異世界のような感覚でスタッフとも会話を楽しめた。施設にいたときの貴重な思い出だ。
高知の友達からの朝どれカツオのたたきの贈り物がきっかけで、80代の節子さんが、娘の私をお世話をしてくれるスタッフの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいとスタッフとの飲み会を企画したのだ。
私はその施設が設立された当初からの利用者だったので、スタッフの方々には本当にお世話になっていた。だからこそ、節子さんはスタッフの娘の私への心遣いに感謝し、私の友達がカツオのたたきを送ってくれるのをきっかけにして、スタッフにちょっとしたお礼の飲み会を開くことになったのも納得できた。
太っ腹な節子さんは、ワインやビール、そしてノンアルコール飲料や缶チューハイまで揃えていた。お酒を口にすることで、スタッフの心の壁が取り払われ、会話も弾んだ。「やっぱ新鮮だね!」「美味しさが違う!」と口々に言いながら、皆カツオのたたきを頬張っていた。カツオのたたきは柔らかいのに弾力があって、藁で焼いた部分がちょっとスモーキーで味が濃い。そんなカツオがお酒に合わない訳がない。アルコールとカツオを愉しむスタッフ達を節子さんは嬉しそうに眺めていた。今となっては以前のようにはできない、自由で楽しい飲み会だった。
施設という新しい生活の場に入所した私は、介護業界の背後にある事情をその時はよく知らなかった。
今やメディアでどの業種も人手不足と言われているが、介護業界も例外ではない。
介護の人不足の理由は一概には言えないだろうが、対価の低さやスタッフ同士、利用者との人間関係、長時間労働など、様々な要素が絡んでいると想像する。
それ故に、新しいスタッフが入ってもまた辞めると無限の負のループで入れ替わりが激しい。
だから、カツオのたたきとお酒を通じてスタッフの皆と集まることができた瞬間は、「今この場所にいる時間」の尊さを私は強く感じた。


以上、みんなで楽しいひと時を過ごせるような飲み会の思い出をご紹介した。飲み会を通して、大切な人との絆や感謝の気持ちを確認する、心温まるひとときを過ごすことができた。
このようなつながりや思い出を大切にし、今後も大切な人との交流を大切にしていきましょう。その他の楽しいエピソードや心温まる話もnoteでお楽しみください!

#いい時間とお酒

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