新たな部落問題の課題(3) 思い込みと偏見
一度思い込んでしまうとなかなか修正ができない人間が多い。情報を正確に認識して理解できないままに、自分の主張や意見に合うように「思い込んで」解釈し、断定してしまうことほど恐ろしい。思い込みが「偏見」を創り出してしまうからである。特に、自分の意見や考えに反する場合、嫌悪と憎悪の感情が入り込むと、敵愾心が増幅されて攻撃的な言動になってしまう。
一部分でしかないことを全体化したり、一般化したりする人間も多い。自己満足の戯言としか思えないのだが、当人は確信しているため、正しいと思い込ん