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『エモいコントしか勝たん』しか勝たん

たった今、新宿のルミネtheよしもとで『エモいコントしか勝たん』というライブを観てきた。

本当は今日、残業する必要があるくらい仕事が溜まっていた。6月に入ってから、予想外のトラブルやイレギュラーな案件が続々と降りかかっていることに加え、己の仕事の段取りの悪さや思慮の及ばなさが成果にはっきりと表れていて、正直ここ数日は大好きなお笑いや深夜ラジオを摂取する余裕がないくらい、心が疲弊していた。

それでも今日は仕事を定時に切り上げて(明日の自分に全てを託して)、冒頭のライブを観るに至った。

このライブは一般販売されてから数日後に何となくチケットを取ったライブで、それでも前から5,6番目の座席が取れたので、正直注目度の低いライブだったのだと思う。(実際、座席は半分くらいしか埋まっていなかった)

だから、と言ってはすごく失礼なのだけれど、チケットの売れ行きとライブの期待度が比例しがちなのはファンの深層心理にあると思っていて、故に一般販売でも余裕で良い座席が買えたこのライブの期待度はさほど高くはなかった。


「ラジオもYouTubeもチェックしている蛙亭観てみたいな〜」「大好きな相席スタートに久しぶりに会いたいな〜」「単独ライブの評判が良い男性ブランコ気になるな〜」くらいの軽ーーい心持ちで観に行って、むしろ(残業する必要があるくらい仕事が終わってないのに、ライブがあるからそろそろ上がらなきゃ...劇場チケットなんて取るんじゃなかったかも...)というモヤモヤも少し抱えていた。


でも、このライブが本当に本当に最高で、今心底「劇場に観に行って良かった!!!」と思っており、その興奮100%でこのnoteを書いている。

約3週間前に劇場へお笑いライブを見に行った時も「生で観るお笑いって最高!」と思ったのだけれど、その思いの根底には「超絶久しぶりのライブ!」という要因があったような気がする。
(その時の思いは下記noteで書いています👇)


それに対し今日のライブは、まず座席が舞台から非常に近くかつ中心寄りだったので、ネタも芸人さんもとてもよく見えた。「劇場で観る」というだけで、テレビよりも迫力があることは間違いないのだけれど、今回はより舞台から近い座席だったため、どの芸人さんのネタも声量で引き込まれたし、小道具や表情の動きを肉眼で確認できたのがとても嬉しかった。

どの芸人さんのネタも面白かったが、今日の私の爆笑のピークは、間違いなく相席スタート・山添さんが登場したシーン。出てきた時のインパクトが本当に強烈で、この衝撃はずっと忘れられないと思うし、この瞬間にチケット代2,000円を払ったとしても何も後悔がない。こういう一生物の一瞬に出会える時があるから、劇場に通うのは辞められないよなあとしみじみ思った。
「人は見た目じゃない」というありがちなテーマをあそこまでの笑いに持っていける、山添さんのセンスと抜群のスタイルと天性の胡散臭さが本当に最高だった。ますます相席スタートが好きになったよ...

話は逸れるが、別記事(https://note.com/emto_3/n/n893c862b9001)で魅力を語っちゃうくらい大大大好きだった相席スタートのラジオ番組『密会Midnight』がイベントで復活!!!
私は会場チケットは外れてしまったけれど、絶対にオンラインチケットを買うし、たくさんの人に布教して文化放送を振り向かせたいと思っているので、気になった方はぜひチケットを...


「エモさ」というただでさえ抽象的かつ確立されていない概念を、ネタに落とし込むってすごく難しいと思う。
公演内容がイメージしづらくてチケットも完売しなかったのかな?なんて余計なことも考えてしまうけれど、7組のネタと全員でのトークコーナーまであったこの1時間のライブ、私は大満足だった。

そして今、自分でも驚くほど心が元気になって明日の仕事に対する意欲が湧いている。
やっぱり笑うって心の健康にいいんだなあ、今後少しでも気になるライブは躊躇せずにチケットを買おう、そして可能な限り劇場に足を運ぼう、と改めて思った。


帰りの電車に揺られながら勢いのみで書き上げたこのnote、感情をそのまま文章にするのもたまにはアリかな、なんて考えつつ今日はこれで終わり!

『エモいコントしか勝たん』しか勝たん!(言いたいだけ)

追記 : ザ・マミィのコントに触発され帰りに松屋に寄ったのだけれど、ごろごろチキンのトマトカレーが入った袋をぶら下げた独身お笑いオタクOLと、腕を組んで楽しそうに歩くカップルが星空の下ですれ違った。謎のエモさと切なさを感じた。

頂いたサポートでお笑いライブのチケットを買い、その感想をまたnoteに書く、夢の永久機関を目指しています。