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相席スタートの単独ライブが中止になって悲しいので、彼らのラジオの魅力を語らせてくれ

(2020年8月に別のアカウントで書いた記事の再編集版です。)

大好きなお笑いコンビ・相席スタートの単独ライブが、前日に中止となってしまった。
前から心底楽しみにしていたのでとても残念な反面、昨今の感染状況を踏まえると劇場に行くのはちょっと不安だな...という思いも否めなかったので(7月上旬にチケットを取った時はここまで感染が広がるとは思っていなかった)、まあ仕方がないかなと思う。感染しないのが一番だから。(とはいえ、感染した方が悪いわけではない。絶対に。)
でも、やっぱり悲しい。久々のライブに向けて高めたお笑い熱をぶつける先がなくて、ちょっともどかしい。ということで、お二人がやっているラジオ番組『相席スタートの密会Midnight』(文化放送 毎週木曜日26:00-26:30)の魅力を語って、この気持ちに折り合いをつけることにした。

▶︎2021年2月追記 : ラジオオタクの私が特に好きだったこの番組は、2020年10月に終了してしまいました...相席スタートとラジオの相性は最高なので、万が一このnoteを見た関係者の方がいらっしゃいましたら、他局でも別媒体でもいいので、どうかどうか、相席スタートのラジオをお願いします...


魅力① 話し上手なケイさんと聞き上手な山添さん
芸人さんに対して「話し上手」というのは失礼かもしれないけれど、ケイさんはとにかく声色の使い方とか、話すペースの緩急が上手い。そして、リアクションに喜怒哀楽があって、すごく魅力的な女性だなと思う。私は自分をさらけ出すのが苦手で、とりあえず「え〜!すご〜〜い!」みたいな可もなく不可もない反応をしてしまいがちなので、見習いたい。
そして、山添さん。正直このラジオを聴くまで、ケイさんの横にいる爽やかなお兄さんという印象しかなかった。でも違った。実際は、クズで、紳士で、何よりも人の話を引き出すのが本当に上手い。この番組特有の心地良さは、山添さんの「なるほど〜〜!」とか「ええっ!それでそれで?」みたいな軽快な相槌が生み出していると思う。


② リスナーから始まる数多のコーナー
私はラジオ番組特有の魅力として、「出演者とリスナーが一緒になって番組を作り上げていく」ことがあると思っている。だから多くの番組は、コーナーを設けてリスナーからのお便りを募集している。でも、この番組はそれを更に上回る。フリートークで出てきた些細な言葉やくだりを発端に、リスナーが勝手に考えたコーナーを送ってくるのだ。しかも、他の番組でも読まれるような有名リスナーが多いので、ちゃんと面白い。(個人的には山添目撃情報→インディアンス目撃情報への展開、そして2,3ヶ月に及んで繰り広げられたリスナーお見合い企画が好きだった。)
かく言う私も、別のラジオネームで送ったメールが一度読まれた。別の回のフリートーク中に名前を出していただいたこともある。たまたまリアルタイムで聴いていたが、驚きと喜びで一気に心臓が飛び跳ねた。あと、お二人がリスナーのラジオネームを結構覚えていて、「あっ、この人久しぶりだ」とか「いつもありがとう」みたいに、毎回名前に反応してくれるのも良いなと思う。


③ 幅が広すぎる山添さんの選曲
ラジオ番組では定番の、パーソナリティ自身が選んだ曲を流すコーナー。もちろん密会Midnightでも、山添さんがセレクトした一曲が毎週流れるのだが、これが毎回全く違うジャンルなのだ。山口百恵の『赤いスイートピー』から、パチンコ・笑ゥせぇるすまんのテーマ曲(?)『笑ゥせぇるすMambo!』まで、もう何でもござれである。しかも、ここで流れるものは良い曲や妙に耳に残るものが多い。(パチンコなんて一度も行ったことないのに、「♪わらう せぇるす(マンボ!)」と口ずさんでしまうことがたまにある)曲に繋げるために話を強引に持っていくのも、毎回定番のパターン。
ちなみにこのコーナーで紹介されたヒロウモンズ『ピザにコーラ』は、その歌詞があまりにもキャッチーだったので、その後相性抜群なものを並べる「ピザにコーラのコーナー」へと繋がった。(もちろんリスナー発案の企画)あとこの曲は、今年の1月に開催された山添さんプロデュースのライブ「山添展」の客入れ時にも延々と使われていた。開演までの数十分、同じ音楽を聴き続けるのは頭がおかしくなる!と笑っちゃったのも、こんな今となってはいい思い出だなあ。

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(今のところ2020年唯一行けたお笑いライブ。相方のケイさんとは勿論のこと、色々なゲストの方とのコントやレアなピンネタが見れて、「これで2500円なんて安すぎる!」と思った記憶がある。)

▶︎2021年2月追記 : 去年行って最っっ高だった『山添展』の第二回が3月1日に開催されるそうです!!クズ紳士・山添さんの凄さが分かるライブです。私は絶対に絶対に仕事を定時で切り上げて、リアタイ視聴します。


...思ったよりも長くなってしまった。そして、好きなものへの愛を言語化するほど、ますます残念な気持ちが募ってしまう。でも、これまで準備をしてきたお二人や関係者の方々のほうがもっと無念だろう。一介のお笑いファンができることは、ラジオを聴いて、有料配信チケットを買って、公式Youtubeチャンネルを見て、そしていつかまたライブができると信じることだ。

今度こそ単独ライブに絶対行くぞ!と宣言して、今日はおわり。

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