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森会長とマスコミ報道に感じる違和感

おはようございます。

今日は、最近さまざまな場所で騒がれている「森会長の女性差別発言」に関連したお話をしたいと思います。

1.事の経緯

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021020400006.html?iref=pc_ss_date_article
より一部引用

「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」(TOCOG)の森喜朗会長の「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」などの発言が、国内外で波紋を広げています。
4日の記者会見で森会長は発言を謝罪、撤回すると述べましたが、辞任は否定しました。しかし筆者は、開催の可否が国内外から注目される東京五輪、もっと言えば国際社会における日本の評価に直結するという観点から、森会長のこの発言は看過すべきではないと考えます。

このように、現在は「森叩き」が盛んにおこなわれています。

また、マスメディアからの批判だけでなく、政治家やスポーツ選手、芸能界、海外メディア、SNS等の各地で猛烈な批判が行われています。

【3日のJOC臨時評議員会での森会長の女性を巡る発言】これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。

ここで森会長の発言の全文を載せます

【3日のJOC臨時評議員会での森会長の女性を巡る発言】これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。
 女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。

 私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a2148b9c62351b9b54bff6338dbc4d8ac6cd9af8
より引用

2.僕がマスコミに感じる「違和感」①

この話は今回に限った話ではないのですが、「タブロイド思考」に基づいた報道がされている事に「強烈な違和感」を感じます。

*タブロイド思考とは、複雑な物事を簡略化すること

タブロイド思考に基いた報道は、「白か黒か」「悪と正義」といったように
物事を二極化し「分かりやすい対立構造」を生み出してしまいます。

今回の事案で言ったら「森会長(悪)VS女性(正義)」といった分かりやすい対立構造を生み出しています。

僕が思うのは「森会長が100%悪いのか?」という事です。

僕の目には「発言の一部を切り取って、分かりやすい対立構造を生み出して森会長を叩いている」ようにしか見えません。

では改めて発言の全文を読んでみてください。

僕はこの文章から「女性差別」「女性軽視」を感じる取ることがあまりできませんでした。

確かに「この発言はダメだな」と思う部分もあります。

しかし、だからと言って「100%森会長が悪い」とは思いません。

だから「森会長が100%悪いんだ!」「女性を守ろう!」といった安い正義感に浸って森会長を批判している人達に違和感を覚えました。

3.僕が感じる違和感②

僕が感じるもう一つの違和感は「新しい時代の女性観はこうだ!」「こういう思考は時代遅れだ!」といった一つの「ステレオタイプ」に当てはめ、マスコミ側にの思考を押し付けられているように感じる点です。

*ステレオタイプとは「国民に浸透している思い込み」「○○は○○だ」といったような固定概念の事。

確かに時代に合った新しい価値観というのは大切だと思います。

しかし、その価値観を「押し付けている」ようにしか僕には見えないのです。

特に「女性観」に関しては、彼らの価値観から外れた発言をすることすら許されません。

彼らは「多様性の観点から女性の人権保護」などを訴えている訳ですが、
彼らの思考以外は認めないという矛盾が発生しています。

多様性ってなんだっけ?と思わされてしまいます。

4.この二つの違和感から生み出されるもの

・「正義と悪」に二極化された報道
・「ステレオタイプ」に当てはめた思考の押し付け

この二つの違和感からあることが生み出されます。

それは「現代日本の息のしにくさ」です。

何か事案が発生すれば偽りの対立構造が生み出され、悪者とされた人間は徹底的に叩かれる。

「新たな時代の思考はこうだ!」「その考え方は老害だ!」とか言って思考停止した人間が上から与えられた思考に流され、それを周囲に押し付け異端者は徹底的に排除する。

こういったことが今の日本の「息苦しさ」の元凶だと思います。

多様性を認めよう!なんて口先では言うけれど、実際は「自分たちの意見以外認めない」「認められない」そんな社会構造となっているのが今の日本だと思います。

5.最後に

この記事を最後まで読んだ皆さんは、ステレオタイプやタブロイド思考から解放された思考を持って欲しいと思います。

何故ならこのタブロイド思考、ステレオタイプは「思考停止」の一種であり「物事の本質とはかけ離れている」からです。

本質とかけ離れたことばかり話していても、問題は一つも解決されませんし
どんどん上の人間にとって都合のいい思想に洗脳されてしまいます。

そうして洗脳された人間はひたすら搾取され、一生幸せになれません。

ですので、僕含め皆さんは改めて「自分の頭で思考する」大切さを再認識し、「自分の人生」を歩んで行きましょう!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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