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「対話を新しい日常をつくる力に」ー広石コラムVol.38

昨年の今頃は、春から続いたテレワークや、コロナによって変化した色々な事に少しずつ慣れ始めた頃で、これも時間が経って状況が落ち着いてきたらなんだかんだ元に戻る事も多いのかなとか、こんなに色々考えている事もまた違う日常になったら薄れていってしまうのかな。。と考えたりしていましたが、きっとコロナが落ちつく時が来ても世の中に定着しつつあると思われる変化を感じる今日この頃です。そんな変化の多い中で、不安も多いけど皆どう考えているのかな?でもどう聞いたらいいんだろう?とか、踏み込めずに日々が過ぎている方もいるのはないでしょうか。そんな方におススメのコラムです!(事務局新村)
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今回、COVID-19の感染拡大は続いています。私たちの仕事でもリアルな場でのワークショップや場づくりは延期・中止となっており、プロジェクトの多くが延期となり、先が見通せていません。中止となったものもあります。ただ、このような時だからこそ、コミュニケーションの場が大切になっています。それは、ご近所で遠くから声をかけることや離れた人への電話、オンラインの交流など色々な形があるでしょう。

こんな時に私たちにできることを考え、変化し、不確かな状況で「今の状況を分かち合う」「チームのこれからを考える」問いかけカードを無料で提供しています。
https://empublic.jp/teamt2oikake

このような状況でエンパブリック12周年を迎えるにあたって、今年のテーマを考えました。「対話を、新しい日常をつくる力に」

感染症対策だけでなく、気候変動、数多くの社会問題など変化と困難さが広がっています。社会もビジネスも持続可能なものにするには、これまでの常識や普通にこだわることなく、私たちの変容が必要です。

SDGsのキーコンセプト「Transforming Our World」は、持続可能な経済社会システムへのシフトを意味しています。感染症はそれ自体も大きな持続可能性への課題です。同時に、今回、社会が見て見ぬふりしていた様々な問題を浮かび上がらせています。

テレワークやオンライン教育、オンライン診療も既に始まっていましたが、社会全体では少し後回しにしていた。準備ができていた人や組織と、そうでないところで大きく対応が分かれています。同時に、今回、体験したことで、新しい可能性を見出した方も多数いらっしゃるでしょう。
その変化を「新しい日常」で、どう活かすのか、問われています。

子育てと仕事の両立とは? 家族の介護負担とは? ネットカフェ難民への社会包摂は?サプライチェーンのリスク管理とは? 顧客やステークホルダーとの関係は? 産業の収益力とは?ご近所での助け合いとは? 文化・アート、スポーツが本当に必要な理由とは?

これ以外にも多数の問題が、今回浮かび上がっています。
この問題を、喉元過ぎれば・・・とせず、より持続的で、包摂的な「新しい日常」を構築するきっかけにすることも大切でしょう。

そんな時、鍵になるのは、やはり対話です。

私たちは、今回、自分達に何ができるのか?を考えて、「やはり対話を広げることだ」との思いに至りました。それが、「問いかけカード」の無料提供につながっています。

そこで考えたことを、今回の問いかけカードの使い方説明動画で紹介しています。
https://youtu.be/6t_NZJe9C3k
また、今、特に地域福祉において地域づくりでできることを「COVID-19感染拡大下における住民主体」としてまとめたものを公開しました。
https://empublic.jp/community_infection

新しい日常に向かって、みなさんで対話し、協力して、この難局を共に乗り越えていきましょう!みなさん、お体をくれぐれもご自愛ください。
                           代表 広石拓司
                                                                                       (2020年5月1日記)
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エンパブリック社内MTGでもこういったカードを使っての対話を行った時に思ったことは、テーマがあるとビックリするくらいに自分の考えているコトが出てくるし、対話も盛り上がります。テーマって大事!と思ったのを思い出します。そして、このコラムを読みながら、また社内MTGで他のテーマのカードをやってみたいなと思った今です。(新村)

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