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一年に一度「私の思いを遠慮なく出す機会」-empublic Studioはなぜ望年会をやるのか?

みなさんこんにちは。エンパブリックの瀬沼です。
年末も近づいてきましたが、皆さんは今年忘年会には参加しましたか?
エンパブリックでは、2022年12月17日(土)にempublic Studioの望年会を開催しました。
当日は、16時から24時まで8つのコンテンツを実施し、延べ80名以上の方にご参加いただきました。

empublic Studioの望年会とは?

empublic Studioの望年会は、毎年8時間以上プログラムを開催しています。「なぜこんなに長時間開催しているんですか?」と聞かれることもありますが、望年会は「自分の思いを遠慮なく出す機会」だと思っています。
普段から、studioメンバーの皆さんがいまもやもやしていることや困っていること、対話したいテーマ、問題意識などをもとにコンテンツを企画していますが、望年会はいつにも増して「自分の思いを今年中に場に出したい!」という熱量が高い場になっています。
望年会という場の性質がそうさせるのか、一年を振り返ると「まだ話していないことがあった!」と気づくのか、いろいろな要素があると思いますが一年に一度、自分たちの熱量を高める祭りのような役割を担っています。

今回は主なプログラムと、どんなことが話されたのか、ご紹介したいとおもいます。

「値段」って何だろう?~ empublic Studioワールドカフェ出張版(16:30~18:00)

エンパブリックスタジオで毎月開催している「Studio ワールドカフェ」の出張版ということで、「値段」ってなんだろう?をテーマに対話しました。
講座を企画している人も多い中、「自分が主催するときの講座の値段」と「自分が講師として呼ばれたときの講座の値段」。そしてそのギャップをどうやって埋める?などのテーマが話されました。

当日のワールドカフェで話したJambordから一部抜粋

studioで「もっといろいろなワークショップの型を体験してもらいたいね」ということで始めたワールドカフェ。普段はstudioの皆さんから出てきた話したいテーマで対話していますが、今回はスタッフも話したいし、studioの皆さんとも話したい!というテーマということで「お金」「値段」というテーマに落ち着きました。
個人的にも「値段ってどうやって決めたらいいんだろう…?」と迷うことが多い中、実は「安すぎると逆に信頼感をなくす」エピソードや、「立場によってお金に対する考え方が違う」など、幅広いテーマで対話できたのがとても楽しかったです。まだまだこの問いは深め甲斐があるなと思ったので、年明けにもみなさんと話したいなと思いました(瀬沼)

Find the Question年末特別編~おみくじを作ってみよう!~

10月から始まったempublic Studioラジオ「Find the Question」
みなさんのもやもやをお便りを通して共有することで、自分が日々考えていることを言葉にしてみる機会を増やすことを目的にしています。
とはいっても、自分が普段思っていることを口にするのはなかなか難しいもの。だったら、ということで一緒に番組の一部をつくっていただくべく、「今日のおみくじコーナー」で読み上げるおみくじを皆さんと作成しました。番組の一部を一緒につくってもらうことで主催側に回る楽しさを感じてもらえていたら嬉しいです。


おみくじを引くことはあっても、作った経験がある人はあまり多くないのではと思い、ラジオの最後に流すおみくじを皆さんで作成しました。おみくじの文章って個性が出るんじゃないかな~と思って開催しましたが、予想をはるかに超えてユーモアのあるおみくじを皆さんからたくさんいただきました♪どんなおみくじになったのか、年明けから披露する予定です^^
今回おみくじをつくってくださった皆さん、ぜひ年明けのラジオも聞いてください(瀬沼)


エンタメから社会問題を学ぶには? ~エンタメをヒントに、社会課題の伝え方、分かち合い方を考えよう

社会問題を伝える時、私たちはつい真面目に話さないと、と思ってしまいがち。しかし、それでは関心を持ってもらえる人は限られてしまいがちです。ただ、私たちは様々なエンタメのコンテンツを通して社会問題に出会ったり、考えさせられたりすることがあります。
エンタメは時事的なトピックスにとても敏感で、「いま」の社会課題を描いていることも多くあります。そして、エンタメを通して、社会や世界の動きを知り、新しい価値観やロールモデルに出会えることもあります。
今回そのロールモデルの一つとして当日紹介されたのが「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(Netflix)」。自閉スペクトラム症を抱えて生きる女性として、法廷で、そして私生活で、さまざまな壁に果敢に挑む物語です。

当日はドラマや映画のエンターテイメント作品だけでなく、年末にうたわれる「第九」を歌う側になる楽しさ、エンタメをつくり、表現する側の楽しさと難しさまで多様な議論が交わされました。

当日は延長戦も開催され、セカイ系の物語の話題から、それはポストモダンの議論と似ていますね。という本当に幅広い議論が交わされたのですが、
広石さん曰く、まだまだ話足りないことがたくさんあったなあ~。。と、まだまだ話したい話題は尽きないようでしたので、きっと更なる延長戦も開催されるはずです。(瀬沼)

ヒュッゲ対話~デンマークにある「余白」を日本の暮らしや仕事に取り入れるには?~

今回初めて皆さんと一緒に「デンマークにある余白を日本の暮らしや仕事に取り入れるには?」というテーマでお話しさせてもらいました。今回はデンマークのフォルケホイスコーレを事例に「人生の余白」について、ヒュッゲという文化を事例に「日常の余白」について紹介させてもらいました。
今回皆さんが話されていたのは大きく3つの点からでした。

  • 余白とはそもそも何か?

  • なぜ余白を取りづらいのか?

  • 余白を作るタイミングっていつなのか?

印象的だったのは、皆さんが余白を取りづらいと思ってらっしゃったことでした。ただそもそも余白ってなんだろうね?という問いから、意外と余白=空白(空いている時間)ではない?余白のある日常って忙しく満足感が高いのでは?という意見も出て、確かにそうかもと思いました。
仕事ではないコミュニティでただ人と繋がり会話を楽しむ、歌を歌う、クリスマスの装飾を作るとか、ただ何でもない時間のように見えて実は私たちの内側にある欲求を満たしていたり、何か意味があったり価値があるということを実感できる機会が少ないのかなと感じています。人生の中で立ち止まらざるを得ない時にただ何でもない時間を過ごして実は意味のあることなんだと気づく。そうやって少しずつ実感していくものなのかもとも思いました。

1時間が終わった後の感想は純粋に「楽しかったなぁ、もっと皆さんと話をしてみたい」と思いました!それは知的好奇心を満たせたり、同じような経験に共感したり、新しい問いが閃いたり、これらが皆さんとお話しをしていて共有できたからかもしれないと思っています。
今回の対話から改めて余白の価値について探究・実践していきたいと思いました。それと日本人と余白の相性についても今度皆さんとお話ししてみたいと思いました。例えば日本には禅、侘び寂び、文学の行間を読む、想像を広げるなど昔から余白を大切にしてきた歴史があります。日本独自の美意識や豊かさに余白を日常に生かすヒントがあるのかもと思っています。(横山)


ワールド(カップ)カフェ 見ていない人とも話したい。ワールドカップを熱烈に応援する人と、まったく関心ない人のギャップは?

世界的なスポーツ大会の一つであるサッカーワールドカップ。
そんなワールドカップを熱烈に応援している人と、まったく見ていない人のギャップってどこから生まれるんだろう?という疑問から始まった今回のワールド(カップ)カフェ。
当日は、ワールドカップを見ていない人に疑問を持つ人がいるのだ。そもそも「なんで見ないのか、という理由はないです」などなど、さらなるギャップを生み出す展開に。でも、そのギャップこそが今回の対話で聴きたかった話でした。
同じ領域で活動していると、つい自分が思っていることや周囲の人たちがやっていることが「当たり前」だと思ってしまうもの。その当たり前を疑い、別の領域の人との接点を見出すために、まずはお互いのギャップを認識する、とても楽しい時間となりました。

会の冒頭で、ワールドカップを参加者の1/3以上が見ていない、1/3以上が少し見た、そんな“理想的な”メンバー構成でスタートしました…。やはり、どこが面白いのか、どこがどれほどスゴイことなのかが分からないとのこと。ごもっともです。やはり結局、もっと日常の中でのスポーツの見せ方、届け方にまだまだ工夫すべき余地があるように強く感じました!(久保田)


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