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健康経営コラムvol.5 いい物づくりは、健康づくりから始まる 未来の投資として考える健康経営

※本記事は2分で読むことができます。

「健康経営優良法人」企業の取り組みインタビュー
株式会社片桐紙器 様

■ 取材企業 ■

・企業名:株式会社片桐紙器
・業種:製造・メーカー
・所在地:北海道
・認定部門:健康経営優良法人 中小規模法人 ブライト500(2021年度)
・会社HP: http://katagiri-shiki.co.jp/



自分の体の健康を維持できれば、生産性もあがるという意識づけ


2019年に健康経営優良法人の認定を受け、21年には上位企業だけが冠することのできるブライト500に昇格した。

取引先や求職者から『従業員が健康に働ける職場』として注目を集める一方で、
行政などから支援があったり、なにか優遇措置があるわけでもない。
それでも健康経営に関わる取り組みを続けるのは、なぜなのだろう。

「我々は製造業なので、いい環境で仕事をすれば、それだけいい製品も生まれる。
健康的な職場づくりは、コストではなく投資だと考えています」と語るのは浅井傑社長。

健康経営優良法人を知ってから、これまで以上にこの部分に力を入れてきた。
もともと受診率100%だった定期健診に加えて、従業員が受けやすいようにと業務時間内で再健診やカウンセリングを実施。
健診結果の優良者の表彰もすっかり習慣になり、従業員ひとりひとりの意識も高まっている。職場の至る所に空気清浄機も設置。
100万円を超えるコストがかかったが、「会社が本気で取り組んでいるという証明にもなります」と、
会社としての“投資”は従業員への意識づけにもつながった。

“社長兼プロジェクトリーダー”である強み
3年後も名前が残る会社であるために

認定を維持し続けるだけでなく、2年後にはブライト500を取得。

同社の強みは、社長自らが先陣を切ってプロジェクトを進めているところだ。
もともと健康経営への働きかけをスタートしたのも、浅井社長だった。
「3年前には健康経営優良法人として名前が載っていた会社が、今はなくなってしまったというケースも目にします。
なかなか目に見えるメリットは少ないですが、健康を維持すれば、生産性も上がるとスタッフも理解してくれている。
積極的に投資したい部分です」と語る。

設備面だけでなく、日々の細かな気配りや、従業員とのコミュニケーションにもコストや時間を費やしている。

例えば、毎日の体調管理。
チームリーダーがスタッフを気遣って業務を調整できるよう、『健康チェックカード』を使ってその日の体調を記入してもらっている。

ほかにも、繁忙期に向けて社員の士気を高めるために、全社員で行う『焼き肉パーティ』は恒例行事。
近所にある旭山動物園周辺のゴミ拾い活動も、社内外でのつながりを強化する大切なイベントだ。

 今後はこれらに加えて、浅井社長が自らアイディアを出した『大人ハイキング』や、社内での部活動の支援も行う予定。
「心も体も健康でいてもらえるよう、支援を強化していきたいです」と、次の計画を楽しそうに話す浅井社長。

そんな社長の笑顔が、元気な職場づくりに取り組みやすい環境を生み出している。

※取材、文:株式会社empheal(エンフィール)
取材日:2021年4月27日


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