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辛いと思ってもいいんだよ。自分より辛い人がいるとかいないとか、そんなの関係ないから。


辛い時に、誰かがこう言ってくれることがある。

「あなたより、もっと苦しんでいる人がいる」

元気づけようとしてくれて言う言葉だ。

なのに、ふっと、この気持ちをわかってもらえないんだなと思ってしまう。

または、自分自身がこう語りかけてくることもある。

「私なんかより、苦しんでいる人も孤独な人もいる。私はましなほうなんだ」

苦しみも、幸せも、その人だけのもので、その人だけの物差しでしかはかれないものなのに、どうして人は他の誰かと比べようとしてしまうのだろう。

そして、どうして心の中の苦しみを否定してしまうんだろう。

あなたの苦しみもあなたの辛さもあなただけのもので誰かと比較しなくていい。

あなたは辛いと感じていい。

苦しいと感じていい。

家族のいる家が、必ずしも安らげる場所じゃなくてもいい。

自分の心の中に、落ち着けるあたたかな場所をつくろう。

勇気を出して、自分の苦しみを誰かに話してみよう。

一人目の人が、寄り添ってくれなくても、二人目がいる。

三人目がいる。

そして信頼できる友達に出会おう。

苦しみを感じていい。

辛さを感じていい。

家族のいる家が、必ずしも安らげる場所じゃなくてもいい。

あなたの安らげる場所を、あなたの中と外に見つけていこう。


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