血縁も、お友達も、ご縁とともに
昭和一桁世代の自分の親には、結構兄弟があって伯父や伯母(叔父、叔母)がたくさんいてましたし、当然従妹の数もそれなりにありました。
でも、そんな僕たちの世代はといえば二人兄弟がかなり主流を占めはじめ、そこに長男長女の恋愛から結婚となれば、
それぞれの「家」は…どうする、「お墓」はどうする・・・って、
もう40年以上前からわかっていたこと。
まして、僕の世代の男性の生涯未婚率は20%超
そんな彼らが現役で仕事バリバリしながらも、
結婚したいと、相手探し、紹介の要望を告げてくる。
そこで友人に、
「君が相手に望むことは?」 って尋ねると・・・
「家庭的、やさしさ」などのワードを並べてくる始末
均等法世代の女性にそんなことを事前に伝えたら、
「 そのお方、お母さんを探してるん!!・・・? 」って切り返されることもたびたび。
その上、
友人たちが求める女性が、自分たちより年下で初婚ときたら
もはや、
とんでもなくお金持って、いけてるちょい悪オヤジでもない限り
誰が、と・・・彼らに返しながら、ついでに
「 いろんなところが薄くなりながら、いろんなところに厚みを増してる
中年オヤジに恋心なんて・・・抱いてくれるはずはないわ 」
と断言!!
恋愛市場が自由競争市場であることなど、この資本主義経済を生き抜いてきた君たちにはわかってるはずだと思っていたけど・・・・
これが、けっこう分かっていない・・・・
その一方で、女友達の中には
終身雇用下、専業主婦典型的モデルの一人として、生きてきたはずの彼女たちの中にも、育児と家族の介護を担う一方で仕事と自分の趣味に時間を傾けるパートナーの男性との間に秋風が吹いてきたり、パートナーからのモラハラ受けたりして、別居状態もちらほら・・・
均等法世代の代表は、
「 私よ・・・ !! 」 と言わんばかりに生きてきた別の女友達は、
経済的にはねえ・・・何とかやっていけるけど、こまま年取って,
「 おひとり様の・・・って 」考えると、どこか寂しくもありながら、それは決して
〇〇の遠吠え なんかではないけど
ただ、時間と空間の過ごし方の転換への思いも。
高齢者向けのグループホーム、まったく見ず知らずの高齢者が一つ屋根の下に暮らすあれ、
それなら、コーポラティブハウスのような、共有スペースをもちつつ適度な距離感、寄りたいときには共有で、距離置きたいときには各々の部屋で、
一つ屋根の下にこだわることなく、お近くのアパルトマンで時々連絡を取りながらとか、など
適度な距離を持ちながらもお互いに見守りあえるような関係性を構築はできやしないかな・・・
女性と男性、同性同士、親子、友人 様々な関係性の中で、疑似家族的つながりを持ちながら、齢を重ねいてくような時間の流れ。
住宅販売の中にもそうしたものがわずかにみられはするが、
やっぱり、若い恋人や30代前後の家族向け住宅や賃貸のCMがそのほとんどを占める。
日本の住宅の7~8軒に1軒は空き家となってるのに、
まだ新築立てて販売して、その値上がりを待つようなビジネスモデルも
もうそろそろ、と思うけど、まだなんかな・・・
今まで当たり前であったと思っていた(思わされていた)家族幻想から、解き放たれ、新たな人間関係のなかで、生きていけるコミュニティづくりを
行政ベース、住宅販売ベースでも打ち出すなら面白いと思ったり。
かくいう僕も、家族はありながら、非婚の家族や友人との距離を今後どんな風に取りながら生きていくか・・・ 試されてるな。
常日頃から、「 ご縁の中で生かされてる 」
このことへの謙虚な気持ちだけは忘れたくない。
親子でもカップルでも友人でも、いろんな相性がある中で、これからを固定的にとらわれずに、生きてみようかな・・
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