2024/8/4

相変わらずの胸の錘と意欲の喪失状態は変わらないが、先の展望が見えるようになった分少しだけ気持ちが軽くなったような気もする。来年専門学校に行くとしたらバイトはどこでしよう、無事資格を取れたらどうしようか、就職しようか大学院に行こうか、一度働いてみて違うと思ったら大学院行って別のことをやればいいか。そんなことを考えていたら脳が過活動に入ったのか寝つきが悪くなった(その後十時間も寝た)。

例の「ADHD精神年齢5〜10年遅れてる説」でいえば私は恐らくまだモラトリアムの中で「自分探し」をしているはずの時期である。今や社会全体において二十代というのはそういう時期だとされるようになりつつあるが、私にもようやくその時が訪れたようである。言ってみれば、今年26になる私は今やっと二十代に足を踏み入れたのだ。最近になって「夢を追う若者」とかそれこそ「自分探しを続ける人」の心情がわかってきたようにも思う。

ハナから富も名声も得られないとわかっているアンダーグラウンドな音楽をやっていたし、「批評」にしても別にそれで名を上げたいと思っていたわけではないから所謂「ワナビ」の気持ちが私にはいまいちピンと来なかったが、別にそれでいいじゃないかと思うようにもなった。そういう人たちを冷笑する気もなくなった。自分が今まさにそうなのだから。これも鬱と金欠を経て初めて得られた怪我の功名であろう。近代において、人はなんでも自分の好きなことを見つけてそれを社会的=経済的に自分なりに大成させられる道を歩もうとする「権利」がある。それを思う存分享受しようではないか。そう思えるようになった。それを可能ならしめた実家の経済状況にも感謝せねばなるまい。

もちろんバンドは続ける。生きている限り続けるかもしれない。私は既にハードコアに取り憑かれそれなしでは生きられなくなってしまった悲しい人間だ。できる限り、やれる限り、気力と体力が保つ限り、行けるところまで行く。やれることの最善を尽くす。そう思う。agak、xonto、そして元Tetola93の高鳥さんも言っていた、「こんなこと本当はやる必要ないことなんだよ」しかし「バンドがなかったら生きていけないんだよ」と。恐らくは私も同類だ。やれる限りやれることをやりたい。まだまだやりたいことがたくさんある。激情ハードコア=screamoを前人未踏の領域にまで踏み込んで推し進めたい気持ちがある。それがある限り私はバンドをやめない。先のことはわからない、それでもやるしかないのである。

ところで、昨日途中で視聴をやめた「ギークス〜警察署の変人たち〜」を最新話まで観た。今は五話だが、なかなか悪くないかもしれない。松岡茉優はやはりいい俳優だなあと思う。昨日も書いたように私は女性の俳優やモデル、アイドルの類に基本的に関心がない。だが松岡茉優と日向坂46は別である。日向坂46は私が京都留学中にオードリーとの番組「日向坂で会いましょう」そしてひらがなけやき時代の「ひらがな推し」を観ていてファンになったのだが、メンバー個々のバラエティの能力が高いしオードリーとの絡みも面白い(ひとえにオードリーの有能さによるものでもあろう)。楽曲も聴いてみると音がかなり独特だと思う。ミックス、マスタリングの方向性の問題なのか、一聴して「これは日向坂だな」とわかる個性がある。最近もよく日向坂関連の動画を観たりしているが、なんとなく安心感がある。アイドルに興味がない私が言うのだから、読者諸氏も一度騙されたと思って日向坂関連コンテンツに触れてみてほしい。アイドルもまたメンタルヘルスの問題を抱えやすいと言われるが(実際「体調不良」の名目で活動休止するメンバーの多くはメンタルヘルスの不調ではないか)、日向坂ほどの規模感と社会的影響力のあるグループにおいて一体どれだけのプレッシャーや不安を抱えて活動しているか、私には想像もつかない。嫌なファンやストーカーもたくさんいることだろう。ミーグリ(握手会の後継のようなものだ)に行こうとまでは思わないが、彼女たちにはこれからも頑張ってもらいたい。

どうでもいいことだが、最近一日一食しか食べられない日が多くなっている。腹は減るには減るのだが、食欲というか食べようという意欲が湧かないのだ。おかげで順調に痩せてきてはいるが、なんとか二食食べられるように努めたい。胃が小さくなった気もするので、量は減らしていくだろうけれども。今日は夜に豚キムチを作って食べた。以上。

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