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【旅日記】弾丸・接待・旅行【埼玉】

今回は日本旅行のパッケージツアーを利用して埼玉に旅したときの事を書いていきたいと思います。埼玉と言いながら前半は東京都ですが・・・

いつものことではありますが、1日半という限られた時間の中での弾丸観光です。この旅は友人H君との2人旅ですので、自分も楽しみつつ彼への接待が半分目的に入っております。

1日目(そっくり館キサラ・10sion)

お互いにサービス業に従事しているので午前中は仕事をこなし、出発はお昼過ぎの14時前になります。
岡山駅に集合してのぞみで東京へ、学生の頃彼と一緒に京都へバスで行った時はしりとりや古今東西ゲームを楽しみながら移動したのですが、さすがに今回は2人とも疲れているのでしょう、一通りの会話を済ませると彼はあっさりと眠りにつきます。

東京まで新幹線を利用していくのは久々ですが、やはり名古屋を越えてから新横浜までの静岡ゾーンは飛行機に慣れていると長く感じるものです。
しかし、電車ならではの窓からの風景であるとか臨場感もありますので、たまにはいいものですね。

東京へと到着すると地下鉄に乗り換えて新宿三丁目を目指します。H君は旅慣れしていないので、3時間半の移動と日本の首都の混雑具合にすっかりとパンチを喰らってお疲れ気味、他人と旅行に行くときは自分のペースに巻き込みすぎないのも重要なポイントになってきます。

新宿三丁目駅で下車して向かうのは“そっくり館キサラ”といういわゆるものまね芸が観られる劇場です。こちらではただショーを観るだけではなくビュッフェスタイルではありますが、食事もしっかりとることができます。

盛り付け汚くて申し訳ない

お酒を飲む方も飲み放題となっており、ショーと合わせて6000円というのはコスパかなりいいのではないかと感じます。
18時より入店、19時半までは食事タイムなのですが、さすがはお笑いの聖地なだけあります、店長さんがマイクを持ち観客を常に楽しませあっという間に1時間半は過ぎていきます。料理は種類も多く味も美味でとても満足度が高かったです。

そしていよいよショーが始まると会場は大盛り上がり、さすが東京だけあって普段TVで活躍している芸人さんがどんどん登場してきます。芸のクオリティも高くものまね好きのH君も大満足でショーは終演、楽しい時間というのはすぐに過ぎていくものですね。

キサラを後にし、続いては渋谷へと向かいます。渋谷に来たのは“10sion”というギャルカフェに行くためです。ものまねに引き続きギャル好きなH君への接待となります。(笑)私は社会勉強としてご同行させていただきます。

ビルの下と店の扉の前で、行く行かないの押し問答を数回繰り返した後、心が折れかけているH君の背中を押す感じで入店、そうです我々は夜の街での遊びというのは全く慣れていないのです。

中に入るとそれはもう異世界に来たかのようなノリとテンション、頑張って入店した私でしたが、一瞬にして場の空気に飲まれてたじたじになります。一方H君は時間とともにだんだん慣れてきたのかどっしりと構えて楽しんでおります。想像以上に驚いたのは飲むペースです(キャストも含む)

チェケラ

とはいえそれなりに楽しむことができたのでよしとします。そして会計を迎えると金額にも少々驚愕、キャバクラやクラブなどには行ったことがないのでこれが夜遊びの相場なのでしょう、なんとも貴重な経験を得ることができました。

すっかり夜も更けてきたのでホテルへと移動、本日の宿泊は浦和ワシントンホテル、渋谷から浦和駅はなんと1本で行けて所要時間も30分程度です。埼玉侮れません、とても立地が良いようです。疲れとお酒でグダグダになりながらホテルへ到着、すぐに眠りにつきます。


2日目(盆栽美術館・鉄道博物館・イオンレイクタウン)

朝ホテルをチェックアウト、今日は埼玉観光、私の行きたい所をチョイチョイとテンポよく回っていきます。
まずは浦和駅から電車に乗り土呂駅へ、徒歩数分で”大宮盆栽美術館”へと到着です。展示されているものも建物も、どちらもとても渋くわびさびを肌に感じることができます。

間近で盆栽を見るのは初めてですが、たくさんの種類やわざと枯らして作品とする技法があるという事は、新しい発見でとても興味深いものです。観覧料も非常にリーズナブルですし、お勧めスポットです。

渋い!

昨日のイケイケなテンションから和の心を取り戻した我々は、電車と徒歩で“埼玉鉄道博物館”を目指します。こちらは入場券がコンビニでの取り扱いとなるため注意が必要です。

目的地に着くと地元の幼稚園や小学校の子供たちが遠足できています。パッと見渡す感じ3組くらい来ているような雰囲気ですので、近辺の子供たちにとっては定番のスポットなのかもしれません。
鉄道博物館系は今まで、京都・名古屋・山梨と巡ってきましたが、個人的には埼玉が最も素敵で豪華な気がします。私が1番興奮したのは400系新幹線が展示されていることです。銀色のボディに緑のライン・・・子供の頃あこがれた車両でした。

かっこいい!

しかし、山形新幹線に使用されていたため、幼い私にはそんな遠くまで行って乗ることはできませんでした。なのでこの場で出会えたことはなんとも言葉には言い表すことのできない感動的瞬間です。
その後広い場内をさらりと見終えると路線図のクリアファイルを自分へのお土産に購入し、次の目的地へ電車で向かいます。

埼玉最後の観光スポットは“イオンレイクタウン”です。こちらは日本最大のイオンモールで、kaze・mori・outlet、3つの建物で構成されています。大きなショッピングモールが3棟あるという風に想像していただけるといいかもしれません。
別に私、買い物が好きなわけでも、物欲がたくさんあるわけでもございません。ただ単に日本一という肩書に踊らされて来てみたミーハーな男でございます。
越谷レイクタウン駅で下車すると目前にmoriの入り口が現れます。

入口こそそこまで大きくないものの一歩中に入ると、永遠に続くかのような廊下、窓から遠くに見えるkazeの建物、羽田空港以来の動く歩道等々、その大きさを実感します。私は事前に買いたいものを決めて来ていたので効率よく動いて程よい時間で買い物を済ませましたが、ウインドウショッピングを楽しみたいという人は1日中遊べる施設になっていると思います。

買い物の聖地でしょうか?

しかし、昼食に寿司を食べ、フードコートでクレープを食べながらふと思います。日本一の大きさとはいえ内容はやはり良くも悪くもイオンであり旅特有の地域性というのはあまり感じられません、岡山にないお店もありますがオンラインショップでどこにいても買えてしまう便利な時代です。安心感はありますが、利便性が高すぎるというのも少し面白みに欠けることもあるのかなとおじさんはふと思いを巡らせるのです。

そんな時、東京に戻ってプラプラしてみようというH君の提案にのっかり、少し早めにイオンを後にして新幹線に乗るまでの時間が許す限り、東京の街を闊歩することにします。

我々が選んだ街は“銀座”上品な雰囲気が漂っています。
昨日の渋谷のやんちゃな感じからは一変です。岡山の田舎者2人が日本を代表するセレブの街に紛れて彷徨いながら見学します。H君は岡山の某デパートにて働いているのですが、その価格設定の違いなどにカルチャーショックを受けています。

その後東京駅の地下街のカフェや丸の内のデパートなどで時間を潰し新幹線の時間が来るのを待ちます。この頃にはもう2人ともヘトヘトです(笑)今回は旅行会社の時間指定切符を購入したため指定列車にしか乗れないので、安価な分そこは自由度が効かない部分でちょっとしたデメリットと言えますね。
 
帰りの新幹線H君は寝っぱなし、私の弾丸ツアーに付き合っていただいて本当に感謝です。
彼の口から「疲れるけどたまには旅も良いね」「また誘ってくれてもいいけど数年後でお願いします」と言われたときは安心と同時に少し嬉しい気持ちになりました。
そんなこんなで家に到着したのは23時頃、明日はすぐそこまで来ています。早く布団に入ってゆっくり眠りましょう。

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