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バリ・ロンボク島の文化が教えてくれた、大切なものを失くしたときの立ち直り方①

前回、旅人時代の経験から
学んだことを書きました。

この"人間万事塞翁が馬"の
考え方と似てるのですが、

バリに行ったときの経験から

大切なものを失くしたときの
立ち直り方

を学んだエピソードも
思い出しました!!

奮発して自分に買ったお土産


ニュージーランドにワーホリ中、
私の苦手な季節、冬がやってきました。

冬の時期は仕事も減るので
バリやフィジーなど物価が安く、
暖かい国でバカンスを過ごせば
一石二鳥だ!という素晴らしい
プランを思いつきました。

大きなバックパックを背中に
サブバックをお腹に背負って移動。

身長153cmの小柄な私には
けっこう大変でした。

東南アジアは物価も安いし、
珍しくて可愛い雑貨や服が
たくさんあって、誘惑いっぱい。

家族や友人用にも
ついつい買い占めたくなるのですが
荷物をそんなに持ち歩けないので、

せめて自分へのお土産はなるべく
控えるようにしていました。。。

でも、バリの現地ガイドさんが
連れて行ってくれたシルバー
アクセサリーのお店で
とても可愛いピアスに
出逢ってしまったのです!

ピアスなら小さくて軽いし
旅中のオシャレにも
一役買ってくれるから
荷物にならない!!!

せっかく珍しく
自分にお土産を
買うのだから
ちょっとだけ
奮発しよう!!!

(奮発したって、
 日本で買うより
 半額以上安いし!)

というわけで
「ガムランボール」という
バリの伝統楽器の鈴のような
ものが付いたピアスを
自分用にお買い上げ…♬

さっそく耳に付けると、
動くたびに小さく
シャラシャラと
鈴が音が鳴る、、、

バリらしいお土産が
買えてとても気に入った。

買ったばかりだったのに…!消えたピアス

その数日後、、、
私はバリの隣にある
ロンボク島の
ギリ・アイルいう
小さな離島に移り

日本から来る友達Kちゃんと
合流することになっていた。

ギリ・アイルは
海の透明度で有名で、
浅瀬でもカラフルな
熱帯魚が泳ぎ、
海水も暖かい。

そんなビーチで
シュノーケルをしない
理由が見つからなかったので

シュノーケルマスクを
レンタルし、先に泳ぎながら
友達が到着するのを待っていた。

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Kちゃんと無事に合流し、
ベタだけど砂風呂で
動けなくなるやつもやって

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十分に満喫したあと、
ディナーへ。

バリの伝統料理の
ナシゴレンを頼んで
ほっと一息。。。

画像3

したのも、つかの間だった。

「そうえいば!!昨日、
 珍しく自分のために
 お土産に買ったんだけど…」

と買ったばかりのお気に入り
ピアスを友達に見せようと、
話を切り出した瞬間、

あれ、、、、?

そういえば、、、

動く度にかすかに
聞こえるはずの
ガムランボールの鈴の音、

ここ数時間、ずっと
聞いてないような…

嫌な予感を感じながら、

右手を右耳に
そーっと伸ばした。

はっ、、、、、!!!!!

左手も、左耳を掴む。

ない、、、、!!

ない!!!!!!!

ないーーー!!!!!!!!

オー!マイ、ピアス!!!

ピアスがーーーーーーーーーー

ないーーーーーーー!!!!!

「天空の城ラピュタ」
に出てくるムスカが
目をやられて

「目がー!目がー!」
と悶えるように

耳を押さえながら
「ピアスがっ!ピアスがー!」
と急に叫びだした私に、

「最後に見たのはいつ?」

と冷静な問いを
投げかけてくれる友人。

えーーと、
えーーーと・・・

今朝、宿を出るとき
鏡をチェックしたときは
確かにつけていた。

そうだ!と、
今日撮った写メを
見返して確認してみた。

……

……

うーーーーん・・・
してるような、
してないような・・・?

こんな時に限って、
写真に映ってる耳元は
髪の毛がかかっていて、
よく見えない、、、。涙

でも、シュノーケルをつけるときに、
ピアスは邪魔になるから、
絶対に外しているはず。。。

ということは、
おそらく宿からビーチまでの間で
外れて落っこちてしまったか、

海に入る直前に外して、
他の荷物と一緒に無造作に
置いてしまったか。。。

とにかく、
注文したナシゴレンを急いで
口の中にかきこみ、
ビーチに急いで引き返した。

陽が落ちて、薄暗くなった
砂浜には、潮が満ち始めていた。

私の心にも不安な気持ちが
波のように打ち寄せる、、、

荷物を置いた場所を
見つけ、あたりを探す。

砂に埋もれてるかもしれないと
ここ掘れワンワン!したけれど、

ない、、、、、!!(涙)

考えられる全ての場所を
辿って探してみたけれど、
やっぱり出てこなかった。

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「残念だったね、、、

 よりによって
 買ったばかりの、
 珍しく自分に奮発して
 買ったお土産だったとは…」

Kちゃんが、慰めてくれる。

うなだれる私の両耳には
失われたガムランボール
シルバーピアスの代わりに

後悔と喪失感の塊が
ぶらさがっていた。

その翌日、Kちゃんは
バリ島に行くとのことで
一旦、別行動に。

私はロンボク島の
本島に移動して
もう一泊してから
バリへ戻る予定だった。

このときはまだ
このあと前代未聞の
出来事に遭遇し

失われたピアスの意味を
知ることになるとは
思いもしなかった…

つづく

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