"Black Lives Matter"の日本語訳をきっかけに問題の「本質」を考えてみる①
日本語訳への違和感
"Black Lives Matter"
日本語では「黒人の命も大切」
という風に訳されることが多いようだけど
その、あと付けのような言い方にすら
差別が含まれているような気がして
ずっとモヤモヤしていた。
「どんな命だって、大切だよ…」と。
どうやら私だけではなく、同じように
違和感を感じている人は多いようだ。
検索してみると
「これは誤訳だ!」という人から
「いやいや、すべての命が平等なのが前提で
その上で黒人の命が強調された"も"なのだ」
という意見など、色々な議論が交わされていた。
"All lives matter"(すべての命が大切)
という表現もあるようで、これが私の考えに
一番近いかな?と思いきや、これはなんと
黒人差別問題から目をそらそうとする
白人至上主義の主張に捉えられてしまうんだとか。
そういった背景を知らずに、この言葉を使っていたら、
私の気持ちとは正反対の主張をする立場に
自分の身を置いてしまっていたことになる。
う~~~ん、言葉って難しい・・・・!!!!
これだから、こういう問題は、
本当はブログで書きたくないんだ。。。
でも、そう言ってばかりじゃ
何も始まらないし解決しない。
もう少し、が、がんばるぞ・・・。
はじめに、ことばありき
最初はこの誤訳に違和感を感じた私であったが、
そもそもこの原文(英語)で
「Black」という表現を使うことから
やめてしまえばいいんじゃないか
と、勝手ながらに感じていた。
「はじめに、ことばありき」
という聖書の一番はじめに
出てくる一節があるが、
まさに言葉がこの世界(現実)をつくるならば
黒人差別をなくしたいなら、
「黒人」という言い方を
なくしてしまえばいいのに
という発想だ。
もちろんそんなことは
簡単なことではない
とわかっている。
だけど以前、美輪明宏さんの言葉で
印象的で妙に納得したセリフがある。
「戦争」って言葉をなくせばいいんですよ。 「大量殺人」でいいんです。
「第一次大量殺人」とか 「第二次大量殺人」とすればいいんです。
兵隊や兵士という言葉も美化してるから 「殺し屋」でけっこう。
というものだった。
なるほどな、と思った。
戦争という言葉で
大量殺人をうやむやにするから
戦争がなくならないのだと。
言葉が概念や事象をつくる。
「それ」に言葉がついている限り、
「それ」はこの世界に存在する。
これと同じで、差別をなくしたいなら
まずは自分たちが差別を際立たせるような
言葉を使わないようにしたいと思ったのだ。
黒人とひとくくりにするのれはなく、
「アフリカ系アメリカ人の●●さん」
「アフリカ系フランス人の●●さん」
と呼ぶのだ。
じゃあなんて言う?なんて訳す?
話がそれたけれど、じゃあ、
私だったらどんな風にこの問題に
ハッシュタグと日本語訳をつけるかな・・・
と自分なりに考えてみた。
"Skin color doesn't matter."
(肌の色は関係ない)
今のところ、私的にはこれがしっくりきている。
そう思って、先日、上の内容を
facebookに投稿したら友人からのコメントで
さらにこのBLM問題について考えさせられる
コメントをいただいた。
つづきは次回に書きます!
ぜひフォローして、この問題について
一緒に考えていければと思います。
あなたの考え、考えが深まる記事のシェアなど
コメントもお待ちしています!
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