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バリ・ロンボク島の文化が教えてくれた、大切なものを失くしたときの立ち直り方④

前回の続き。

バリ・ロンボク島での
エピソードシリーズ、
今回で最終回です。



ピアスが神隠しになったワケ

ロンボク島からバリに飛ぶ飛行機に乗り
デンパサール空港に着くと、空港では
友人のKちゃんと現地ガイドのスーさんが
迎えに来てくれた。

本当に大変だったね!!
よく生きて帰ってきたね!!!!

と、無事を喜び合った。
二人に再会して、やっとほっとした。

一足先にバリに戻ったはずのKちゃんは
なんと地震があったとき
ロンボク島からバリ島に戻る
船に乗っている最中だったため、

停まった船の中で缶詰状態のまま
海の上で10時間以上過ごしたのだとか。。。

早朝に出発したのに、
バリについたときには
日付を超えてたみたい。

バリもだいぶ揺れたみたいだけど、
大きな被害はなかったようだ。

今日はKちゃんのバリ滞在最終日なので
スーさんおすすめのバリマッサージ店に
連れて行ってもらって、旅の疲れを
癒すことに。

車での移動中、
泊まるはずだった宿が半壊した話や、
スーさんに連れて行ってもらった
シルバーピアスのお店で買った
ピアスをビーチで失くしたという話をした。

「え!あのピアス?! 
買ったばかりなのに、
もうなくしちゃったの?!
うわー!嘘でしょ?!」

と、あまりにストレートな反応に
私のハートにグサグサと矢が刺さる。

「まぁでも、パスポートとかお財布とか
なくさなくて、よかったじゃない!
潰れちゃった宿のバックパックも、
無事に取り戻せたんだし」

そして最後にポツリと、

 「何より、命が助かったんだから、
  本当にラッキーだよ。

 エミーちゃんのピアスはきっと
 バリの神様の"生贄"になったんだね」

と言った。

バリには神様にお供えをする習慣がある。
毎日、欠かさず。
特別な日だけでない。
毎日だ。

特別な日はさらに壮大な祭りになり
村中で大騒ぎ!

先に自分の大事なものを生贄として
神様に差し出すことで、より大きな災いから
身を守ってもらうための儀式なんだと教えてくれた。

「なるほどー、日本でいう
 厄落としみたいなもんかー。
 大事なピアスが神隠しになるのも、
 ありえそうな話だねぇ」

と、Kちゃんと一緒に、妙に納得。

どんな納得の仕方だwって感じだけど、
友達の励ましと、バリ人ガイドさんの
陽気な話しぶりに助けられ、
だいぶピアスを失った
私の心は前向きになれた。

あの大地震の中、
奇跡の連続によって
失わずに済んだこの命は

どんなに高価な宝石と比べても
比べ物にならないほどだ。

まとめ

私はよく失くしモノや
落とし物をするうっかり者だけど
バリ・ロンボク島の経験から、
引きずりすぎず立ち直る方法を学んだ。

大切なものを失って落ち込んだときは
こんなふうに考えて立ち直ろう!

・大きな災難(もっと不幸なこと)から
 神様に守ってもらうために生贄として
 差し出した(厄落とし)できた

・「命」に比べれば、「モノ」は大したことない。
それがたとえ形見とか結婚指輪など重要な意味を
持つものだとしても、命に勝るものはない。

何がなくとも、命さえあれば、丸儲け。

P/S 今思うと、なぜ海外旅行保険に
入っておかなかったんだろうと思う。
(たぶんケチってしまったんだと思うけど)

失くしたものは戻ってこなくても、
損害補償でお金はいくらか戻ってくる
ケースもあるし、

今回のロンボク地震ように、大きな災害に
見舞われる可能性もある。海外だと病院や
運搬費など高額を請求されることもあるので、
どんなに短い期間の旅行でも余裕をかまさず、
しっかり海外保険は入っておこう! 

という教訓もここに記しておきます。。。

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