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マルケサスの旅・本命の目的地・島内観光・2

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ここに来るまでは、「石を探したい。」という思いでいっぱいだったのですが、しばらく海岸を歩きまわっているうちに、その想いはこの場所から受け取ったエネルギーで消滅してしまったようです。

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海岸を歩いてるときに打ち上げられてたペットボトル。貝の居住空間になっていました。別な世界を見た感じ。場所のエネルギーが不思議なのです。この謎は聞くチャンスがなく最後まで謎のままでしたが、パワフルであることと同時にどこか物悲しさが残されている感じがします。人類が文明を持ち、生活が始まり、ポリネシア独島の儀式のようなことがここでも行われていたのかもしれません。その雰囲気はハワイ島のプナルウ・ブラックサンドビーチにも似ているような気がします。

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海岸の山側にお地蔵のような雰囲気のティキの石像がありました。手を合わせます。この感じ、なんだか日本の熊野っぽいなあと感じました。この後、石の彫刻家・ジーンさんの工房に向かいます。ジーンさんのご家族は代々彫刻家。家族の土地に貴重な石があり、現在もお爺さまから受け継いだ技術でフラワーストーン等から作品を彫り続けています。

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外では他の職人さんが石を削っていました。

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ジーンさんの工房でもフラワーストーンの作品を購入することができます。

ここを出発して次はHOHOIバレの中にあるTOHUA MAUIA(トフア・マウイア)の遺跡に向かいます。トフア・マウイアは部族間の儀式、祝祭、集会などが行われていた場所です。実際に使用されていたのは16世紀、18世紀頃と推定されています。この遺跡は、UA POU島で最も大きく、印象的な遺跡です。

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18世紀以降、遺跡はしばらく放置されたままでしたが、19世紀になって、若い人世代から古代の伝統や文化を保護する運動がはじまり、団結、文化団体が設立され、カルチャーイベントがこのUA POU島から始まりました。

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1986年, マルケサスの最初のフェスティバル「MOTUHAKA O TE HENUA ENATA」が開催されて、その後、ポリネシアの儀式と先祖伝来の伝統を永続させるための “Matavaa O Te Fenua Enana ” (マタワア オ テ フェヌア エナナ)(The Marquesas Art & Culture Festival )がスタートし、4年毎にUA POU、NUKU HIVA、HIVA OAで順番に開催されています。

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TOHUA 遺跡(さまざまな部族間の祝祭や集会が行われた遊歩道とプラットフォームで構成された広大なマルキーズのコミュニティ複合施設)
はこのイベントが開催される前年の2006年に復元されました。


各島にフェスティバルの場所があります。そう遠くないうちに全マルケサスが集まるこの貴重なカルチャーイベントを実際に見てみたいと思っています。

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遺跡を出てた後、更に南に向かいます。

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狭い道の前をトラックが走っていました。よく見るとTOYOTAのトラックから足がはみ出ています。聞くところによると、タクシーとのことでした。島の人たちの重要な「足」です。

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更に進んで行くと、椰子の木が沢山ありました。ハワイと同じようにネズミ除けがついています。ココナッツ、大好き。あーこの中を歩きたい。と正直思いました。そう伝えると、危ないと言われました。(確かに危ないですが。)やはりハワイとはココナッツに対する考え方、違います。(^^;

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狭い道をクネクネ降りて、やっと海岸に到着しました。 (続く)












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