大変だけど孤独ではないから子育てを楽しめる。
この夏は遊びに遊んだ。
お盆13連休+3連休が2回+5日間の1人旅行(これは勉強のため)
海、高原、山、川、古い街並み、温泉、都会、実家と
かなりハードに遊んだ。
結果、家族全員で体調崩して現在療養中。
ちなみに娘(1歳5ヶ月)は現在絶賛イヤイヤ期中。
何がしんどいって、外食よね。
旅行中とかほぼ外食なわけで。
この間も旅行先ご当地名物の餃子屋で、大人が使っているお箸に興味を示す娘。
娘用に少し冷ました餃子でも、
持参した図鑑やおもちゃでもなく、
お箸がいいらしい。
お箸単品で渡して、座りながら遊ぶのは良いのだけど、今度は水の入ったコップをくれと言う。
水の入ったコップにお箸を突っ込んでトントンする予定だな。
トントンなら良いのだけど、だんだん激しくなってばっしゃーん、がっちゃーんといくのは目に見えてる。
持参したプラスチックマグの蓋を開けて渡すのでは納得いかないらしく、拒否される。
水の入ったコップ単体でもダメ。
じゃあせめてコップを抑えさせてくれ。
それも気に入らないらしく、その手をコップから離せと主張する。
それはできないと伝えるとそっくり返って絶叫する娘。
子ども用の椅子から立ち上がる。
どんなに座らせようとしても、足を椅子の端に引っ掛けて着席拒否。
そのお店は人気店の為、他にもお客様がいっぱい。
あぁ、大注目…
なんとか靴を履かせて、仕方なく娘を連れて外に出ることにした。
夫と交代で食べることに。
はぁ…出来立てのご当地餃子食べたかった…
一口しか食べてないよー
泣き叫ぶ娘を抱えながら、餃子屋の近くにあった公園に行く。
ここなら思う存分泣いても大丈夫よ、と娘を降ろす。
公園に降ろされた娘はお砂場で遊び始める。
疲れた…食べたかった…恥ずかしかった…この子の夜ご飯どうしよう…
これやっぱりイヤイヤ期だよね…?
大変だ…
暗い気持ちで沈んでいたところ、もうひと組の親子が公園にやってきた。
地元の人かな?お母さんと3〜4歳くらいの女の子。
全くもって誰かと交流する気にはなれなかったのだけど、その女の子がフレンドリーで娘と一緒に遊んでくれた。
その流れでなんとなくその親子と話してると、気分が少し軽くなった。
ってかそうだよね。
興味ない料理の店に連れてこられて、これで遊んで待ってろ、なんてしんどいよね。
いつもは楽しい図鑑やおもちゃも気分が乗らない時だってあるし、他にやりたいこと見つけたのにダメって言われるんだものね。
しばらくして夫からLINEが来る。
娘を連れて店に戻り、餃子を食べ、また公園へ。
ちょっとくらい冷めてても餃子は美味しかった。
そういえば私猫舌だった。
餃子屋さんで泣き叫ぶ娘の対応をするのは大変だった。
でも、孤独じゃなかった。
夫も同じレベル感で大変がってくれていた。
(ただ彼は朝から何も食べてなかったので、お店に残って先に食べてもらってました)
公園であの親子と交流できたことも、なんだか慰められた。
もしかしてこの親子も過去に同じような経験をして、今ここにいるのかなって。
同じような経験をしてなかったとしても、この親子にもきっと日々何かしら大変なことはあるよねって。
これ1人だったらもっと辛かった。
「大変」に「孤独」が加わるとすごく辛い。
でも「大変」に「仲間」が加われば、ちょっとだけ楽しくなる…気がする。
「楽」と「楽しい」は違うらしい。
娘を育てるのは決して楽じゃない。
でもなんやかんや楽しい。
だから世のお父さん!
奥さんが「大変だった」と言った時に求めているのはアドバイスじゃなくて共感なんですよ!
(あまりにも世で言われてるので、耳タコかもしれないけど…)
課題解決してくれるアドバイザーが欲しいのではなくて、「大変だったね」と言ってくれる仲間が欲しいんです。
事の大変さの解決よりも孤独感の解決のが先!!
子育てしてる人を孤独にしちゃいけない。
そう言ってた児童精神科医の佐々木正美先生の講演を思い出した。
頼りない私と一緒に困ってくれる夫には本当に感謝。
そして私もそのうち誰かの孤独感に寄り添える人になれたらいいな。
ありがとう、あの親子。
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