結構役に立つ認知療法の知識⑤:認知のゆがみ すべき思考
物事が当然こうあるべきだと考えていると
その枠からずれたことを許し難く感じます。
自分に対して向けると
過度に自分を責めてしまいがちです。
一方で、他人に向けたときには、
ルールから外れた行動に対して
そんなことはすべきでないのに
そんな事はしてはいけないのになどと
相手の行動に失望したり
裏切られたように感じてしまうかもしれません。
人はそれぞれ
正しさもそれぞれ
右の耳が不自由な方が
右後ろから声をかけられると
聞こえにくいのだけれど、
それを知らずに無視されたと誤解して
腹を立てている人がいて辛い
という話を聞いたことがあります。
挨拶は対人関係を円滑にするには
大切なことなのですが、
いつでも誰でも同じように
できるわけではないかもしれない。
人それぞれ
いろんな事情があるかもしれないと
想像力を働かせることが
“すべき思考”し過ぎないために
必要なことです。