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アスリート学生 or 学生アスリート

一般には競技スポーツをしている大学生は
“学生アスリート”と呼ばれているのですが、
私は“アスリート学生”と思っています。

最初は私も普通に“学生アスリート”を使っていました。
ある時、先輩の相談室カウンセラーに
彼らはまず大学生であって
それに加えて競技スポーツをしているんだから
“アスリート学生”なんじゃないと指摘され
なるほどと思いました。
確かに、大学に学籍がなければ
学生相談室を利用することはないので、
私がお会いするのはアスリート学生さんです。

大したことではないように一見思えますが、
心理的支援を提供する私にとっては
天と地ほど差があります。

「学生相談」という枠組みで援助するので、
競技の結果にこだわる必要がない。
つまり、結果が出なくても辞めさせられたりしない!
もちろん、競技力向上を目的として
来談した場合には
どうしたらパフォーマンスが良くなるのかを
協同で取り組んでいくので
一緒に、喜んだり、残念がったりします。

でも、私にとって
競技の結果が全てではないから
努力するアスリート学生の内面に添い続け
勝ちも負けも含めて受け入れることを
許されるんだなあと
今書きながら
自分の役割を再確認しました。

ただ、めっちゃ頑張り続けてる学生さんを
支援していると
なんとか結果が出るように
できることはないかとか
出てほしい!と
思うことは
もちろんあります。