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なにもないのはマイナスじゃないしね

昨日から記事を書いてみて思ったのは、文章を書くということは本当に楽しいことだなということでした。
それでも「楽しい」というのは「善きこと」とされていると感じますが、同時にプレッシャーにもなることでもありますね。

幼稚園の頃、毎朝家を出る時間になると玄関先で大泣きするのが私の日課でした。
ある日曜日に、遊びに来ていた叔母さんが、居間で機嫌良く遊んでいる私に向かって「どうして毎朝泣くの?どうして幼稚園に行くのがいやなの?」と訊いたそうです。
途端に私は悲哀感を出した表情でもって、
「どうしてかわからないけど、涙が出るの」と答えたそうです。
なんともかわいいことを言いやがりますね、5歳の私。
答えになっていません。
はじめての子育てに奮闘していた若かった両親は、さぞ頭を悩ませていただろうと思います。
でも、私だって頭を悩ませていたわけです。

今になってもなお、このことが頭に浮かぶことがあります。
今ならわかる。
どうしてかわからないけど心が動くということがこの世界にはたくさんありますね。
説明ができない、言い表せない不安や心の揺れに思いのほか、私の生活は影響を受けて振り回されています。
新生活は、光の中からそれを見れば心躍るものかもしれませんが、不安に揺れる心で眺めたとき、それは広大な荒れ地のように思えるかもしれません。
それでも幼稚園に行かねばならないわけです。

喜びは、ときには何も感じない凪の心の状態をそう表すこともありますね。
この世の終わりのような気持ちで、毎日朝が来るのに怯えている方も
おられるでしょうか。
終わりには「End」がないと感じるから苦しいのだなと、去年の春にぴんときました。
今の生活に喜びが欠片もないと感じている方、喜びはプラスの産物です。
なにもないのは少なくともマイナスではありません。
そこからマイナスへいくかもしれないじゃないか、と思われるでしょうか。
私がそう思いましたよ。
続きは次回。
幼稚園へ行かねばならない時間となりました。
読んでくださっているあなたに、心からの感謝を捧げます。
今日もありがとうございました。






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